井上小児科皮フ科

小児科では、鼻水・咳・発熱・下痢・嘔吐などの症状を抱えたお子様の治療に対応しています。当院では、お子様の疾患に対して安易に抗生剤の処方はいたしません。理由としては、風邪などのウイルスには抗生剤が効かないうえ、安易に処方すると、より強い抗生剤を必要とする身体になります。そして大人になるころには、腸内環境が崩れてしまい、抗生剤や薬があまり効かなくなってしまう可能性があるからです。不必要な薬の処方をせず、大人になったときの健康を見据えて治療に取り組みます。また親御様には、お子様の状態をきちんとお伝えして、不安な気持ちが少しでも和らげる手助けができればと思っております。

皮膚科では、湿疹やいぼ、にきびはもちろんアトピー性皮膚炎の治療にも対応しています。皮膚疾患の治療は、多くの場合でステロイド軟膏を処方します。ただし、ウイルス性の発疹症の場合は、ステロイドを使用すると症状が悪化することもあるため、自宅に残っていたステロイド軟膏は使用しないようお気をつけください。そのほか、まれに「ホクロのように見えて、悪性黒色腫という皮膚がんだった」という症例があります。普通のホクロとの違いを判別しにくいうえ、進行の早いがんです。当院では、悪性黒色腫と診断した際には、専門の医療機関をご紹介しています。皮膚で気になる症状がありましたら、早めにご相談ください。

当院では、水虫やとびひなどの皮膚の感染症にも対応しています。水虫は、足の指の間に発生するイメージがありますが、実際は足裏全体・手・頭など全身に繁殖することもある疾患です。水虫はお子様にも感染する可能性があるため、ご家族が発症した場合は、バスマットやスリッパを使いまわさないように注意しなければなりません。とびひについても、お子様同士での感染や、親御様にも感染が広がる危険性があるため、放置せずに治療する必要があります。また、放置することで感染が全身に広がり、お子様が大変辛い状態になります。とびひを発症したら、悪化するまえに治療することをおすすめします。