山本耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科ではへんとうせん、蓄のう症とも呼ばれる副鼻腔炎、鼻咽腔（びいんくう）炎などで来院する患者様も診ております。めまいは、耳以外にも疲れやストレスなどが原因となる可能性もある一方、原因不明の耳鳴りなどが起こり難聴へとつながるメニエール病、脳腫瘍や脳卒中も考えられるので、幅広い視野を持った診療を心掛けております。同じような症状であっても、検査が受けたいのか、薬を処方してほしいのかなど、患者様によって求めるものが異なるため、ていねいに話を伺い、できる限り要望に応えていきます。また、体質の改善が期待できる漢方薬をお出し、寝不足や自律神経の乱れなどをを整えていく場合もあります。

ウイルスや細菌が耳へ入り込み、中耳に炎症が生じる病気を中耳炎（ちゅうじえん）と言います。痛みや発熱などの症状があり、場合によっては膿がたまって滲出（しんしゅつ）性中耳炎になる可能性もあります。点耳薬や抗生物質の処方、経過が良くない場合は鼓膜を切開して膿を取り出すなどがあります。当院では、まず顕微鏡で耳の奥を拡大した映像をお見せしています。治療は長期化する場合があり、患部を確認することで治療を継続するモチベーションにつなげています。また中耳炎はお子様にも見られる病気です。親御様と相談のうえ、初診日は治療をおこなわず雰囲気に慣れてもらうだけとするなど、段階を踏んでお子様が怖がらないようしています。