ドイツ菓子ハイデ

京阪香里園駅を東口側に進み、駅から続いている歩道橋を渡った先にバスのロータリーがあります。バスに乗って「香里ケ丘」で降車すると、目の前に「ドイツ菓子ハイデ」さんがあります。ヨーロッパの歴史的建造物をイメージされて作られた外観は、2階部分に4つの窓枠が設けられ、柔らかな彩光がたっぷり入る仕様になっています。また、アンティーク調の扉の取っ手はバームクーヘンをモチーフに作られており、ヨーロッパの伝統的な雰囲気の中に遊び心が感じられます。中心部に施されたドイツ国旗の三本ラインは、一目でドイツ菓子店だとわかるスタイリッシュな外観となっています。

内装は外観と統一感を出すために、中世ヨーロッパの雰囲気を感じる、重厚で煌びやかなシャンデリアが存在感を放っています。デザイン性の高いモノクロのタイルに、温かみのある調光が相まって、店内全体がクラシカルな雰囲気を醸し出しています。正面にはL字型の大きなショーケースが1つ、左手にはギフトにぴったりな、自慢の焼き菓子の詰め合わせや季節限定のお菓子が並びます。2階は喫茶店になっており、無添加で作られたパンや季節のフルーツをふんだんに使ったパフェ、シェフオリジナルのブランチなどバラエティー豊かなメニューが用意されています。また定期開催されるデザートビュッフェは、すぐに予約が埋まってしまう大好評企画で、店内は多くのお客様で賑わっています。

入口正面にあるショーケースには、こだわりの生菓子が常時20種類程並んでいます。期間限定の商品も5種類程ご用意されているので、シーズンごとに新鮮な気持ちで商品選びを楽しめます。中でも人気なのは「リングケーキ」と総称されるもので、「ゾネンクランツ」「フランクフルタークランツ」「ツッカークランツ」などのリング状になったケーキです。「太陽の冠」という意味のゾネンクランツは、パウダーシュガーをまぶしたパウンドケーキのような商品。フランクフルタークランツは、パウンド生地にバタークリームがサンドされておりコクのある味わいが楽しめます。ツッカークランツは「砂糖の冠」と呼ばれていますが、べたべたとした甘さはなく、スポンジのような軽い生地が特長です。「ハイデといえばリングケーキ！」と言われるほど、お店の代表的なケーキとなっている3品。是非一度お試しください！