【医師監修】急に顔がザラザラに！ザラつきを取るには？かゆいときは？

公開日2021-12-28
更新日2023-03-01

本サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。コンテンツ内で紹介した商品が購入されると売上の一部が還元されることがありますが、コンテンツは自主的な意思で作成しています。

#PR

「顔のザラつきが気になる…」
「つるすべ肌になるにはどうしたらいいの…？」
そんな疑問に、皮膚科の先生が答えてくれました！
ザラザラやかゆみの原因を正しく理解して、適切なケアを心がけましょう。

監修者

よこはま港南台形成クリニック

本間有貴先生

経歴

札幌医科大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
関東労災病院　形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター　形成外科
横浜市立大学附属病院　形成外科
平成30年10月より小田原銀座クリニックに勤務
令和2年6月よりよこはま港南台形成クリニックに勤務

contents

なぜ？急にザラザラし始めた原因は？
1.乾燥しているときは…「保湿ケア」を見直そう
2.ターンオーバーの乱れは…「生活習慣」を見直そう
3.毛穴が詰まっているときは…酵素洗顔を取り入れてみよう
ザラザラ肌さんのためのスキンケア4ステップ
注意！かゆみがあってもかかないで
5〜6日以上治らないときは、皮膚科に相談しよう

なぜ？急にザラザラし始めた原因は？

急に顔がザラザラになったら
1.乾燥している
2.ターンオーバーが乱れている
3.毛穴が詰まっている
といった状態が疑われます。

お肌の状態	ザラザラの正体	原因
乾燥	角質が剥がれている（粉をふいている）	エアコン保湿不足気温の低下紫外線ダメージ間違ったスキンケア加齢など
ターンオーバー	剥がれ落ちるはずの角質が残っている	ストレス紫外線ダメージ食生活の乱れ過度のダイエット肌の乾燥間違ったスキンケア喫煙睡眠不足加齢など
毛穴詰まり	毛穴から角栓が飛び出ている	過剰な皮脂分泌メイクなどの汚れ肌の乾燥加齢など

1.乾燥しているときは…「保湿ケア」を見直そう

乾燥によるザラつきは、粉を吹いていたり、皮むけが起こったりすることが多いです。かゆみを伴うケースもあります。

この場合は、とにかく保湿を徹底しましょう。
お風呂上りや洗顔のあとはすぐにスキンケアをして、お肌に潤いを与えてください。

ヘパリン類似物質やワセリン、セラミドなどの保湿性分が配合されているクリーム（軟膏）やローションを活用しましょう。
アルコールなどの成分は、皮脂の分泌を乱すため、乾燥肌の方は避けた方がいいでしょう。

スキンケアを丁寧に行った上で、外出時は日焼け対策を徹底してください。

2.ターンオーバーの乱れは…「生活習慣」を見直そう

ターンオーバーの乱れによってざらつきが出る場合、カサつきや吹き出物、かゆみ、赤味などの症状が伴うことがあります。白く粉をふいたような状態や皮膚の表面がかたくなくなることもあります。

ターンオーバーを整えるためには、規則正しい生活を心がけましょう。

6時間以上は睡眠をしっかりとる
ストレスをためない工夫をする
主食、主菜、副菜の揃ったバランスの良い食事をとる

といったことが重要です。

刺激の強い洗浄成分のクレンジング剤や洗顔料、頻繁にピーリング剤を使用するのは控えましょう。
必要以上に角質をとってしまうと、ターンオーバーを早めてしまうおそれがあります。ターンオーバーが早すぎると、保湿力やバリア機能の乏しい角質細胞が皮膚表面にあらわれて、ざらつきが改善しません。さらに、肌が乾燥するなど別のトラブルを引き起こす可能性もあります。

3.毛穴が詰まっているときは…酵素洗顔を取り入れてみよう

毛穴詰まりが原因の場合は、白くザラザラしたものができます。にきびができることもあります。

この場合、規則正しい生活でターンオーバーを整えるほか、酵素洗顔を取り入れてみるのがおすすめです。皮脂量が多い人なら毎日、敏感肌や乾燥肌の人は3日に1回程度の頻度で行うといいでしょう。

過剰な洗顔は肌のバリア機能の低下を招くので、避けてください。また、糖質や脂質の過剰摂取は毛穴詰まりの原因となるので、甘いお菓子や脂っこい食事は、極力控えましょう。

ザラザラ肌さんのためのスキンケア4ステップ

クレンジングで汚れを落とす
肌を包み込むようにぬるま湯で洗顔
洗顔後はすぐに保湿
紫外線対策を徹底する

STEP1.丁寧なクレンジングで汚れを落とす

まずは、クレンジング剤に記載されている通りの使用量を手に取りましょう。使用量が少ないと、摩擦によって肌を傷める原因となります。

クレンジング剤は、面積の広い両頬から馴染ませましょう。
その次に、額の中心から外側に向かって、親指以外の4本指全体を使い、クルクルとらせんを描くようにして、メイクと絡ませていきます。
鼻や鼻の下（唇の上）は、上下に指をスライドさせて、なじませましょう。小鼻のわきは、指先で丁寧に行います。
あごは片手でらせんを描くようにしながら、肌の丸みに沿って、しっかりなじませてください。
クレンジング剤とメイクがなじんだら、すばやくぬるま湯で洗い流します。

STEP2.肌を包み込むように洗顔する

洗顔前には手を洗い、ぬるま湯や水で顔を濡らしておきましょう。洗顔の際、余分な油分が皮膚についていると、泡立ての妨げになります。

たっぷりの泡で、肌をやさしく包み込むように洗います。
最後は、ぬめりがなくなるまで人肌程度のぬるま湯で20回程度、約1分間を目安に、洗い流してください。これは、必要な皮脂までを洗い流さないためです。
水分を拭き取る際にはタオルでゴシゴシこすらず、やさしく押さえるようにしましょう。

STEP3.洗顔後はすぐに保湿する

朝と夜の洗顔後や入浴後はすぐに保湿しましょう。保湿ケアを行うまでに時間が空くと、皮膚の水分が失われやすく、乾燥の原因となります。

毎日のケアにプラスして、お肌の状態に合った美容液やパックなど使用するのもおすすめです。乾燥しやすい口元や目元には、専用のアイテムを使うのもおすすめです。

ただし、フェイスパックでケアする場合は、使用時間を守りましょう。長時間の使用により、フェイスパックが乾燥すると、肌の水分が蒸散してしまう恐れがあります。

STEP4.紫外線対策を徹底する

外出の際は、必ず日焼け止めを塗りましょう。日差しのない日や冬の寒い時期でも、紫外線は降り注いでいます。

日常的な外出の際は、SPF30 PA＋＋以上のものを選びましょう。
ざらつきが気になるときは、のびがよくて塗りやすい、お肌にやさしい使い心地のものを選ぶと良いです。
特に、石鹸やお湯で落とせるタイプは皮膚への刺激が少ないので、おすすめです。

注意！かゆみがあってもかかないで

ざらつきに伴ってかゆみがあるときは、かかないように気をつけてください。かきむしってしまうと余計に肌の状態が悪くなります。

かゆみがある場合、肌のバリア機能が低下して、外部の刺激に対して非常に敏感な状態になっていると考えられます。

顔がかゆいときは冷やしましょう。タオルやハンカチで包んだ保冷剤を、かゆい部分に当てて冷やします。
また、皮膚が乾燥している事も多いので、保湿をきちんと行いましょう。
冷やしたり保湿をしたりしてもかゆみが治まらない場合は、市販薬を使用する方法もあります。
ただし、市販薬を使う場合は、必ず薬剤師に相談してください。