なぜ?「手をつくと手首が痛い」対処法は?病院は何科?親指側・小指側だけが痛いケースも

更新日:2022-08-31 | 公開日:2021-02-24
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なぜ?「手をつくと手首が痛い」対処法は?病院は何科?親指側・小指側だけが痛いケースも

手をつくと手首が痛い…。
どうすればいいのか教えて!

お医者さんに、手首の痛みの原因と対処法を聞きました。
早めに病院で治療を受けた方がいいケースもあるので、注意しましょう。

監修者
河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

手をつくと手首が痛い…これはなぜ?

医師男性
何らかの拍子で手首をひねったり、スマホ、パソコン、ゲームなどの長時間使用などで、腱や靱帯が炎症を起こしていると考えられます。

手首の親指側にある腱・腱鞘の炎症や、手関節周囲にある靭帯の損傷などが考えられます。

  • 腱(けん):筋肉と骨をつなぐ、繊維状の組織
  • 腱鞘(けんしょう):腱をパイプのように包んでいる組織
  • 靭帯(じんたい):関節の骨と骨をつなぐ、ひも状の組織
医師男性
痛みの症状が一時的なもので、他に気になる症状がない場合は、一旦様子を見ても大丈夫でしょう。炎症が早く治るように、手首をあまり動かさず、安静にさせましょう。

こんな症状は整形外科へ!

医師男性
  • 痛みが強い
  • 手首が大きく腫れている
  • 手首を曲げられない
  • 手首が不安定

といった場合は要注意です。

安静に過ごして1~2週間経っても痛みが改善されない場合は、病気の可能性があります。
早めに整形外科を受診しましょう。捻挫や骨折、腱鞘炎、蜂窩織炎、リウマチなど、さまざまな病気が考えられます。

病院に行かずに放置した場合、痛みが強くなったり、治療に時間がかかったり、また他の部分にも炎症が起こる可能性があります。

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よくある3つの病気

医師男性

手をつくと手首が痛いのは

  1. 手関節捻挫
  2. ドケルバン腱鞘炎(親指側の痛み)
  3. TFCC損傷(小指側の痛み)

など病気の可能性があります。

病気① 手関節捻挫(親指側・真ん中・小指側)

医師男性
転んで手をついたり、手をひねったりした人がよく発症します。
手関節周囲にある組織(靱帯など)を損傷している状態です。

こんな人に発症しやすい

  • 激しいスポーツをする人(ラグビーやアメフト、格闘技など)

自分でできる対処法は?

医師男性
捻挫して間もない場合は患部を冷やし、発症から7日程経過したら温めてください。

冷やす際には、氷のうアイスパック、冷感湿布などを使用しましょう。
冷やすと血管が収縮して血流がゆるやかになるため、内出血や炎症の抑制に繋がります。

また、温める際には入浴したり、ホッカイロ・温感湿布を使用しましょう。
温めると血管が拡張して血流が促進され、内出血の吸収を促し、腫れや痛みの緩和に繋がります。

病気② ドケルバン腱鞘炎(親指側)

医師男性
手首の親指側にある腱鞘と、そこを通る腱に、炎症が起こっている状態です。

手首の親指側に痛み腫れを生じます。
また、親指を握ったりすると、痛みが強くあらわれます。

こんな人に発症しやすい

  • 妊娠出産期
  • 更年期の女性
  • 手や指を良く使う作業をする人

自分でできる対処法は?

医師男性
温めたり、湿布を使用したりすると、痛みが和らぎやすくなります。
痛みが強いうちは、できるだけ手首を動かさないようにしましょう。

湿布は、鎮静作用のある「サリチル酸グリコール」「サリチル酸メチル」などがよいでしょう。

※傷があったり、患部に熱があるときは、温めるのは避けましょう。

病気③ TFCC損傷(小指側)

医師男性
重いものをもったりパソコンによる手首の使いすぎ、怪我、加齢などで、何度もダメージを受け、小指側の手首に痛みがでます。

スポーツや外傷によるものはどの年代でもリスクがあります。
手首をひねる運動や動作、自動車の運転などによって起こりやすくなります。

自分でできる対処法は?

医師男性
小指側の手首に負担がかかっているので、この箇所のまわりの筋肉を軽くマッサージしましょう。(痛い箇所は避けましょう)

手首周りに1周、テーピングを貼るのも良いでしょう。

放置すると…手術が必要になるケースも

手をつくと手首が痛い

医師男性
手首の痛みを放置すると症状が悪化し、治療に手術が必要になってしまう場合もあります。

早めに病院を受診して適切な治療を受けると、症状の悪化を防ぐだけでなく、早期回復にもつながります。

手首の痛みでお困りの場合には、一度、整形外科を受診しましょう。

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