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「手足がしびれる、目がかすむ…」
これは糖尿病の初期症状かもしれません。
糖尿病の初期症状や治療方法などについて、お医者さんにお聞きしました。
更年期の女性は、特に注意が必要です。
女性ホルモンの“エストロゲン”には、血糖値の上昇を抑える“インスリン”の作用を向上させる働きがあります。
閉経に伴ってエストロゲンの分泌量が減ると、インスリンの作用も低下するため、更年期以降は糖尿病の発症リスクが高まるのです。
また、閉経で女性ホルモンが減少すると、内臓脂肪が溜まりやすくなります。
この内臓脂肪の増加によっても、糖尿病の発症リスクが上昇すると考えられています。
女性の糖尿病はホルモンの問題だけでなく、活動量の変化、食生活の変化、精神的ストレス等も大きく関与していると言われています。
といった習慣は、糖尿病の発症リスクを高めます。
筋肉量が少ない人、太っている人は要注意です。
また、遺伝が原因となって糖尿病を発症するケースもあります。
糖尿病の合併症には心筋梗塞、脳梗塞などがあり、放置すると命に関わる恐れがあります。
初期のうちに治療を開始することで、重い合併症を防ぎやすくなります。
「糖尿病かもしれない…」と疑う場合は、一度医療機関で検査を受けましょう。
糖尿病の治療には、
があります。
食事の方法としては、
といった点を意識する必要があります。
食べる順番の例として、最初に野菜類・海藻類・きのこ類から食べ始め、次に肉・魚・大豆製品・卵、そして最後にごはん、パン、麺類(血糖値を上げやすい食べ物)を摂る、という順番を守ってください。
特に食物繊維には糖質の吸収を抑える作用があり、この順番で食べることで血糖値の急上昇を防ぎやすくなります。
また、腹八分目の具体的な目安には、身長と身体活動量から算出できるエネルギー量を参考にします。
1日の摂取カロリーの目安
1日のエネルギー量(kcal)は、標準体重(kg)×身体活動量から算出します。
また、1日のカロリー量は
で摂取する必要があります。
ウォーキング・水泳など、無理なく続けられる運動がおすすめです。
有酸素運動は、エネルギーや脂肪を効率よく燃焼できると考えられています。
15~20分ほど運動を続けると、エネルギー消費が糖質から脂質へと移行するため、減量にも有効です。
運動は食後1~2時間以内に行うようにしましょう。
なお、運動によって症状が悪化するケースもあるため、運動療法は医師の指導のもとで行う必要があります。
飲み薬には、インスリン分泌を促す薬、インスリンの作用を改善する薬、糖の吸収を緩やかにする薬、腎臓からの糖分排出を促す薬などがあります。
また、注射薬には、インスリン注射薬とインスリン分泌を増やす“インクレチン(消化管ホルモン)”に作用する注射薬があります。
薬物治療は、インスリン分泌量や糖尿病を患っている期間、合併症の有無、肥満状況等に合わせて行われます。
処方された薬は自己判断で減らしたり止めたりせず、医師の指示通りに使用する必要があります。
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