なぜ?何もしてないのに痩せた…ストレス?糖尿病?病院を受診すべき?

更新日:2021-10-05 | 公開日:2021-06-01
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なぜ?何もしてないのに痩せた…ストレス?糖尿病?病院を受診すべき?

「何もしてないのに痩せた…これはなぜ?」

心配いらないケース、病気を疑うべきケースをお医者さんに聞きました。

体重減少を引き起こす病気には、糖尿病や悪性腫瘍などがあります。
当てはまる症状がないか、チェックしてみましょう。


監修者

岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

何もしてないのに痩せた…これはなぜ?

医師男性
体重減少の原因には、ストレス病気が考えられます。

ストレスによって消化能力が落ち、空腹を感じにくくなると、気づかないうちに食事量が減って痩せることがあります。
ストレスによる体重減少は、年齢に関係なく起こる症状です。

また、体重減少を引き起こす病気には“糖尿病”が挙げられます。
糖尿病の方は、インスリンの作用不足によって糖が体の外に排泄されるため、エネルギー不足の状態となって体重が減少しやすいです。

30代以上の体重減少は要注意!

30代以降の体重減少は、糖尿病によって起こっている可能性が高くなります。
特に肥満傾向の方や、乱れた食生活を送っている方は注意が必要です。

大丈夫?病院に行くべき?

半年で5%未満の体重減少であれば、一旦様子を見ても大丈夫です。

様子を見る場合は、規則正しい生活とバランスの良い食事を心がけてください。
食欲が湧かない方は、消化の良い食べ物や食べやすいものを少しずつ摂りましょう。

医師男性
なお、半年で体重の5%(もしくは5kg)以上痩せた、という場合は要注意です。

体重減少に加え、

  • 発熱が続いている
  • 寝汗をたくさんかく
  • 骨の痛みがある
  • 息切れやせきがある
  • 血を吐いた
  • 強いのどの渇きを感じる
  • 尿の量が増えた
  • 頭痛、視覚の異常
  • ものを噛むときのあごの痛み

といった症状を伴う方は病気が疑われるため、早めに受診してください。
体重減少の原因が病気である場合、放置すると命に関わるケースもあります。

何科で受診すればいい?

医師男性
原因不明の体重減少がある場合、まずは内科を受診しましょう。

内科を探す

考えられる3つの原因

何もしてないのに痩せた

医師男性

何もしてないのに痩せてしまう場合、

  1. ストレス
  2. 糖尿病
  3. 悪性腫瘍

が原因となっているケースがあります。それぞれ詳しく解説していきます。

原因① ストレス

医師男性
ストレスが溜まっていると、何もしていないのに痩せることがあります。

これは、ストレスによって交感神経が優位になってしまうためです。
交感神経が優位になると内臓の消化機能が低下し、消化管の中に食べ物がとどまる時間が長くなり、空腹を感じにくくなります。
これにより、気づかないうちに食事回数食事量が減ると、体重が減少することがあります。

こんな症状に心当たりはありませんか?

  • 気持ちが不安定になる
  • 眠れない
  • 食欲が湧かない

こんな人に起こりやすい

医師男性
ストレスを溜め込みやすい人に起こりやすいです。

また、

  • 不規則な生活
  • 偏った食事
  • 睡眠不足

などの習慣は、ストレスによる体重減少を引き起こしやすいです。

自分でできる対処法は?

医師男性
まずは、生活習慣を見直してみましょう。

ストレスを溜め込まないようにするには、規則正しい生活、バランスの良い食事、十分な睡眠が大切です。

生活を見直したうえで、しばらく経っても改善しない場合は、一度医療機関で相談しましょう。
気分の落ち込みや不眠の症状を伴うのであれば、心の病気の可能性もあります。

「心の病気かもしれない…」と思った方は、心療内科・精神科を受診してください。

原因② 糖尿病

医師男性
糖尿病を発症していると、原因不明の体重減少が起こる場合があります。

糖尿病による体重減少は、尿の中に糖が排出され、エネルギー不足になることで起こります。

こんな症状に心当たりはありませんか?

  • 強い喉の渇きをよく感じる
  • 尿の量が増えた
  • 空腹感が強くなった
  • 目がかすむ
  • 強い眠気を感じる
  • 吐き気
  • 運動持久力が低下した

こんな人は糖尿病に注意

医師男性
  • 30歳以上
  • 太っている
  • 家族や親戚に糖尿病患者がいる
  • 血糖値が正常よりも高い

といった人は、糖尿病を発症しやすい傾向があります。

糖尿病(2型)は年齢が高くなるにつれて発症リスクが上昇します。
特に太っている人に発症しやすく、糖尿病患者(2型)のうち8~9割が過体重や肥満です。

また、糖尿病の発症には遺伝や持病、薬の副作用も関わっていると言われています。

糖尿病には1型と2型がある

<1型糖尿病>
免疫機能の異常によって、すい臓の細胞が破壊されて発症する糖尿病。
発症に生活習慣は関係なく、発症の原因ははっきりとわかっていない。
子どもや青年に見られることが多い。

<2型糖尿病>
遺伝的要因や、乱れた生活習慣によって発症する糖尿病。
体を動かさない生活、血圧・コレステロール値を高くさせる食生活などによって、発症リスクが上昇する。

自分でできる対処法は?

医師男性
糖尿病を疑う場合、ご自身での対処はおすすめできません
まずは内科を受診して検査を受けましょう。

糖尿病が悪化すると脳や眼、心臓、腎臓、神経にまで悪影響を与え、深刻な合併症を発症します。
命に関わるケースもあるため、早めの治療によって悪化を防ぐことが重要です。

原因③ 悪性腫瘍

医師男性
原因不明の体重減少には、悪性腫瘍の可能性も考えられます。

悪性腫瘍による体重減少は、食欲不振代謝機能の異常によって起こります。

こんな症状に心当たりはありませんか?

  • 食欲が湧かない
  • 筋力が落ちた気がする
  • 原因不明の疲労感がある

※上記は悪性腫瘍の代表的な症状です。体重減少以外の諸症状は、悪性腫瘍の種類によって異なります。

こんな習慣がある人は要注意

医師男性

悪性腫瘍の種類により異なりますが、

  • 喫煙
  • 過度の飲酒
  • 塩分の多い食生活
  • 熱いものをよく食べる
  • 野菜・果物の摂取不足
  • 暴飲暴食

などの習慣があると、発症しやすい傾向があります。

自分でできる対処法は?

医師男性
悪性腫瘍には、ご自身でできる対処法はありません。
医療機関での治療が必要ですので、早急に受診しましょう。

悪性腫瘍を放置すると命に関わります。
悪性腫瘍を疑う場合は、まず内科を受診して検査を受けてみましょう。

内科を探す

「原因不明の体重減少」は、早めに病院で相談しよう!

何もしてないのに痩せた

医師男性
原因不明の体重減少には、重い病気が隠れているケースもあります。

悪化すると入院が必要になったり、命に関わったりする場合もあるため、放置は危険です。

特に「半年で体重の5%(もしくは5kg)以上痩せた」という方は、病気の可能性が高くなります。
心当たりがある場合は、一度内科で相談してみましょう。

内科を探す

※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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