何もないのに転ぶ…。ヘルニア?変形性股関節症?つまずきで知る疾病

公開日:2018-12-20 | 更新日:2020-09-15
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何もないのに転ぶ…。ヘルニア?変形性股関節症?つまずきで知る疾病

何もないところでつまずく、転ぶ…、あるいは、足がもたつくようなこともあります。
このようなことが頻繁に起こると、「これは何かの病気のせいかも?」と心配になりますよね。

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監修者

河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

よく「つまずく」のは、病気のせい?

つまずく理由で多いのは、体を支えている足に、何らかの問題が生じていることです。
下半身の筋肉は、加齢に伴い、だんだん減少していくため、筋力も自然と落ちていきます。

しかし、つまずく原因は、筋肉量の減少・筋力の低下だけではありません。
病気が原因で、つまずきやすくなる場合もあります。

6つの原因

大腿の筋肉の減少

大腿(だいたい)の筋肉が減少すると、膝を上げる力が、弱くなります。
すると、ほんの少しの段差でも、越えるのが、難しくなります。

ふくらはぎの筋肉の減少

ふくらはぎは、足にたまった血液を、心臓に戻す役割を、担っています。
ふくらはぎの筋肉を動かしていないと、血液が滞ってしまい、足にむくみが生じて、重くなります。
その結果、歩行が困難になり、つまずきやすくなる可能性もあります。

つま先を持ち上げる力が低下

すねの外側の筋肉は、つま先を持ち上げる働きをしています。
この筋肉の働きが弱くなると、つま先が引っかかり、つまずきやすくなります。

蹴り出す力が低下

ふともも・ふくらはぎなど、足の筋肉が減少してしまうと、足を上げる力も低下し、すり足状態で歩く傾向になります。
そのせいで、何もないところでも、つまずきやすくなります。

背筋の減少

背筋が減少すると、猫背状態になりやすく、重心が前方に傾きます。
すると、足を持ち上げにくくなり、視点も下になるため、つまずいたり、転倒したりしやすくなります。

冷え症

足の裏には、体のバランスを、維持する機能があります。
しかし、足が冷えていると、この機能がうまく働かなくなり、何もないところや、少しの段差でもつまずきやすくなります。

症状の一つに、つまずくがある「5つの病気」!

①変形性股関節症

変形性股関節症を発症すると、足がまっすぐに伸びなくなり、体が傾きやすくなります。
すると、バランスを崩して、つまずいたり、転んだりしやすくなります。

②腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア

狭窄(きょうさく)症・ヘルニアで、下肢(脚部)を動かす神経に障害が出ると、筋力が低下し、つまずいたり、転倒しやすくなります。

③外反母趾

外反母趾(ぼし)で足に負担がかかっていると、体のバランスを、とりにくくなります。
また、足の指・足裏などを、動かしにくくなる要因になります。

④脳血管障害

急につまずきやすくなったり、転びやすくなったりした場合には、脳血管障害の予兆の可能性があります。
脳の血流が滞ると、運動能力低下・判断力低下などが起こるため、つまずいたり、転倒しやすくなります。

⑤薬剤性パーキンソン症候群

治療で服用していた薬の副作用で、パーキンソン病(※)と同じような症状が、現れる場合です。
パーキンソン病:脳内物質の減少によって体の運動機能に起こる、さまざまな障害

薬剤性パーキンソン症候群の症状は、次のようになります。

  • 手足の震え
  • 筋肉固縮
  • 動きの抑制
  • 防衛反応障害など

つまずきやすさの原因が、何らかの病気である疑いがあり、自分ではどの科を受診すればいいのか判断できない時は、総合診療科で相談してみてください。
そこで、症状に適した科を紹介してもらってもいいでしょう。

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高齢者の転倒・骨折に注意

若年者が転倒して、骨折した場合は、安静にしていると、快方に向かいます。

高齢者の骨折の場合、安静にするのはいいのですが、そのままずっと動かずにいると、筋力や身体機能の低下を招き、逆に症状を悪化させる可能性があります。

高齢者の転倒は、骨折をはじめ、その後の生活に、大きな悪影響を与える可能性が高いとされています。
注意が必要です。

予防は、歩く。下半身の筋力をつけよう

現れている症状にもよりますが、原因が足にある場合には、筋力をつけると、予防ができます。
下半身の筋力をつけると、足が持ち上がるようになり、つまずき・転倒の予防につながります。

また、股関節の柔軟性を高めるのも、予防に働きかけます。
時間がある時に、ストレッチや、適度な運動を続けるのが、おすすめです。
運動が苦手という人は、毎日の生活の中で、できるだけ体を動かすようにしてみましょう。

  • 階段を使う
  • 歩く距離を伸ばすなど

無理せずに、できる範囲で行いましょう。

まとめ

「つまずくぐらいなら大丈夫」、「たまたま転んだだけ」と軽視するのは、危険です。
つまずく原因には、思わぬ病気が潜んでいる可能性もあります。

「最近よく、つまずく」、「転びやすくなった」という人や、何か気になる症状が現れた場合には、自己判断せずに、一度医療機関を受診して、相談することをおすすめします。

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監修者

河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
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