男性が「疲れやすい」のは病気?疲れやすさの原因をチェックしよう

更新日:2023-04-24 | 公開日:2022-05-31
2

本サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。コンテンツ内で紹介した商品が購入されると売上の一部が還元されることがありますが、コンテンツは自主的な意思で作成しています。

男性が「疲れやすい」のは病気?疲れやすさの原因をチェックしよう

「最近、以前よりすぐ疲れてしまう気がする…」
「これって、何かの病気で疲れやすくなっているの?」

男性が慢性的に疲れやすさを感じる原因をお医者さんに聞いてみました。
原因ごとの対処法も詳しく解説していきます。すぐ疲れる症状を治したい人は必見です。

監修者
経歴

福島県立医科大学卒業

「働く人を支える」薬に依存しない医療を展開する「BESLI CLINIC」を2014年に協同創設、2030年を基準に医療現場から社会を支える医療経営を実践しています。

産業医視点からビジネスマン・ビジネスウーマンを支えております。生薬ベースの漢方内科での経験を活かし、腹診を含めた四診から和漢・井穴刺絡などの東洋医学を扱い、ホルモン、生活習慣をベースに身体から心にアプローチする診療を担当。米国マウントサイナイ大学病院へ留学、ハーバード大学TMSコースを修了。TMSをクリニックへ導入、日本人に合わせたTMSの技術指導、統括を行っています。

男性が「疲れやすい」のは病気?

最近、以前よりすぐ疲れてしまう気がします。
もしかして、何かの病気で疲れやすくなっているのでしょうか?
男性
医師女性
男性が慢性的に疲れやすさを感じる場合、何かしらの病気にかかっている恐れがあります。
ただし、「疲れやすさ」以外の併発している症状によって、どのような疾患なのか変わってきます。

原因

よくある病気

ストレス過多

  • 男性更年期障害(自律神経障害)
  • 慢性疲労症候群
  • うつ病

高血圧・肥満

  • 糖尿病
  • 睡眠時無呼吸症候群

めまい・立ちくらみ

  • 低血圧症
  • 貧血
  • パーキンソン病
  • 甲状腺機能疾患

胸の痛み

  • 循環器疾患(心筋症等)

手足に力が入らない

  • 重症筋無力症

男性に多くみられる「疲れやすくなる5つの病気」

男性が疲れやすさに悩んでいる場合、5つの病気が原因として多くみられます。

原因

症状の特徴

男性更年期障害(自律神経障害)

▼身体面の症状

  • 頭の症状:頭痛、めまい
  • 胸の症状:息切れ、動悸
  • 肩の症状:肩こり
  • その他:倦怠感、不眠、ほてり、発汗、太りやすくなる

▼精神面の症状

不安感が強くなる記憶力低下無気力イライラ感、抑うつ状態、性欲低下

慢性疲労症候群

▼身体面の症状

  • 頭の症状:頭痛、ブレインフォグ、頭重感
  • 喉の症状:リンパ腫脹、咽頭痛
  • 筋肉・関節の症状:筋肉痛、関節痛
  • その他:6ヶ月以上続く強い疲労感、倦怠感、睡眠障害、微熱

▼精神面の症状

不安感が強くなる記憶力低下無気力イライラ感、抑うつ状態、性欲低下

うつ病

▼身体面の症状

  • 頭の症状:頭痛、頭重感
  • 胸の症状:胸痛、息苦しさ、動悸
  • 肩・腰・背中の症状:肩こり、腰痛、背中の痛み
  • その他:倦怠感、不眠、食欲低下または食欲増強(特に甘いお菓子)、便秘

 ▼精神面の症状

強い不安、無気力、集中力低下、気分が落ち込む、悲しくなる、物忘れ

糖尿病

▼身体面の症状

  • 口の症状:口渇、多飲
  • 手足の症状:手足のしびれ
  • 目の症状:目のかすみ
  • その他:多尿、体重減少

睡眠時無呼吸症候群

▼身体面の症状

  • 睡眠中の症状:慢性的ないびき、睡眠中呼吸が止まる、寝汗をかく
  • 睡眠前の症状:寝苦しい
  • 起床後の症状:日中の強い眠気・倦怠感、起床時の頭痛、朝起きづらい

 ▼精神面の症状

集中力低下

原因① 男性更年期障害(自律神経障害)

医師女性
「男性更年期障害」にかかっていると、無気力で何をしてもすぐに疲れを感じてしまいます。加齢やストレス過多が原因でホルモンバランスが崩れることにより自律神経が乱れやすくなり、体が疲れやすくなります。

男性更年期障害になりやすい人

  • 40代以降である
  • 生活環境(職場や家庭内)においてストレス過多である
  • 常に疲労過多である
  • 最近、生活環境に変化があった

といった人に多くみられます。

男性更年期障害かも…どうすれば?

医師女性
まずは、自分なりのストレスを発散できる方法を見つけて実践してください。
また、男性の更年期障害も女性同様、早めに泌尿器科や内科、心療内科を受診することをおすすめします。

男性ホルモン(テストステロン)の分泌低下により、肥満、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、うつ病等を発症するリスクが高まり、命に関わるような状態に陥る恐れがあります。

原因② 慢性疲労症候群

医師女性
「慢性疲労症候群」とは、重度の疲労感が長期間続く病気です。
この病気にかかっていると、
・十分に休息をとっても1日中疲労がとれない
・通常の疲労感とは異なり風邪をひいた際に感じるだるさを伴う疲労
・やる気はあるのに動けない
といった特徴のある疲労感があらわれます。

慢性疲労症候群の原因は明確には分かっていませんが、過剰なストレスによる脳神経系の異常や、ホルモン異常などによって発症すると考えられています。

慢性疲労症候群になりやすい人

感染症がきっかけになったり、ストレスを抱えやすい環境下で生活を送っている人が発症しやすいです。

慢性疲労症候群かも…どうすれば?

医師女性

感染症がきっかけになったり、ストレスを抱えやすい環境下で生活を送っている人が発症しやすいです

無理や我慢をせず、早めに内科か心療内科の受診をすることをおすすめします。

検査を受けて、疲労の原因となる疾患が潜んでいないかどうかを確認してもらう必要があります。

確認後、疾患や症状に適した治療を受けることができるため、状態の悪化予防や症状改善が期待できます。

原因③ うつ病

医師女性
うつ病にかかると、何かをしようという気力が上がってこないことが多いです。人によっては座っているだけでも疲れ、誰かと話す際や物事を考える際にも頭がぼーっとしてしまうこともあります。

うつ病にかかることで、幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」を代表する神経伝達物質の分泌バランスが崩れて疲れやすくなってしまいます。

うつ病になりやすい人

  • ストレス過多
  • 疲労過多
  • 精神的な緊張状態が続く
  • 長時間考え事をする
  • 悩み事が多い
  • 不規則な生活習慣(食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足)

うつ病かも…どうすれば?

医師女性
精神的症状に加えて身体的症状も出現しやすくなるため、早めに心療内科、精神科の受診をおすすめします。

病院を受診し、うつ病なのか他の病気なのかを判定してもらい、症状に合った治療を開始することで、症状の悪化予防や症状改善につながります。

原因④ 糖尿病

医師女性

糖尿病になると、「インスリン(膵臓から分泌されるホルモン)」がうまく機能できなくなることで、血糖値のコントロールがうまくいかず体が疲れやすくなります。

糖尿病では、のどの渇きを伴う疲労感や、しびれや震えを伴う疲労感、意識が朦朧とするような疲労感等があります。

ただし、糖尿病で体が疲れやすくなる原因としては、高血糖時低血糖時で異なります。

▼高血糖時
身体が正常に血糖(グルコース)を使用できない状態になり、身体が必要とするエネルギーを供給できないことで疲れを感じると考えられています。

▼低血糖時
血糖が低いことでエネルギー不足の状態になり疲れを感じると考えられます。

糖尿病になりやすい人

  • 日常的な飲酒
  • 喫煙
  • 過食や早食い
  • 糖質や脂質を多く含む食品の過剰摂取
  • 清涼飲料水の過剰摂取
  • 不規則な生活習慣(食生活、睡眠不足等)

糖尿病かも、どうすれば?

医師女性

糖尿病が疑われる場合、放置せず早急に内科または糖尿病内科を受診してください。

糖尿病を放置し続けると、血糖コントロールの不良による意識障害、脳卒中、心疾患、壊疽などの合併症が併発する可能性があります。

原因⑤ 睡眠時無呼吸症候群

医師女性
睡眠時無呼吸症候群で睡眠が浅くなることで、脳も身体も休息をえられず疲れやすくなります。起床時に疲労感や、日中に強い眠気を伴う疲労感があるなどの特徴的な症状があります。

睡眠時無呼吸症候群になりやすい人

  • 肥満を誘発するような食生活(暴飲暴食等)
  • アルコールの過剰摂取
  • 喫煙習慣
  • 疲労過多
  • ストレス過多
  • 睡眠薬の常用

睡眠時無呼吸症候群かも、どうすれば?

医師女性
睡眠中のいびきや無呼吸等の症状を自覚していたり、家族等からいびきを指摘されたりした場合は、放置せず早めに内科または、耳鼻咽喉科や呼吸器内科を受診してください。

睡眠時無呼吸症候群を放置して長期間続いてしまうと、生活習慣病(高血圧、脳疾患、心疾患等)へつながるリスクがあります。

疲労で日々の生活に支障が出ているときは医師に相談を

医師女性
  • 強い疲労が1ヶ月以上続いている
  • 疲労で日々の生活に支障が出ている
  • 日中の強い眠気でうとうとしてしまう
  • 睡眠障害
  • 微熱が続く
  • 抑うつ状態
  • 睡眠中のいびきや無呼吸
  • 脱力感

等の症状が続いている場合は医療機関を受診してください。

まずは内科心療内科の受診をおすすめします。

受診する際は、

  • 症状が出現した時期
  • 出現する症状について
  • 症状が出現するタイミング
  • 生活習慣について(仕事内容、学校生活等について)
  • 症状が出現する原因で思い当たること
  • 既往歴

等を伝えると診察がスムーズに進行します。

内科を探す

「なかなか痩せない」とお悩みの方へ

ライザップ

「ダイエットが続かない!」
「今年こそ、理想のカラダになりたい!」

そんなあなたには…
今こそライザップ!
#PR

「ライザップ」 詳しくはこちら

\もっと気軽にジムに通いたい人/
チョコザップ

「チョコザップ」 はこちら

\この記事は役に立ちましたか?/
役に立った! 2
※記事の内容は公開日時点の情報です。掲載後の状況により、内容に変更が生じる場合があります。
不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

修正箇所
メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
不正確な箇所についてのご指摘
※「上から2番目の画像が不鮮明」「最初の段落の◯◯という情報の追加を希望する」等、問題箇所についてご指摘いただけたら幸いです。

貴重なご意見をありがとうございます
Medicalookはよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

睾丸の違和感はストレスのサイン?

さやけん

おすすめ記事
関連記事