歯の黒い色素沈着…どう落とす？虫歯と色素沈着の見分け方も

更新日:2023-09-06 | 公開日:2022-01-25

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「歯が黒く色素沈着している…」
「これは何？大丈夫？」

歯の“黒い”色素沈着の正体や、自分で落とす方法について、歯医者さんに聞きました。
「虫歯」と「色素沈着」の見分け方や、歯科での治療法なども併せて解説します。

監修者

歯科医

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

歯の“黒い”色素沈着の正体

歯に色素が沈着して、黒くなっているのは、ポリフェノールやタンニンなどが多く含まれている、コーヒー・紅茶・赤ワイン・タバコなどが原因として考えられます。

は、ヤニがどんどん付着して歯の色素沈着が黒く変色していきます。

など

タバコに含まれる「タール（ヤニ）」という成分は、黒に近い茶色をしているため、歯に付着すると、歯が黒くなります。

その他にもタールは、ネバネバとしており、このネバネバが歯に着くと、接着剤のように食べかす等を吸い付けてしまうため、黒くなりやすくなります。

根気よく歯みがきを続けることで、着色汚れを落とせることがあります。
ホワイトニングに特化した歯磨き粉を使用して、表面の汚れを落としましょう。

ただし、力強くゴシゴシと歯磨きをしてしまうと、歯の表面に傷がついてしまうため、注意が必要です。

また、これ以上悪化させないためには、色素沈着するものを控えたり、色素沈着する食べ物を食べた後はすぐに歯磨きをするようにしましょう。

歯磨きだけでは届かない部分や、長年付着した汚れは、自分で歯磨きするだけでは落とすことができません。

色素沈着	歯の表面、裏側ともに、歯に黒い点やシミが現れる歯が黄ばんだり、茶色くなったりする
虫歯	虫歯になった部分が黒くなり、穴が開く歯の表面がぼこぼこする

“痛くない”黒い虫歯は神経が死んでいるサイン

治療の際に神経を抜いてしまったり、神経が死んでしまい痛みを感じなくなっている場合でも、虫歯菌は生きているため虫歯は進行しています。

このまま治療しないでいると、歯を失う可能性も高くなります。

歯医者さんで受けられる色素沈着を落とす治療には

があります。