なぜ?歯(下の前歯)がむずむず…虫歯?ストレス?医師監修

更新日:2022-08-31 | 公開日:2021-03-17
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なぜ?歯(下の前歯)がむずむず…虫歯?ストレス?医師監修

下の前歯がむずむずする…。これは一体何?

歯がうずく原因を、お医者さんに聞きました。
虫歯や歯周病の可能性もあるため、心当たりのある方は要チェックです。

監修者
菊地 由利佳 先生


歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

下の前歯がむずむずする…これはなぜ?

医師女性
虫歯・歯周病・歯茎の炎症など何らかのトラブルが生じている可能性があります。

歯医者に行った方がいい?

医師女性
虫歯や歯周病の治療直後のむずむず感は一旦様子を見てもいいでしょう。
数日で治まることが多いです。

虫歯を治療した直後は、歯の神経が過敏になっていてむずむずすることがあります。
歯周病の治療で歯石をとると、歯茎が引き締まっていくので数日むずむず感が生じることがあります。

むずむず感が長引く場合は病院へ

医師女性
「虫歯や歯周病の治療をしていないのにむずむず感が4、5日以上続く」「数日の間で、むずむずの度合いが強くなっていく」場合は歯医者への受診をおすすめします。

お口の中になんらかのトラブルが生じている可能性があります。

よくある「歯のむずむずの原因」

医師女性

前歯がムズムズするのは

  • 虫歯
  • 歯周病
  • 歯ぎしりや食いしばり

などが考えられます。

原因① 虫歯

医師女性
虫歯になると歯の中の神経が刺激され、むずむずします。
虫歯によってできた歯の穴に食べかすが詰まった場合も、同様にむずむず感が生じます。

また「根尖性歯周炎※」になっている場合も、歯の根元付近に膿がたまりむずむずとうずきます。
※根尖性歯周炎:虫歯が原因で歯の神経が死に、歯の根の先が腐る病気

見た目の変化

初期は白く濁ったり茶色くなったりし、進行すると黒い穴が開きます。

根尖歯周炎になると、歯の根元付近の歯茎に赤い口内炎のような丸いできものができ、押すとつぶれて膿が出ます。

虫歯の症状

  • 冷たいものや甘いものがしみる
  • 噛むと痛む
  • 何もしていなくてもズキズキ痛む
  • 叩くと響く

虫歯の原因

  • 磨き残しがある
  • 間食が多い
  • 唾液の量が少ない
  • 詰め物が劣化している

原因② 歯周病

医師女性
歯肉炎になると歯周病菌が増殖し、歯茎が赤く腫れてむず痒くなります。
歯肉炎の原因は歯に汚れや歯石の付着です。口の中が不衛生だとなりやすいです。

歯肉炎が悪化して歯周炎になると、歯を支える骨が溶け、歯が揺れるようになり、むずむずすることもあります。

妊娠中や生理前の女性は、女性ホルモンの影響で歯周病菌が増殖しやすく、歯茎がむず痒く腫れることがあります。

見た目の変化

歯茎が腫れ、歯と歯の間の歯茎がブヨブヨと丸みをおびます。
歯茎の色が赤や赤紫色に変色し、歯茎が下がり歯の根が露出してきます。

歯周病の症状

  • 歯茎からの出血する
  • 歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい
  • 口臭がきつくなる
  • 歯が揺れる
  • 歯茎から膿が出る

歯周病の原因

  • 歯磨きが足りていない
  • 歯と歯の間に汚れが溜まっている
  • 喫煙する
  • 歯並びが悪い
  • 糖尿病にかかっている
  • 間食が多い
  • 唾液の量が少ない

原因③ 歯ぎしり・食いしばり

医師女性
歯ぎしりや食いしばりをしていると、歯のクッションの役割をしている歯根膜など歯の周囲組織に負担がかかります。その結果、炎症が起こり歯にむずむず感が生じます。

歯ぎしりや食いしばりは自覚がなく、睡眠中や集中しているときなど無意識のうちにしていることが多いです。

見た目の変化

歯ぎしりや食いしばりの癖が長期的に続いている場合、歯の先端が削れたり、歯の表面に細かいヒビが入ったりします。

歯並びに変化を与えることもあります。

顎関節周囲の筋肉の発達やエラの張りが見られます。

歯ぎしりや食いしばりの症状

  • 顎関節が痛む
  • 顎関節周囲の筋肉痛になる
  • 頭痛が起こる
  • 肩こりになる
  • 歯がしみる、痛む

歯ぎしりや食いしばりの原因

  • ストレスが溜まっている
  • かみ合わせが悪い
  • 力を使うスポーツや仕事を行っている
  • デスクワークなどで集中する時間が長い

ストレスで歯がうずくって本当?

歯 むずむず 下の前歯

医師女性
ストレスの蓄積によって、歯のムズムズ感や痛みが生じることもあります。
これは「歯科心身症」と呼ばれており、口の中に異常がないのに歯のうずく症状を指します。

ストレスにより、感覚神経回路が混乱してしまい、頭から歯がムズムズする感覚が離れなくなり、気になって仕方がなくなります。

虫歯や歯周病と、どう見分ける?

◆虫歯や歯周病の場合
→ 歯茎の色が赤や赤紫色に変色するなど見た目に変化が生じ、放置するとむずむず感から痛みに変わっていきます。

◆ストレスの場合
→ 勉強や仕事など集中している時は症状がありません。職場に行くと悪化し、帰宅すると落ちつくなど1日の中で症状に変化があります。

医師女性
歯科で検査をしても何も異常がない場合、歯科心身症の可能性があります。

自分では「何が原因かわからない!」

医師女性
初期の虫歯や歯周病は見た目に変化がなく、ご自身で見分けがつかないことがあります。
痛みなどの症状が出ないまま虫歯が進行することもあるので、歯科で検査を受けましょう。

根尖性歯周炎の場合も、レントゲンを撮らないと発見できないことがあります。
歯茎の腫れ具合だけを見て、歯肉炎なのか歯周炎なのかを判断することは不可能です。

歯のむずむずは放置しないで!

医師女性
歯のむずむず感は、虫歯や歯周病の初期症状かもしれません。
大切な歯を守るため、心当たりのある方は一度歯医者で相談してみましょう。

虫歯も歯周病も発見が早期であるほど、治療期間も短く重症化を防ぐことができます。

まずは歯科で診てもらい、相談してみてください。
歯に異常がなく、症状が治まらない場合は歯科心身症を専門にしている病院や心療内科など適切な科を紹介してくれます。

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