虫歯の初期症状|自分で治せる?削らないで済むって本当?進行度チェックしよう!

更新日:2021-12-20 | 公開日:2021-12-20
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虫歯の初期症状|自分で治せる?削らないで済むって本当?進行度チェックしよう!

「虫歯の初期には、どんな症状がでるの?」
「悪化しないうちに虫歯を治したい」

初期虫歯の特徴を、歯医者さんに聞きました。
自分で治すためのケア方法も要チェックです。


監修者

菊地 由利佳 先生


歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

初期虫歯は「症状がほとんどない」

医師女性
初期虫歯には、痛い・しみるなどの「初期症状」がほとんどありません
また、見た目も健康的な歯とあまり変わりません。

初期虫歯は、歯の表面のエナメル質が溶け始めている段階です。
象牙質や神経と虫歯の距離が遠いため、この状態で痛みを感じることはありません。

じゃあ「初期虫歯の見分け方」は無いの?

医師女性
初期虫歯は歯が白っぽく濁るため、他の歯と見比べてみると見分けがつくことがあるかもしれません。

ただし、ご自身での判断はなかなか難しいため、歯医者を受診して歯の状態をチェックしてもらうことをおすすめします。

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 初期虫歯なら、自分で治せるって本当?

医師女性
本当です。初期虫歯は、フッ素配合の歯磨き粉などを使用すると自分で治せるケースがあります。

唾液の中にはリンやカルシウムなどのミネラルが含まれており、溶けた歯の内部に入って歯を元の状態に戻す作用があります。
この作用のことを「再石灰化」と呼びます。

フッ素には「再石灰化」を効率的に行う働きがあるため、フッ素配合の歯磨き粉を使用することで虫歯の改善につながります。

歯が「しみる」「痛い」ときは…症状が進行しているかも

医師女性

虫歯が進行して神経に近づくと

  • 冷たいものがしみる
  • 歯が痛む
  • 歯をかみしめると痛む

などの自覚症状が現れます。

これらの症状がみられたら、虫歯の進行を疑いましょう。

私の虫歯は…どの段階?【虫歯の症状チェック】

C0

医師女性
COとは、ごく初期の虫歯のことです。
歯の表面にあるエナメル質が溶けはじめて、歯が白く濁った状態です。

この段階では、まだ歯に穴は開いていません。
痛みの症状もないため、虫歯であることに気づきにくいです。

\まだ間に合う!セルフケアで治せるかも!/

 

この段階であれば、正しい歯磨きフッ素塗布をすることで、虫歯の進行を止めることができます。

C1

医師女性
C1とは、歯の表面にあるエナメル質がさらに溶けてしまい、歯が黒ずんだ状態です。

この段階の症状は、

  • 穴が開いてくる
  • 取れない黒い点がある
  • 痛みは無い
  • 冷たいもので歯がしみる

などがあります。

\セルフケアでは治せない…歯医者さんへ!/

 

残念ながら、この段階まで来ると、セルフケアで虫歯の進行を止めることは難しいです。歯医者さんで治療を受ける必要があります。

C2

医師女性
C2とは、エナメル質の内部にある象牙質まで、虫歯が進行している状態のことです。

この段階の症状は、

  • 黒い穴が開いている
  • 甘いものや冷たいもので歯がしみる
  • ときどき歯が痛む

などがあります。

\虫歯が神経に達する寸前!早めに歯医者へ!/

 

この段階は、あと少し悪化すると虫歯が神経にまで達して、激痛を伴うようになる恐れがある状態です。早めに歯医者さんで治療を受ける必要があります。

C3

医師女性
C3とは、虫歯が神経まで到達している状態のことです。

この段階の症状は、

  • 黒い穴が開いている
  • 甘い・冷たい以外にも熱いものでも歯がしみる
  • 日常的にズキズキと激しく痛む

などがあります。

\すぐに歯医者で治療を受けましょう!/

 

この段階は、歯を残せるか否かの瀬戸際の状態です。

抜歯を避けるには、できるだけ早く歯医者さんで根管治療を受ける必要があります。

C4

医師女性

C4とは、歯のほとんどが溶けてなくなってしまい、歯の根っこの部分まで虫歯になってしまった状態のことです。

この段階の症状は、

  • 歯に黒い穴が開いている
  • 神経が死んで、基本的に痛みを感じない
  • 膿が歯根部に溜まると、痛みを感じる

などがあります。

\痛みが無くなっても放置せずに歯医者へ!/

 

痛んでいた歯が痛まなくなったら、神経が死んだサインかもしれません。

この状態だと、歯を残せる可能性は非常に低いです。

また、歯根の炎症で顎の骨が溶けてしまうこともあるため、歯医者さんで治療を受ける必要があります。

初期虫歯の対処方法~自分でできること~

医師女性

初期虫歯を進行させずに改善するために、

  1. 正しい歯磨きを行う
  2. 食べ方・食べる時間の見直し
  3. おやつの工夫

などの対処を行いましょう。

1.正しい歯磨きを行う

医師女性
正しい歯磨きを行い、歯茎に近い部分の歯の表面についている歯垢(プラーク)を取り除きましょう。

また、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間のプラークもケアしましょう。

<正しい歯磨きのやり方>

  1. 歯ブラシは、歯の表面の根元に90度になるようにあてます。
  2. 歯茎にも歯ブラシをあてるようにしましょう。
  3. 歯ブラシは、小刻みに動かします。毛先が5mm程度動くくらいです。
  4. 一度に磨く歯は、2〜3本程度ずつにしましょう。
  5. 奥歯から磨き始め、前歯、歯の裏も、全部の歯の根元を磨きましょう。

食べ方・食べる時間の見直し

医師女性
食事はよく噛んで食べて、唾液の分泌を促しましょう。
唾液には口の中の汚れを洗い流す役割があります。

また、おやつは時間を決めて食べましょう。
時間をかけてダラダラと食べ続けていると、その間口の中で虫歯菌が酸をつくり続けてしまいます。

おやつの工夫

医師女性
虫歯菌は「砂糖」を栄養にして、歯を溶かす酸を作ります。
砂糖たっぷりのお菓子は控えて、キシリトール配合のガムキャンディーをおやつにしましょう。

特にガムはよく噛むことで唾液の分泌を促すため、虫歯の予防や進行防止にいいですね。
また、歯の成分であるカルシウムリン酸を配合した商品もよいでしょう。

初期虫歯は「削らない」治療で済むことも!

医師女性
COと呼ばれる、歯が白く濁って穴が開いていない初期の虫歯では、「削らない」治療でも済みます。

この場合、「歯磨き方法の指導」や「フッ素塗布」などで歯の修復を図ります。

「歯を削る治療」が必要になるケース

  • C1:歯に穴が開いて黒ずんだ状態
  • C2:象牙質(エナメル質の内側)まで進行している状態
  • C3:神経まで進行している状態

の虫歯の場合、歯を削る治療が必要です。

※C3からは、歯の神経の治療も必要になってきます。
※C4(歯根に達している状態)の歯は、抜歯が必要になります。

\虫歯は「早期受診」がカギ!/

 

虫歯は初期症状のうちに、早期治療することで、歯を削る、神経を抜く、歯を抜くなどの負担の重い治療をしなくて済む可能性があり、その分、治療にかかる費用や通院回数も抑えられます。

 

虫歯は、悪化すればいずれ歯医者での治療が必要になります。自身の負担を減らすためにも「早期受診」をおすすめします。

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