心療内科に行く目安|私は行くべき?何をどこまで話す?「行ってはいけない」はなぜ?

公開日:2020-06-11 | 更新日:2021-08-18
447
心療内科に行く目安|私は行くべき?何をどこまで話す?「行ってはいけない」はなぜ?

この症状は、心療内科に行くべき…?

お医者さんに心療内科に行ったほうがいい目安を聞きました。
初診で話す内容や、料金についても解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。


監修者

経歴

福島県立医科大学卒業
マサチューセッツ大学MBAコース在学中

「働く人を支える」薬に依存しない医療を展開する「BESLI CLINIC」を2014年に協同創設、2030年を基準に医療現場から社会を支える医療経営を実践しています。

産業医視点からビジネスマン・ビジネスウーマンを支えております。生薬ベースの漢方内科での経験を活かし、腹診を含めた四診から和漢・井穴刺絡などの東洋医学を扱い、ホルモン、生活習慣をベースに身体から心にアプローチする診療を担当。米国マウントサイナイ大学病院へ留学、ハーバード大学TMSコースを修了。TMSをクリニックへ導入、日本人に合わせたTMSの技術指導、統括を行っています。

心療内科を受診すべき症状目安

医師女性
「これくらいで受診してもいいの?」と思ったら、その時点で受診をすることをおすすめします。

受診すべきかどうかは、「日常生活に支障をきたしている可能性があるか」を判断のポイントにしましょう。
例えば、「憂鬱で誰にも会いたくない気分で、学校や仕事に行けなくなった…」という場合は受診をしたほうがよいでしょう。
そのまま病院に行かずに病状が進むと、身体も心も動けなくなる状態になることもあり、病院への受診も考えられなくなることもあります。

受診すべき症状例

  • 眠れない日が続いている
  • 寝ても疲れがとれず、倦怠感がある
  • 悩み事のせいで食欲がない、食べても美味しいと感じない
  • ストレスがきっかけで、2週間以上落ち込んでいる
  • 頭にモヤがかかったように集中力が低下している

心療内科は、ストレスが原因で身体にも症状が出ている状態を治療するところです。
内科を受診しても原因が分からず症状が続いているという場合も、一度心療内科を受診してみるとよいでしょう。

心療内科を探す

「私は行ったほうがいい?」症状チェック

医師女性
最近2週間で、以下の症状があるかどうかをチェックしてみましょう。
  • 1日中、憂鬱な気分が続いている
  • 何をしても楽しく感じない
  • 疲れやすい、やる気が出ない
  • 集中力や注意力が低下している
  • 自分の価値が分からない
  • 周りに迷惑をかけている、と感じる
  • 将来に希望が持てない
  • 自分の体を傷つけたり、自殺を考えたことがある
  • 夜寝付けない、寝ても途中で起きる、寝すぎてしまう
  • 食欲がない、または過食状態である
医師女性
これらの症状が1~2個以上当てはまる場合、受診をおすすめします。

心療内科を探す

合わせて読みたい
なぜ?原因がわからずとにかく体調が悪い…解消法は?病院は何科?
2020-12-04
なぜだかわからないけど、とにかく体調が悪い…。原因不明の体調不良をどう解消すればいいのか、お医者さんに聞きました。

心療内科を受診するメリット

医師女性
心療内科を受診すると、体や心の不調を早く楽にすることが期待できます。
早期受診することで、学校や会社を休まず、生活をしながら治療ができます。

ネットの「心療内科に行ってはいけない」という声

ネット上で、「心療内科に行ってはダメ!行ったら最後だ!」という言葉を見つけて心配です…。
女性
医師女性
ネットでは、心療内科や精神科を受診することへのネガティブなイメージも多く見受けられるため、心配になる方も多いでしょう。
しかし、症状を放置すると、さらに悪化して、日常生活も送れなくなる可能性があります。

また、薬を服用すると自己判断で薬をやめることができないため、そんなイメージを持つ方もいるかもしれません。(薬の服用を治療途中でやめてはいけないのは、他の病気でも同じです。)

心療内科の医師は、心と体の専門家です。
病院で話したことが、あなたの許可なく外に漏れることもありません。
まずは、自分がどのような状態であるのかを理解するために、受診してみましょう。

知っておきたい!初診の流れ

心療内科に行くべき目安

初めての心療内科で緊張します…。
女性
医師女性
心療内科も内科も、受診までの流れは同じです。まずは、電話やネットで初診の予約をしましょう。

予約の時点で、大まかな症状を聞かることもあります。いつ頃から、どのような症状があるのかを伝えましょう。

初診時は、以下のようなことを問診票に記入します。

  • いつ頃から、どんな時に症状が起こるか
  • 今までにその症状に対して、治療を受けたことがあるか
  • 現在、飲んでいる薬があるか
  • 今まで大きな病気にかかったことがあるか

問診票の問いに対して、書きたくないことは無理に書く必要はありません。
医師とのコミュニケーションを通して、伝えたいことがあれば伝えるのが良いでしょう。

初診ではどんなことを話す?

医師女性
一般的に、医師からは次のような質問を受けることが多いでしょう。
  • どんな症状が、いつから出ているのか
  • 家族のこと 
  • 仕事のこと
  • 生活のこと
  • 食事をとれているか
  • 睡眠をとれているか
  • 希望する治療法
  • 希望しない治療法

こちらも問診票と同様、答えたくないことは無理に答えなくても大丈夫です。

初診料はどれくらい?

保険診療の初診料は3割負担の患者の場合は約2000~4000円です。
検査の内容などで、費用は変わる場合があります。

時間はどのくらいかかるの?

初診にかかる時間は、30分から1時間程度です。

心療内科を探す

治療方法は?

医師女性
心療内科での治療は、薬物療法や、精神療法を行うことが多いです。

<薬物療法>
抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬などの心のお薬と、お通じや腹痛などの症状に対する身体のお薬や身体全体を調整してくれる漢方薬などを使用します。

<精神療法>
精神療法では、認知行動療法を行います。認知療法とは、患者さんの物事の考え方や受け取り方に働きかけて行動をコントロールすることで、気持ちを楽にする治療方法です。

また最近では、上記の治療法以外にも、脳に対するTMS治療(経頭蓋磁気刺激法)※も、薬で効果がない人や薬の副作用が強い人に注目されています。

※外部からの磁気刺激で脳を局所的に活性化させることで、脳の血流を増加させ、低下した機能を改善する治療法

「薬がやめられなくなったら…」と不安な方に

医師女性
「薬漬けになりたくない」という思いから、心療内科での治療を不安に思う人もいると思います。

薬を使って治療したとしても、症状が良くなれば、徐々に薬の量を減らすこともできます。医師の指導に従って薬の量を減らしていけば、副作用も大きくありません。

また、先述したように、治療法は薬物療法だけではありません。精神療法やTMS治療など様々な治療法がありますので、医師とよく相談して、不安のない治療法を選択するようにしましょう。

合わせて読みたい
なぜ?訳もなく涙が出る原因。大丈夫なの?「うつ」のサインを見逃さないで!
2020-07-09

訳もなく涙がでてきて止まらないとき、「あなたがどういう状態なのか」お医者さんに聞きました。落ち着くにはどうすればいいのか、どういう場合は病院に相談した方がいいのかも解説します。

合わせて読みたい
心療内科の初診の受け方|予約~当日の準備。聞かれることや費用目安も
2020-05-21

初めて心療内科に行くけど…実際には何を話すの?心療内科で初診を受ける際の流れについて、お医者さんに聞きました。

合わせて読みたい
ストレスが限界に達した時に出る症状|心の限界サインをチェック。病院行くべき?
2020-12-28

ストレスが限界に達すると、どのような症状があらわれるのでしょうか。お医者さんの目線から、「心の症状」と「体の症状」、それぞれ解説してもらいました。

参考
厚生労働省 こころの耳:1 うつ病とは
https://kokoro.mhlw.go.jp/about-depression/ad001/
MSDマニュアル家庭版:精神障害の治療
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/10-心の健康問題/米国における精神医療の概要/精神障害の治療
沖縄県医師会:心療内科精神科の薬(2012年12月24日掲載)
http://www.okinawa.med.or.jp/old201402/healthtalk/gusui/2012/data/20121224n.html
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター:認知行動療法とは
https://www.ncnp.go.jp/cbt/guidance/about
BESLI CLINIC:問題解決療法・認知行動療法

監修者

経歴

福島県立医科大学卒業
マサチューセッツ大学MBAコース在学中

「働く人を支える」薬に依存しない医療を展開する「BESLI CLINIC」を2014年に協同創設、2030年を基準に医療現場から社会を支える医療経営を実践しています。

産業医視点からビジネスマン・ビジネスウーマンを支えております。生薬ベースの漢方内科での経験を活かし、腹診を含めた四診から和漢・井穴刺絡などの東洋医学を扱い、ホルモン、生活習慣をベースに身体から心にアプローチする診療を担当。米国マウントサイナイ大学病院へ留学、ハーバード大学TMSコースを修了。TMSをクリニックへ導入、日本人に合わせたTMSの技術指導、統括を行っています。

「今日も、疲れがとれないな…」
DHC

「ぐっすり眠りたい…」
「リラックスして、スッキリしたい」

あなたにぴったりの入浴レシピがスグわかる!
医師監修の入浴アプリ「Onsen*」で、いつもの入浴をを”癒やしのスパ”にしませんか?

※現在、iOSのみ対応しています。

\この記事は役に立ちましたか?/
役に立った! 447
不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

修正箇所
メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
不正確な箇所についてのご指摘
※「上から2番目の画像が不鮮明」「最初の段落の◯◯という情報の追加を希望する」等、問題箇所についてご指摘いただけたら幸いです。

貴重なご意見をありがとうございます
Medicalookはよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

関連キーワード

キーワード