ストレスで記憶障害?チェックリストで診断|病院は何科?治療法は?

公開日:2020-06-08 | 更新日:2020-12-18
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ストレスで記憶障害?チェックリストで診断|病院は何科?治療法は?

「ストレスで記憶障害が起こるって本当…?」
ストレスと記憶障害の関係をお医者さんに聞きました。

記憶障害のセルフチェックリストも掲載していますので、心配な方は自分の症状と照らし合わせてみましょう。

病院は何科に行くべきか、どんな治療法があるのかもご紹介します。


監修者

しのだの森ホスピタル 
理事長・院長

信田 広晶先生

経歴

得意分野 心療内科・精神科  「うつ」「自然治癒」
昭和61年 青山学院大学文学部教育学科心理学専修コース卒、平成6年東邦大学医学部卒、東京女子医大精神神経科入局などを経て、平成11年信田病院(現しのだの森ホスピタル)入職。現在しのだの森ホスピタル理事長兼院長を務める。

記憶障害チェックリスト

「もしかして、記憶障害…?」
心配な方は、次の症状に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

  • 今、自分がどこにいるかわからなくなることがある
  • 自分が今、何をしているのかわからなくなることがある
  • 自分の最近の行動や体験などの記憶が曖昧である
  • ストレスや疲労が慢性的にある
  • 人や場所、ものの名前などが咄嗟に思い出せない
  • ちょっと前に言われたことを忘れてしまうことがある
  • 約束した時間に遅れてしまうことが多い
  • 新しいことが覚えられない
  • 頼まれごとをつい忘れてしまう
  • 同時に複数のことが覚えることができない

当てはまる症状が多い場合は、記憶障害の可能性が考えられます。

ストレスによって生じる記憶障害

医師男性

ストレスによって、起こる記憶障害には

  1. 解離性健忘
  2. 一過性全健忘

の2種類が考えられます。

それぞれの症状の特徴を詳しく解説します。

1.解離性健忘

医師男性
普通の物忘れではなく、何かストレスになっている出来事だけが抜け落ちたように思い出せなくなる現象です。外からくるストレスや心的ストレスが原因で起こります。

発症しやすい人

女性や若い人に多いです。
自閉症スペクトラム障害(※)などの特性を持った人は発症しやすいといわれます。

症状の特徴

「自分が誰であり、何をしていたのか」「誰と何の話をしたのか」等、自身のことや行動の記憶が失われます。

数日のうちに記憶が戻るケースもありますが、長期に及ぶ場合もあります。
また、抑うつ症状睡眠障害など精神症状や、疲労脱力感など体の症状を併発する場合もあります。

※自閉症スペクトラム:対人関係が苦手であったり、強いこだわりがあるなどの特徴をもつ発達障害の一つ

2.一過性全健忘

医師男性
発症すると、突然「新しく何かを覚える」「最近の出来事を思い出すことができない」といったことが一時的にできなくなります。

※大半は一生涯に一度しか発症せず、再発することは稀(約5~25%程度)です。

発症しやすい人

50~70歳の人に多く発症します。

発症の原因は不明ですが、ストレスなど心理的要因をはじめ、特定の薬を飲むこと、過度の飲酒、けいれん発作血栓により脳への血流が滞ること、片頭痛などがきっかけで起こると言われています。(原因が特定されないことが多いです。)

症状の特徴

不安になり、「今どこにいるのか」「何時なのか」といった同じような質問を何度もくり返すなど、混乱がみられることが特徴です。

放置するとどうなる…?

<解離性健忘の場合>
大切な思い出や記憶、過去の情報が長い間思い出せなくなる場合があります。そのせいで日常的に支障をきたします。
また、様々な精神疾患を合併する恐れもあります。

<一過性全健忘の場合>
原因がわかっていないことが多いので、治療することも難しいです。ただ、予後は良好で、繰り返し起こることも稀のため、放置しても大丈夫なことが多いです。

こんな症状なら病院を受診しよう

病院

医師男性
次の症状を自覚している場合は、記憶障害が起きてきます。できるだけ早く病院に行きましょう。
  • 一時的に記憶がなくなることがある
  • 自分の状況が曖昧でわからなくなる
  • 身体症状(けいれん・片頭痛など)を併発している
  • 精神的な症状を併発している

特に、記憶がないことにより、日常生活や仕事に支障をきたしている場合は受診しましょう。

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ストレスによる記憶障害の治療法

まずは、記憶障害を引き起こしているストレスを緩和することが第一です。それぞれの患者さんに合わせて異なる治療が行われます。

<治療法の一例>

  • カウンセリング
  • 薬の服用
  • 心を落ち着かせる呼吸法やイメージ法
  • ストレスの原因となっている環境を変える
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