なぜ?「たまに急に息苦しくなる」原因。ストレス?病気?病院は何科?

更新日:2022-04-01 | 公開日:2022-02-24
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なぜ?「たまに急に息苦しくなる」原因。ストレス?病気?病院は何科?

「たまに急に息苦しくなることがある…」
「これって何?病気…?」

たまに急に息苦しくなる理由をお医者さんに聞いてみました。
症状を和らげる対処法に加え、考えられる病気についても詳しく解説します。

監修者
経歴

福島県立医科大学卒業

「働く人を支える」薬に依存しない医療を展開する「BESLI CLINIC」を2014年に協同創設、2030年を基準に医療現場から社会を支える医療経営を実践しています。

産業医視点からビジネスマン・ビジネスウーマンを支えております。生薬ベースの漢方内科での経験を活かし、腹診を含めた四診から和漢・井穴刺絡などの東洋医学を扱い、ホルモン、生活習慣をベースに身体から心にアプローチする診療を担当。米国マウントサイナイ大学病院へ留学、ハーバード大学TMSコースを修了。TMSをクリニックへ導入、日本人に合わせたTMSの技術指導、統括を行っています。

「たまに急に息苦しくなる」よくある原因

医師女性
「たまに急に息苦しくなる」原因には、自律神経の乱れが考えられます。
交感神経が過剰に働いて呼吸が浅くなったり、脈が速くなったりすると息苦しさを感じやすいです。

自律神経が乱れるキッカケには、

  • 過度のストレス・疲労
  • ホルモンバランスの乱れ

などが挙げられます。
「ホルモンバランスの乱れ」は、生理前更年期の女性に多いです。

息苦しくなったときの「対処法」

カップ

  • 落ち着く場所で楽な体勢をとる
  • ウエストや首輪周りなどは緩め、ゆったりできる格好になる
  • ゆっくりと深呼吸を行う

体を休めて呼吸を整えると、息苦しさが改善されやすいです。

もしかして「何かの病気?」

医師女性

急に息苦しくなるのは、

  1. 自律神経失調症
  2. パニック障害/不安障害

といった病気の可能性もあります。

それぞれ詳しく解説していきます。

病気① 自律神経失調症

医師女性
自律神経の乱れが慢性化し、さまざまな体の不調を引き起こす病気です。
過多のストレス不規則な生活、ホルモンバランスの乱れが影響して発症するといわれています。

自律神経失調症は、どの年代でも発症するリスクのある病気です

  • 不規則な生活を送っている人
  • ストレスが多い人
  • レッシャーが多い人

などが発症しやすいです。
また、更年期障害によって発症する女性もいます。

こんな症状は「自律神経失調症」かも

  • 息苦しさ・動悸
  • 疲れやすい
  • ふらつき
  • のぼせ・発汗
  • 冷え
  • 頭痛・肩こり・関節痛
  • 耳鳴り
  • 生理不順
  • 便秘・下痢
  • 不眠・不安感・イライラ・集中力低下

自律神経失調症の対処法

医師女性
規則正しい生活を送り、生活リズムを整えましょう。
ストレスやプレッシャーが強すぎる場合には、ストレスから離れることも一つです。

おすすめの食事方法

  • 毎日同じ時間に食事をとる
  • 栄養をバランス良く摂取する

といった点を心がけましょう。

また、「食事を楽しく摂る」ことを意識すると食欲も湧いてきます。好きなものを食べ、好きな人と語らいましょう。

スッキリと目覚めるために

朝起きることがつらい人は、窓のそばまで行って朝日を浴びてください。
また、ストレッチ・ヨガ・散歩・ウォーキングなどで体を動かすと、血行も良くなり目覚めやすくなります。

病院に行く目安は?何科で相談すればいい?
ストレス・プレッシャーを感じるときに毎回息苦しくなる人は、心療内科で相談しましょう。

更年期障害が疑われる方は「婦人科」へ

40~50代の女性の場合、月経の異常を伴う息苦しさは更年期の影響も考えられます。
更年期障害を疑うときは婦人科で相談すると良いでしょう。ホルモン剤の服用等で症状が楽になることもあります。

心療内科を探す

婦人科を探す

病気② パニック障害/不安障害

医師女性
息苦しさ・窒息感・発汗・震えなどの症状が、急に発作として現れる病気です。
「恐怖を感じるものから逃げる」という体の自然な反応に、誤作動が起こっている状態だと考えられています。

女性に発症しやすい傾向があります。
発症のきっかけとしては、

  • ストレス
  • 環境の変化
  • 過労・睡眠不足
  • 病気の影響
  • 脳神経の異常

などが挙げられます。

こんな症状は「パニック障害/不安障害」かも

  • 息苦しく感じる
  • 息ができない
  • 発汗
  • 冷や汗
  • 吐き気
  • 嘔吐

上記の症状を急に発症するため、日常生活が送れなくなってしまうこともあります。

パニック障害/不安障害の対処法

医師女性
規則正しい生活を送りましょう。
自律神経を整えると、発作を繰り返しにくくなります。

発作を防ぐために「控えること」

  • 喫煙
  • アルコール
  • カフェイン

は発作を招くケースがあるため、控えましょう。

病院に行く目安は?何科へ行く?

医師女性
発作が出たことがある人は、一度病院で相談しましょう。
体の病気が隠れている場合もあるので、まずは内科で診てもらうことをおすすめします。

体に異常がなくパニック障害・不安障害が疑われる場合は、心療内科で治療を進めます。

内科を探す

心療内科を探す

「たまに息苦しい」とき、病院は何科?

医師

  おすすめの診療科
原因がわからない 内科
月経異常を伴う40代~50代の女性 婦人科
ストレスに心当たりがある 心療内科
医師女性
上記の表を参考に診療科を選択するとよいでしょう。
特に原因がわからないときは体の異常も考えられるため、放置はNGです。

自律神経失調症・パニック障害の場合、悪化すると症状や発作が増えてしまうこともあります。
気になる症状があるときは、医療機関で診察を受けるようにしましょう。

医師に伝えるポイント

  • いつ頃から症状があるか
  • 今までに何度、症状を繰り返したか
  • 息苦しさ以外の症状はあるか
  • ストレス・プレッシャーを感じる機会は多いか
医師女性
上記の点を伝えると、医師が状況を把握しやすくなります。

医療機関に秘密保持義務があるため、相談した内容は外部に漏れることはありません。
受診時は、ご自身の状況をできるだけ詳しく伝えるようにしましょう。

内科を探す

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