皮膚に赤い斑点が!肝臓が悪いサイン?手や腕の「かゆくない斑点」は要注意!

更新日:2023-03-03 | 公開日:2020-05-21
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皮膚に赤い斑点が!肝臓が悪いサイン?手や腕の「かゆくない斑点」は要注意!

「皮膚に赤い斑点が…もしかして肝臓が悪いの?」
「手のひらが赤いのはなぜ?」
肝臓異常のサイン「くも状血管腫」や「手掌紅斑(しゅしょうこうはん)」の説明から、肝臓のセルフチェックリスト、放置したときのリスクまで、医師が詳しく解説します。

監修者
経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

肝臓が悪いと出てくる「赤い斑点」

医師女性

肝臓が悪いことで生じる「赤い斑点」には

  1. くも状血管腫
  2. 手掌紅斑

の2種類があります。

1.くも状血管腫

医師女性
粟粒ほどの大きさの赤い斑点を中心に、細い糸のような血管がくも状に伸びます。

首・肩・胸・上腕などによくみられます。痛みやかゆみはありません。

2.手掌紅斑

医師女性
親指下・小指下の付け根部分が赤くなります。
赤くなった部分に熱っぽさが生じます。

赤くなった部分を押すと、赤みが一時的に消失します。
手の平の外周部分のみに赤みが生じ、手の平の中心部分は白いのが特徴です。かゆみはありません。

他の皮膚疾患との見分け方は?

医師女性
肝臓が原因の場合、
・かゆみはない
・黄疸が現れることがある
といった特徴があります。

病院では、血液検査や超音波検査で判断します。

あなたの肝臓は大丈夫?セルフチェックリスト

医師女性
下記のチェック項目のうち、1つでも当てはまる症状がある場合は、肝臓の働きが弱まっていると考えられます。

●全身倦怠感
●疲れやすい
●無気力
●発熱
●頭痛
●吐き気、嘔吐
●食欲不振
◎白目が黄色っぽい(黄疸)
◎手が赤くなっている
◎皮膚に赤い斑点が出る
◎濃い色の尿(紅茶のような色)
◎膨満感が強い
◎血が止まりにくい
◎体のかゆみ
◎足のむくみ
◎お酒が飲めなくなる
◎右側のあばら骨周辺の痛み
◎腹壁の血管が浮いてくる
◎男性の乳房が膨らむ
◎お腹が張っている(腹水)

医師女性
特に◎は要注意項目です。
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「全身がだるい」 「むくみがある」 「皮膚や目が黄色くなっているような…」 それは“沈黙の臓器”と呼ばれる肝臓が悪いサインかもしれません。早急に病院に行くべきケースもあります。 お医者さんに、肝臓病を疑う症状について詳しく聞きました。 肝臓が悪いとどんな症状が出る? 皮膚や目の粘膜が黄色くなる 全身がだるい お腹が張る 吐き気がする 食欲がない 体がむくむ 体がかゆい 意識障害が生じる こんな症状が現れたら病院へ! 皮膚や粘膜が黄色い お腹が張る 意識障害 といった症状があったら、すぐに消化器内科を受診しましょう。 肝臓は「沈黙の臓器」と言われています。 症状が現れたときには肝臓の病気がかなり進行している可能性があります。 消化器内科を探す 放置すると…どうなるの? 放置すると、より危険な病気に移行する恐れがあります。 肝臓の状態は、機能を保っている「代償期」と機能が著しく低下した「非代償期」に分けられます。肝臓が悪いサインがあらわれているときは、すでに「非代償期」になっていることが多いです。 肝硬変や肝がんになると、もとの肝臓に戻すことは難しいので、早期発見、早期治療が大切です。 こんな人は、特に要注意! 毎日大量に飲酒する人 肥満の人 生活習慣病がある人 は、肝臓病の発症リスクが高くなります。 飲酒量が増加すると、アルコールを代謝する肝臓への負担が増え、肝臓病のリスクが高くなります。糖質や脂質の摂りすぎると、中性脂肪として肝臓に蓄積されてしまいます。 ただし、「上記3つに当てはまらないから大丈夫」というわけではありません。最近では、お酒をあまり飲まない方の脂肪肝(NASH(ナッシュ):非アルコール性脂肪肝)が増えています。 肝臓の病気が疑われる症状が出ている場合は、必ず受診してください。 病院は何科に行けばいい? 消化器内科を受診してください。 かかりつけの病院がある場合は、かかりつけ医に相談して、専門の医療機関を紹介してもらってもよいでしょう。 消化器内科を探す こんな病気になっているリスクがあります 肝臓が悪くなると、次のような病気を発症します。 脂肪肝 よく飲酒する人は要注意です。 エネルギーとして消費できなかった脂質や糖質が、肝臓に中性脂肪として過剰に蓄積した状態です。 肝臓の働きが悪化しますが、自覚できる症状はほとんどありません。 アルコールを摂取すると中性脂肪が合成されます。そのため、長期間大量のお酒を飲むと、肝臓に中性脂肪が溜まり、脂肪肝になることがあります。 肝硬変 よく飲酒する人は要注意です。 肝炎が続くと肝臓がダメージを受けて、損傷の跡ができる、線維化という現象が起こります。 線維化が進行すると、肝臓が硬くなる肝硬変を発症し、肝臓の機能が著しく低下します。アルコールが代謝されてできるアセトアルデヒドは毒性が強く、肝臓の線維化を進め、肝硬変の原因になることがあります。 肝がん 肝硬変や慢性肝炎などによって、肝臓にできるがんです。ほかの臓器でできたがんが転移することもあります。 消化器内科を探す ▼参考 厚生労働省:アルコールと肝臓病 MSDマニュアル家庭版:肝不全 日本消化器病学会ガイドライン:NAFLD/NASHガイドQ&A

肝機能低下を自覚したら、早期受診を!

医師女性
万が一肝臓に疾患があったとしても、早期受診、早期発見により、重篤な状態に陥る前に症状の改善が期待できると考えられています。

肝臓は沈黙の臓器といわれているように、自覚症状が乏しいため、何かおかしいと感じてから病院を受診しても既に病状が進行してしまっているケースが多いです。
重症化を予防するためにも、定期的に医療機関を受診し、肝機能検査等の健診を受けて、日頃から自分の肝臓機能について把握しておくことが重要です。

  • 全身にかゆみが起こっている
  • かゆみが強すぎて眠れない
  • 黄疸が生じている場合(白目が黄色い)
  • 全身に倦怠感があり、何をする気もおきない
  • 上腹部(右側)が硬くなり、痛みがあり息苦しい
  • 濃い茶色の尿が出る

上記のような症状が出ている場合は、すぐに病院へ行きましょう。
抗ヒスタミン薬等を用いてもかゆみが改善されなかったり、掻いてもかゆみが止まらない時も要注意です。

病院は何科?

医師女性
肝臓に異常がある疑いがあるときは、内科・消化器内科等の受診をおすすめします。

内科を探す

どんな治療をするの?

医師女性
病院では、まず検査(血液検査や肝臓のエコー検査など)を行います。
その後、原因に応じて適切な治療を行います。

代表的な病気の治療例として、

  1. 脂肪肝
  2. 肝硬変
  3. 肝がん

のケースをご紹介します。

① 脂肪肝の治療

禁酒、食生活の見直し等で改善が期待できると考えられています。
肥満が原因の場合は、減量が必要なため、生活習慣の改善を行います。

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② 肝硬変の治療

禁酒、食事療法、薬物療法がメインで行われます。

③肝がんの治療

病状に合わせて、抗がん剤治療、放射線治療、外科的切除による治療、肝動脈塞栓術等の治療方法が行われます。

手の「赤い斑点」の放置はNG!

医師女性
皮膚の赤い斑点は、重い肝臓の病気のサインかもしれません。

肝臓の異常を放置すると、改善も遅くなるのはもちろん、症状が進行・悪化するリスクがあります。
肝硬変、肝がんを発症するリスクや、食道静脈瘤等の合併症を併発するリスクが高まります。
命に関わる重篤な状態に陥る恐れもあるので、早期受診が大切です。

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