【医師が解説】肌の荒れはエステに行く?それとも皮膚科?治療方法について

公開日:2019-01-18 | 更新日:2020-10-05
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【医師が解説】肌の荒れはエステに行く?それとも皮膚科?治療方法について

「肌がカサカサする」「ニキビができた」「ヒリヒリして痛い」
このような症状は、全て「肌荒れ」と呼ばれます。
多くの女性は、肌が荒れないように、気をつけて肌をケアしています。
それでも、どうしても肌荒れが起きてしまうことがあります。

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監修者

長谷川 佳子 先生

小田原銀座クリニック
形成外科医

長谷川 佳子先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

どうして肌は荒れるの?

【肌荒れ対策】毛穴つまりのケアなら、適度な運動で汗をかくのも大切

皮膚は、次のような3層から成り立っています。

  • 表皮(肌が生まれ変わる、皮膚表面の層)
  • 真皮(肌のハリ、弾力を持つ肌の本体とも言える働きのある中間の層)
  • 皮下組織(クッションの役割をして外部刺激や衝撃を吸収してくれる層)

肌荒れは、主に表皮で起こります。
悪化して、症状が進むと、真皮や皮下組織まで、影響を与えることがあります。

ダメージが真皮にまで達していると、修復が難しく、痕に残ってしまうこともあります。
次のような症状がある時は、「角質のバリアー機能(肌表面を守っている表皮の一番上の層)」が乱れている時です。

  • カサカサしている
  • 乾燥している
  • 赤みがある

これらの症状は、紫外線や乾燥などの外的刺激が、肌に影響を与え、肌の内側の水分、油分が逃げてしまうために起こります。
ニキビができるのは、次のような状態が重なった時です。

  • 過剰皮脂
  • 角層のターンオーバー(※)の停滞
  • ストレス
  • ホルモンバランスなどのトラブル

ターンオーバー:皮膚の新陳代謝のこと。新しい皮膚細胞が生まれて、最後に剝がれていくまでの過程

肌荒れのケアなら…エステ or 皮膚科?

【肌荒れ対策】毛穴つまりのケアなら、適度な運動で汗をかくのも大切

痛み・かゆみ・赤みの症状が出た肌荒れは、なるべく皮膚科の治療を受けてください。
エステティックサロンは、健康な状態の皮膚を、さらに健やかに、美しくするのを目標にしています。
そのため、肌荒れの治療をすることはできません。

皮膚科では、診察を行い、症状にあった薬を、処方することができます。
ずっと一人で悩んでいた肌荒れが、薬を塗ることで快方に向かうことは、よくあります。

ドラッグストアやスキンケア商品でも、肌荒れによさそうな商品はたくさんあります。
けれど、肌に疾患がある時に、合っていないものを皮膚につけると、肌荒れが悪化する可能性も高くなります。

また、ただの肌荒れと思っていたものが、内臓疾患による肌荒れだったり、乾癬(※)といった難しい疾患であったりすることもあります。
乾癬(かんせん):銀白色で、フケのような鱗屑(剝がれ落ちた角質)ができる皮膚病

乾癬は、放置したままだと、全身に広がることもあります。
肌荒れの症状が乾癬に似ていると思ったら、一度皮膚科を受診してみましょう。

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皮膚科での治療と、自分で出来る改善法

【肌荒れ対策】毛穴つまりのケアなら、適度な運動で汗をかくのも大切

一般的な皮膚の荒れであれば、皮膚科では、ステロイド系の塗り薬・軟こう・飲み薬などで治療します。
薬を使うのは嫌だという人もいますが、肌荒れがひどいほど、お薬も強くなるので、症状は軽いうちに受診しましょう。

肌表面を健康な状態に保っておくためには、肌の本体とも言える真皮層をしっかりケアしてあげることも必要です。
ビタミンやミネラルを多く含む食事を心がけましょう。

また、規則正しい生活に、適度な運動で汗をかくことも、毛穴のつまりなどを解消する手段です。

肌は、臓器の一部で、体の表面を守っている器官です。
肌に異常があると、そこから細菌やウイルスが侵入することもあります。

健やかな肌には、透明感があり、みずみずしく、ハリがあります。
多くの女性が目指す憧れの肌は、肌荒れのない、健康的な肌です。
肌にはしっかりと正しいケアをして、いつまでも若々しく、健康的な肌をキープしましょう。

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【参考文献】
日本皮膚科学会ガイドライン「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版」
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/atopicdermatitis_guideline.pdf

健康保険組合レセプト情報を利用した乾癬の実態調査
照井正1), 中川秀己2), 江藤隆史3), 小澤明4)
1)日本大学医学部皮膚科学分野皮膚科, 2)東京慈恵会医科大学皮膚科学, 3)東京逓信病院皮膚科, 4)東海大学医学部専門診療学系皮膚科 臨床医薬 30(3): 279 -285 2014
http://mol.medicalonline.jp/archive/search?jo=an9cltmd&vo=30&nu=3

Semantic Scgolar「Epidemiology of psoriasis and palmoplantar pustulosis: a nationwide study using the Japanese national claims database」
Kiyoshi Kubota, Yukari Kamijima, +4 authors Hidemi Nakagawa Published 2015 in BMJ open

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