もくじ
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「手荒れがひどい…！」
「重症化した手荒れは、どうしたら早く治るの？」
医療機関での治療法や、早く治すためにできることを解説します。
長谷川 佳子先生
北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任
痒みがある場合は絶対にかかないでください。
引っかくと悪化し、湿疹や酷い場合は化膿してしまうこともあります。
肌がカサカサする程度の乾燥であれば、ハンドクリームなどで保湿をすれば症状が落ち着くでしょう。
皮膚科で治療を受けるメリットは
という点です。
市販薬は、幅広い症状に効くように、いろいろな成分が混じっています。そのため「あなたの症状」に対しての効果は、処方薬よりも薄くなります。
また、たくさん種類があるなかから自分に適しているものを選ぶのが難しいです。
手荒れの場合、保険適用の診療が多いため費用もさほどかかりません。
診察と薬代を合わせても1,000～2,000円ぐらいでしょう。
医療機関によっても異なるので、心配であれば、医療機関に確認をしましょう。
市販薬の場合、手軽に購入できますが症状に合わなかった時は、いろいろな薬を試すこととなり、皮膚科を受診したときよりも費用が掛かってしまうケースが多いです。
ステロイド外用薬で炎症を抑えたり、ワセリンなどで保湿したりします。
飲み薬や紫外線を照射する治療を行うことが多いです。
ひび割れがひどい場合は、ステロイドのテープ剤を患部に貼ります。
傷口の保護し、痛みを軽減させるができます。
症状が改善されない・悪化している場合は、再度、皮膚科を受診し相談しましょう。
薬があっていない可能性があります。
皮膚のバリア機能を補う「セラミド」が配合されているタイプのものや、保湿機能で皮膚のカサカサを防ぐ「尿素」が配合されているタイプのものがおすすめです。
手荒れを早く改善させるために
ということを普段から心がけましょう。
手荒れは乾燥が原因で起こることが多いです。
こまめにワセリンやハンドクリームなどで保湿することで改善が早くなります。
保湿剤の塗り方
洗濯や食器洗いなどをする場合は、手袋つけるなど対策をしましょう。
洗剤などが刺激となり、手荒れを悪化させてしまうことがあります。
使い捨てのタイプの手袋は、内側にくっつかないようにするためのパウダーがついていることがあり、これが手荒れを悪化させてしまう事があります。
使用して肌に違和感がある場合は、低刺激のタイプのものに変更しましょう。
手荒れが酷い場合は水を使用するか、ゴム手袋などをつけてできるだけお湯には触れないようにしましょう。
食器洗いなどでお湯を頻繁に使用すると、手や指の油分も落ちてしまいより乾燥しやすくなります。
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
▼参考
日本皮膚科医科医会
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