何これ?「足に赤い斑点」痒くないけど大丈夫?早急に病院に行くべきケースも

更新日:2022-08-30 | 公開日:2020-11-19
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何これ?「足に赤い斑点」痒くないけど大丈夫?早急に病院に行くべきケースも

「足に赤い斑点ができた…」
「かゆくないけど、これって大丈夫なの?」

自然に治る?病院に行くべき?
足にできたかゆくない赤い斑点について、お医者さんに聞きました。
対処法と病院に行く目安も解説します。

監修者
経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

かゆくない足の赤い斑点の正体は?

医師女性

足にかゆみがない赤い斑点が出ている場合、

  1. 薬疹
  2. IgA血管炎(ヘノッホ-シェーンライン紫斑病)

の可能性が高いです。

原因① 薬疹

医師女性

薬疹とは

  • 薬に対するアレルギー反応
  • 薬の副作用
  • 長期間の摂取による薬剤の蓄積
  • 少量の薬剤でも過剰状態(不耐性)
  • 本来の薬理作用と異なる効果(特異体質)

がでている状態です。

薬を使用して数分以内に症状があらわれるケースもあれば、数時間・数日・数週間後にあらわれるケースもあります。

薬疹を起こしやすい薬を使用している、薬に対して反応するような細胞や抗体がある人などがなりやすいと考えられます。

薬疹の「斑点の特徴」

医師女性
赤い部分が盛り上がっていることが多いです。

皮膚が紫色・青色・灰色変色することもあります。

赤い斑点以外の症状

  • 倦怠感がある。
  • 痛みがある。
  • の中がただれる
  • が出る。
  • リンパ節腫れる。
  • 肝臓、腎臓、骨髄などの他臓器障害がある。
  • 血圧低下する。
  • ショックを起こす。

早く治すためにできることは?

医師女性
原因となる薬を特定する必要があるため、医療機関受診しましょう。

その際、おくすり手帳など使用している薬がわかるものを持っていくと良いです。
使用している市販薬があれば、あわせて伝えてください。

原因② IgA血管炎(ヘノッホ-シェーンライン紫斑病)

医師女性
血管炎の一種で、頻度が高い病気です。
皮膚の細い血管に障害がおこることで、斑点が生じます。

細菌やウイルスの感染、薬剤、妊娠、悪性腫瘍などが誘因と考えられています。
3~15歳の子どもがなりやすいですが、どの年齢でもなる可能性があります

IgA血管炎斑点の「斑点の特徴」

医師女性
膝から足首に、あざのような赤い斑点ができることが多いです。

斑点を触ると、軽いしこりのようなものがある場合があります。

乳児の場合は顔、小児の場合はおしり・ふともも・背中・腕にできることが多いです。

赤い斑点以外の症状

  • 血疱(血液を含んだ水ぶくれ)がある。
  • 直径1cm以内の皮膚のもりあがり(丘疹)がある。
  • ただれている。
  • 潰瘍がある。
  • 微熱がある。
  • 倦怠感がある。
  • 関節痛い
  • 腹痛吐き気がある。
  • タール状の黒い便下痢をしている。

最初の症状から数日・数週間後に、皮膚に新しい斑点や盛り上がりができることもあります。

早く治すためにできることは?

医師女性
IgA血管炎が疑われる場合は、自己判断せず、早急に皮膚科を受診しましょう。

上記したような症状は通常は4週間ぐらいで治まりますが、数週間後に再発することが多いです。再発を予防するためにも、一度病院で診てもらうことをおすすめします。

皮膚科を探す

受診するのは何科?

医師女性
まずは、皮膚科を受診しましょう。

特に、皮膚のもりあがりやしこりがある、皮膚症状以外にも症状がみられる場合は、一度病院に行きましょう。

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