【口角炎の原因】治らないときは「ストレス」や「病気のサイン」かも

公開日:2019-11-14 | 更新日:2021-06-22
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【口角炎の原因】治らないときは「ストレス」や「病気のサイン」かも

「口角炎がなかなか治らない…」
そんなときは「ストレス」や「病気」が原因かもしれません。
市販薬・ワセリンやオロナインを使う際の注意点、なかなか治らない場合に自分でできる対処法など、医師が詳しく解説します。


監修者

長谷川 佳子 先生

LECINQ clinic
院長

長谷川 佳子先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務
令和3年1月よりLECINQ clinic 院長に就任

口角炎の「7つの原因」

医師女性

口角炎になってしまう原因として

  1. 栄養不足
  2. 物理的な刺激
  3. 長期的な薬剤使用、化粧品の使用
  4. 細菌・ウイルス感染
  5. アトピー性皮膚炎
  6. ドライマウス
  7. 内科的疾患(全身性疾患)

といった原因が考えられます。

原因①栄養不足

医師女性
ビタミンA・ビタミンB群等の摂取不足により発症するケースがあります。

原因②物理的な刺激

医師女性
義歯が当たる・噛み合わせが悪い・唾液が常についている・メイクする際の肌を触る刺激・唇をなめる等、皮膚に刺激が与えられることで発症するケースがあります。

原因③長期的な薬剤使用、化粧品の使用

医師女性
副腎皮質ステロイドの内服や、免疫抑制剤等を使用する治療中は口角炎を発症しやすいです。


また、口紅等の化粧品に含まれている成分が刺激を与えて発症するケースもあります。

原因④細菌・ウイルス感染

医師女性
真菌(カンジダ等)・細菌・ウイルス(ヘルペス等)の感染により発症します。

原因⑤アトピー性皮膚炎

医師女性
アトピー性皮膚炎の一部症状として起こるケースがあります。

原因⑥ドライマウス

医師女性
薬の副作用、加齢、生活習慣、病気等が原因で起こり、主な症状として口角炎が起こります。

原因⑦内科的疾患(全身性疾患)

医師女性
糖尿病・鉄欠乏性貧血・HIV感染症・肝疾患等が原因で発症するケースがあります。
口角炎はうつる?

よだれや唇をなめるといった物理的刺激やビタミン不足の場合、口角炎はうつりません。
細菌やウイルスなどによる感染の場合はうつることがあります。

口角炎が治らない…なぜ?

野菜

医師女性

口角炎が治らない・口角炎を繰り返すときは

  • ビタミン群の摂取不足
  • 睡眠不足
  • ストレスがたまっている
  • 疲労がたまっている
  • 唇が乾燥している
  • 唇への刺激が多い

といったことが影響している可能性があります。

どう対処すればいい?「自分でできること」

医師女性

自分でできる口角炎の対処は、

  1. 睡眠&ビタミンの摂取
  2. 口内を清潔にする
  3. 唇への刺激を予防
  4. ストレスを溜めない

以上4つを意識してみましょう。

対策①睡眠&ビタミンの摂取

医師女性
十分な睡眠をとり、免疫力の低下を予防してください。
特にビタミンB2、B6を積極的に摂るようにしてください。

ビタミンB2、B6が豊富に含まれているものはこちらです。

  • ビタミンB2…ヨーグルト、牛乳、卵、ほうれん草
  • ビタミンB6…魚類、肉類、豆類、レバー

対策②口内を清潔にする

医師女性
原因菌のひとつ「カンジタ菌」は口の中から侵入するケースもあるため、うがいや歯磨きをしっかり行い、常に清潔な状態をキープしてください。

対策③唇への刺激を予防

医師女性
唇も紫外線の影響を受けるため、UVカット機能を持つリップクリーム等を使用して日焼けによる唇への刺激を予防してください。


また、唇が乾燥していると、口角炎がなかなか改善されません。
さらに乾燥した唇を癖でなめてしまうと、唾液が刺激となり口角炎の改善が遅くなるケースがあります。
辛いものも口角に刺激を与えるため回復が遅れるので、摂取は控えてください。

対策④ストレスをためない

医師女性
心身共に健全な状態の場合は、皮膚にカンジタ菌が付いたとしても口角炎を発症する可能性は低いです。

ストレス過多や疲労の蓄積等によって免疫力や抵抗力が弱くなると、口角炎を発症しやすくなると考えられています。

軽症の場合は「清潔」と「保護」で対処

医師女性
軽症の場合は、患部を清潔な状態にしてからワセリン等の保湿剤(塗り薬)やリップクリームを使用するケースが多いです。

ワセリンは皮膚の表面に油分膜を張ってくれるため、水分の蒸発を予防する作用が期待できます。
また、皮膚を柔らかくしてツッパリ感を解消し、口角が切れるのを防ぐ作用も期待できます。
ワセリンを使用する際は、口に入っても問題ないとされる精製度が高いものがおすすめです。
また、トラフル錠やチョコラBBプラスなど、口内炎用飲み薬の成分も、口角炎にも働きかけると考えられます。

オロナイン軟膏は注意

保湿作用があるオロナイン軟膏を使用するケースもあるようですが、含有されているグルコン酸クロルヘキジンは弱い消毒剤であり、口に入れてはいけないとされる成分のため、使用する際は医療機関で相談してからにしてください。

病気のサインのケースも

医師女性
  • 腫瘍
  • 口唇ヘルペス
  • HIV感染症

といった病気の可能性が考えられます。

腫瘍

医師女性
腫瘍が偶然口角に発生し、赤黒く見える場合があります。
多くの場合、良性の腫瘍で痛みやかゆみを伴うケースは少ないようです。

悪性の場合は、基底細胞がん、悪性黒色腫等が考えられます。

口唇ヘルペス

医師女性
口唇ヘルペスは、口角に水疱が生じると口角炎のような症状を起こす場合があります。

HIV感染症

医師女性
カンジタ性口角炎の場合、HIV感染症のような免疫力低下を起こす病気が隠れている場合があり要注意です。

「口角炎が治らない」は病院へ!

皮膚科

医師女性

口角炎の治療は、

  • 感染以外が原因
  • 感染が原因
  • ビタミン不足
  • 内科的疾患

といった、起きた原因に対応してそれぞれ行われます。

感染が原因ではない場合

医師女性
保湿作用や鎮痛作用がある塗り薬非ステロイド軟膏、ステロイド軟膏、ビタミン剤等の内服薬が処方されるケースが多いです。

感染が原因の場合

医師女性
細菌が原因の場合には、ビタミン剤の内服薬や抗生物質の軟膏が処方されます。

カンジタ等の真菌が原因の場合には、抗真菌剤の塗り薬や飲み薬が処方されるケースもあります。

ビタミン不足の場合

医師女性
不足しているビタミンを補充するビタミン剤等(特にビタミンB2・B6)が処方されるケースがあります。

内科的疾患の場合

医師女性
発症している疾患に対する治療が行われます。

病院は何科?

医師女性
皮膚科・内科を受診するケースが多いようです。

※症状の状態や、病院の設備などによって、適切な医療機関を紹介される場合があります。

皮膚科・内科を探す


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