どうにかしたい!立ち仕事で「足の裏が痛い」対策。足底腱膜炎かも

更新日:2022-08-30 | 公開日:2020-09-24
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どうにかしたい!立ち仕事で「足の裏が痛い」対策。足底腱膜炎かも

立ち仕事で足の裏が痛い…。
どうすればいいのか教えて!

足の裏の痛みの「正しい対処法」を、お医者さんに聞きました。
毎日のお仕事で、足の裏の痛みにお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

監修者
河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

立ち仕事の足の裏の痛み「対策」

医師男性
まずは足の形にあった靴を選びましょう。クッション性の高いもので、フラットなスニーカーやビジネスシューズなどがおすすめです。
パンプスを履くなら、低めのヒールのものを選びましょう。

サイズは、あまりぴったりなものより、つま先に1cmほど余裕ができる靴を選びましょう。

つま先が狭くてとがっている靴より、丸い形の靴を選んで、足の指が窮屈にならないようにしてください。

また、かかとがしっかり固定される靴がおすすめです。

医師男性
ヒールが高いパンプスや、かかとが固定されていないサンダルやスリッパは、足の裏の痛みを起こしやすくなるので、避けましょう。

インソールは?

医師男性
自分の土踏まずの形に合っていて、足を縦方向と横方向からしっかりとサポートするインソールがおすすめです。

地面からの衝撃を吸収する低反発素材のものがいいでしょう。ハイヒールの場合は、足先用のインソールを使うと、足の痛みを軽減できます。

ストレッチは?

ふくらはぎと足裏を伸ばして、痛みを予防しましょう。

<ストレッチの方法>

  1. 壁に向かって両腕を前に出し、手のひらを壁につけます。
  2. のばした腕が床と平行になるようにしてください。
  3. 片方の足を半歩前に出して、もう片方の足は後ろに引きましょう。
  4. かかとは床につけた状態にしましょう。
    ※両足とも行いましょう。

痛みの「解消方法」が知りたい!

マッサージをしてもいい?

医師男性
ゴルフボールを使ったマッサージが手軽でおすすめです。

床にゴルフボールを置き、そのうえに片足をのせて、ゴルフボールを軽く前後に転がしてください。

湿布を貼ってもいい?

医師男性
湿布を貼るのもOKです。

冷湿布、温湿布どちらでも構いませんが、急性期は冷湿布慢性化していれば温湿布がおすすめです。

その痛み「足底腱膜炎」かも

医師男性
足の裏の痛みが続く場合や強い痛みがある場合は、「足底腱膜炎」を発症している可能性があります。

足底腱膜炎になると、かかとの下から指の付け根にかけて激しい痛みが生じます。

この痛みは、かかとの骨の下側から指の付け根の間にある足底腱膜という組織に、繰り返し負荷がかかることで生じます。

朝起きた後長時間横になっていた後歩き始め特に痛みを感じやすいです。
しばらく歩いていると痛みがなくなることがありますが、歩いている途中に足の裏の内側の縁に沿って、痛むこともあります。
その際の痛みは、焼けるような痛み刺すような痛みが多いです。

足底腱膜炎になりやすいのはこんな人

医師男性
硬い地面や床の上で長い時間立ち仕事をしたり、歩き回ったりする仕事をしている人は、足底腱膜炎になりやすいです。

その他、

  • 腱膜への負荷が大きいランナーやダンサー
  • ハイヒールなどかかとの高い靴を履く人
  • ふくらはぎの筋肉やアキレス腱が硬い人
  • 座っている時間が多い人
  • 足のアーチが異常に高い・低い人

がなりやすいです。

さらに、肥満や関節痛のある人は、リスクが上がります。

「足底腱膜炎」の症状を緩和するには?

医師男性
入浴して体をよく温めて、足の疲れを取るようにしましょう。

足にかかる負荷と痛みを減らすために、痛いうちは歩幅をやや小さくし、裸足で歩かないようにしましょう。
インソールの使用やストレッチもおすすめです。

かかとに強い衝撃のかかるジョギングなどの運動は控えてください。

病院に行く目安

医師男性
足底腱膜炎の症状がある場合は、悪化を防ぐためにも、病院で治療を受けることをおすすめします。
  • 足の裏を押すと痛い
  • 痛みが長時間続いている
  • 日常生活に支障をきたしている

という場合も、早めに病院に行きましょう。

何科を受診する?

医師男性
整形外科を受診しましょう。

整形外科を探す

どんな治療をするの?

医師男性
症状に合わせて、理学療法や薬物療法、手術療法等で治療を行います。

<理学療法>
ストレッチ運動やインソール・テーピングなどを使用して治療を行います。

<薬物療法>
痛みを緩和するために湿布薬や鎮痛薬を使用します。痛みが強い時には、注射をすることもあります。

上記の方法で症状が改善しない場合は、体外衝撃波療法やPRP療法、手術療法が行われます。

早期受診のメリット

足の裏の痛みは、足底腱膜炎やその前段階である場合が多く、早期に治療することで重症化を防ぐことができます。

悪化すると慢性化するケースもあり、日常生活への支障も大きくなるので、不安な症状がある方は早めに病院で相談しましょう。

参考
MSDマニュアル家庭版 足底腱膜炎
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/08-骨、関節、筋肉の病気/足の問題/足底腱膜症
Dr. KAKUKO スポーツクリニック 足底腱膜炎(そくていけんまくえん)
https://www.dk-sc.com/service1/plantar.html
足の外科学会 足底腱膜炎
https://www.jssf.jp/pdf/pamph_sokuteiken.pdf

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