【医師が解説!】このO脚、トレーニングで矯正できるの?

公開日:2018-12-14 | 更新日:2020-02-12
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【医師が解説!】このO脚、トレーニングで矯正できるの?

O脚で悩んでいる人は、結構多くいます。
女性だけではなく、男性にも見られます。
足のラインがきれいに見えないだけでなく、さまざまな困りごとが起こるO脚。
放置しておくと、見た目の問題だけでは済まされない場合もあります。
O脚になってしまうしくみや、O脚に関連する病気、対処法や治療法などを、詳しく解説します。

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監修者

河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

下半身が、太く見える

ひざの間が、開く

O脚は、正式には内反膝(ないはんしつ)と言います。
足をそろえて(くるぶしをくっつけて)立ったときに、両膝の間が開く状態です。
O脚と似た症状に、両膝はつくが、膝から下が丸く広がるXO脚というのもあります。

レギンスが、似合わない…

O脚の患者さんによくあるお悩み例をご紹介します。

女性

  • 上半身よりも下半身が太く見える
  • スリムタイプのパンツやレギンスが似合わない
  • ひざが出るスカートに抵抗がある
  • 腰痛がある

男性

  • ひどいガニ股に見える
  • スリムなスラックスがはけない
  • 写真撮影で、「足を閉じて」と言われてしまう。これ以上閉じられないのに…
  • 腰痛がある

といったお悩みがあげられます。
年配の方になるとこのようなお悩みも…。

  • 歩くときに膝が痛い。でも年のせいだからしょうがない

これは、実は、膝や関節への負担が積み重なった結果、徐々に関節の変形が起こる「変形性膝関節症」を起こし、痛みが現れている可能性が高いです。
歩行困難になることもあります。

ずっと足を組んでいると、O脚になるの?

下半身の、筋肉のゆがみ

O脚の原因には、普段の生活習慣からくる、悪い姿勢や歩き方も影響します。
例えばこんな座り方をしていませんか?

  • 浅く座って背もたれによりかかる
  • 横座り
  • 頰づえをつく
  • 足を組んで座る

姿勢の悪さは、長時間の勉強やデスクワーク、パソコンやスマートフォンの長時間使用によるものです。
また、次のような履物を長い時間履いていると、足の構造をゆがめ、体の重心がずれ、バランスの悪い歩き方を引き起こします。

  • 長靴などの大きすぎる靴
  • サンダルなど足に引っ掛けて履く靴
  • ヒールやパンプスなど、つま先を圧迫する靴など

そのほか、O脚になる原因。

  • 運動不足から来る筋力不足
  • 食生活の乱れ
  • 体重増加など

悪い姿勢や歩き方を長期にわたって行っていると、骨盤や下肢の筋肉にゆがみやアンバランスが生じてきます。
骨盤が前傾(または後傾)したり、腰椎がねじれたりして、股関節が内側に撚(よ)れて外側に開き、膝も外に向いてしまいます。

骨盤に問題がなくても、下肢の筋肉の使い方に問題がある場合もあります。
体の重心が外側(足の小指側)に傾いていると、外側重心で体を使う習慣がついて、足の外側の筋肉が発達します。
すると股関節が外に向かって開くため、O脚になることがあります。

まっすぐな脚にするためには

医療機関では問診をしたら、立ち方や歩き方を調べます。
その後、検査などを行い、くる病(※)のような病気から起こるO脚の可能性を外しながら、診断していきます。
※くる病:ビタミンDの欠乏などで起こる骨の石灰化障害

O脚の矯正は、骨盤や股関節を中心に、膝関節・足関節・肩関節などの使い方の修正を行います。
靴の見直しを図り、足に合ったインソールを使用することもあります。
正しい姿勢を身につけたうえで、ウオーキングや筋力トレーニング、スクワットなどを行います。

太ももの筋力トレーニング

いすの背に腰がつくように深く腰かけ、ゆっくり足を上げ、太ももとすねが水平になるようにする。
この位置で膝をピンと伸ばし、足首を立て5~10秒そのままでいる。
その後、ゆっくり足を戻す。
各10回を1セットとし、デスクワークの合間などに、1日3回程度行うといいでしょう。

足全体の筋力トレーニング(スクワット)

肩幅より少し広めに足を開いて立ち、椅子に腰かけるようにお尻を後ろに引きながらゆっくりおろす。
この時、背筋やお尻が傾かないよう水平にします。
膝も、足の爪先よりも前に出ないようにしてください。

膝が内側に入らないように、両足の甲と膝を同じ幅でキープすると、さらに効きめがあります。
15回を1セットとし、1日2回程度行うといいでしょう。

悪い姿勢を長い時間続けてきたことが原因の、足のゆがみは、簡単に改善できません。
筋肉の使い方が変わらなければ、また元の状態に戻ってしまうからです。

生活習慣や、普段使っている靴などを見直しましょう。

継続していくのは大変ですが、O脚を矯正するためのトレーニングは、生活習慣病などの病気の予防にもなります。
これを機に、治療者と連携しながら、根気よくトレーニングを続けてください。

【参考文献】
日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/bowleg_and_genu_valgum.html

国際統合リハビリテーション協会 https://iairjapan.jp/archives/22430

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河合 隆志 先生

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医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
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