「指のしびれは何科?」危ないしびれの見分け方。なんの病気の疑いあり?

更新日:2022-07-29 | 公開日:2022-07-29
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「指のしびれは何科?」危ないしびれの見分け方。なんの病気の疑いあり?

「指がしびれる…」
「病院は何科に行けばいいの?」

指がしびれるとき何科に行けばいいのか、お医者さんに聞きました。

体の片側にしびれがある場合、脳梗塞の前兆も疑われます。
要注意な症状に心当たりがないか、確認してみましょう。

監修者
河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

指のしびれは何科で受診すればいい?

医師男性
指のしびれが見られる場合、まず整形外科での受診をおすすめします。

指のしびれは、神経の圧迫によって生じているケースも多いです。
整形外科で受診すると、「首の骨」や「手の関節」で異常が起きていないか調べてもらえます。

神経の刺激・圧迫が起きている場合、悪化すると痛みが出たり、手を使った作業が難しくなったりします。
症状を長引かせないためにも、早めの受診を心がけましょう。

受診時に伝えるとよいこと

  • いつ頃から指のしびれがあるか
  • しびれ以外にも症状があるか
  • 時間の経過とともに、どのように症状が変わっているか
  • これまでにかかった病気・治療中の病気
  • 服用中の薬

診察の際には、上記の点を伝えるとよいでしょう。

整形外科の診療では、問診をしながら患部を確認していきます。
必要に応じて「レントゲン検査」などを行い、病気の有無を調べます。

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考えられる「整形外科の病気」

医師男性

「指のしびれ」の原因として、

  • 手根管症候群
  • 頚椎症性神経根症

といった整形外科の病気が考えられます。

それぞれの病気について詳しく解説していきます。
思い当たる症状がある場合は、整形外科での受診を検討しましょう。

病気① 手根管症候群(親指・人差し指・中指・薬指のしびれ)

こんな症状は「手根管症候群」かも

  • 親指・人差し指・中指・薬指のしびれ、または痛み
  • 手のこわばり感がある
  • 母指と人差し指でOKサインができない
  • 手を振ると痛みが楽になる
  • 明け方に症状が強く出ることがある
  • 痛みで夜中に目が覚めることがある
医師男性
手首の関節部分には、「手根管」という神経が通るトンネルがあります。
手根管症候群の方は、この内部で神経が圧迫されるため、指のしびれが起こります。

どんな人がなりやすい?

  • 妊婦
  • 更年期以降の女性
  • 手を酷使している人
  • 骨折などによるケガをしている人
  • 人工透析をしている人
  • できもの・こぶ・はれものがある人

上記に当てはまる方は、手の神経が圧迫されやすいため、手根管症候群の発症リスクが上昇します。

妊婦・更年期の女性は、ホルモンバランスの乱れによる「むくみ」が発症に関わっていると考えられています。

「手根管症候群」を疑うときは、早めに整形外科へ

医師男性
手根管症候群が進行すると、手を使った作業が難しくなってしまいます。
悪化によって手術が必要になるケースもあるため、早めに「整形外科」で診てもらいましょう。

しびれや痛みが強い場合は、できるだけ手を使わないようにしてください。

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病気② 頚椎症性神経根症(首を後ろに反ると出やすい)

こんな症状は「頚椎症性神経根症」かも

  • 腕や手指のしびれ・麻痺
  • 肩から腕にかけての痛み
  • 首を後ろへ反らせると、しびれ・痛みが出やすい
  • 腕や手の筋力低下
医師男性
首の骨周辺にある「神経根」が圧迫されている状態です。
「上を向く」「うがいをする」といった首を後ろへ反る動作で、指のしびれが強くなります。

どんな人がなりやすい?

  • 中年から高齢の人
  • 姿勢が悪い人
  • 長時間のデスクワークが多い人
  • 遠近両用眼鏡で、首を反らせてスマートフォンの画面などを見ている人

普段から首に負担をかけている人は、頚椎症性神経根症を発症しやすくなります。

また、中年から高齢の人は、加齢による「椎間板の変化」も考えられます。
この場合、変化によって発生した「骨のとげ」が、神経根を刺激・圧迫することで“しびれ”が起こります。

「頚椎症性神経根症」は、首に負担をかけないことが大切

医師男性

「頚椎症性神経根症」は、基本的に自然治癒が期待できる病気です。

  • 首をうしろに反らせない
  • 悪い姿勢をとらない(猫背など)

といった対処で、首への負担を避けましょう。

しびれ・痛みが強いときは、整形外科へ!

医師男性

手指のしびれ・痛みが強く出ている場合、症状の悪化が疑われます。
重症化すると手術が必要になるケースもあるため、放置せず整形外科で受診しましょう。

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【脳梗塞の前兆】“体の片側のしびれ”は「脳神経内科」へ!

こんな症状は「脳梗塞の前兆」かも

  • 顔・体の片側のしびれ・麻痺
  • 食べ物が飲み込みにくい
  • 物が二重に見える・視界がかすむ
  • 話し方がはっきりとしない
  • 人の話を理解できない
  • めまいがする
  • 体がよろめき、上手く歩けない

※上記の症状は5~15分後、遅くとも24時間以内に一度改善されます。

医師男性

指のしびれが、脳梗塞の前触れとなっているケースもあります。
上記の症状が見られるときは、「脳神経内科」で受診しましょう。

先にあげた症状は「一過性脳虚血発作」と呼ばれるもので、脳への血流が滞ることで起こります。
放置していると、発症から2日以内に脳梗塞を起こすケースが多く、命に関わる恐れがあります。

症状が強い・症状が続いているといった場合は、救急車を呼びましょう。

こんな人は「脳梗塞」に注意!

  • 味の濃いものが好き
  • お酒をたくさん飲む
  • 喫煙習慣がある
  • 不規則な生活を送っている
  • ストレスや疲労が蓄積している
  • 運動不足
  • 肥満

上記に当てはまる人は、「動脈硬化」や「血栓の発生」によって、脳梗塞を発症するリスクが高くなります。
特に、高血圧・糖尿病といった生活習慣病を患っている人は要注意です。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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さやけん

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