爪が割れる・でこぼこする原因|栄養不足や病気の可能性。ケア方法は?

公開日:2019-10-16 | 更新日:2020-03-05
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爪が割れる・でこぼこする原因|栄養不足や病気の可能性。ケア方法は?

爪が割れたり、でこぼこしていたりする原因は?
縦や横に割れるのはなぜなのか、対処法まで詳しく説明します。
病気が疑われる場合についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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監修者

長谷川 佳子 先生

小田原銀座クリニック
形成外科医

長谷川 佳子先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

爪が割れたりでこぼこする原因

おもな原因は刺激や栄養不足

爪が割れる原因は、外的な刺激栄養不足等多岐にわたります。
爪が割れる原因としては、ビタミンA不足、紫外線による日焼け、洗剤や除光液等によるダメージ、爪の病気等が挙げられます。
最近では、ネイルアートや除光液等の使い過ぎにより爪にダメージが与えられるケースも増えています。
爪を見れば健康状態が分かるというほど、爪は敏感に健康状態を反映します。
そのためご自分の爪の状態を確認し、何が原因なのかをしっかり見極めることが必要です。

縦割れ・横割れ・でこぼこそれぞれの原因

縦に割れる場合、乾燥や、圧力やマニュキアなどによる刺激などが原因で、爪が先端から根元に向かって縦に割れることがあります。
また、後述する「爪甲縦裂症」という病気の可能性もあります。
また、横に割れる場合、栄養不足や爪の成長が妨げられ、横に割れることがあります。
そして、爪がでこぼこになるのはカンジダや細菌が爪に入り込んで生じるカンジダ性慢性爪郭炎や慢性爪郭炎が原因のこともあります。

爪が縦に割れる病気「爪甲縦裂症」

爪 割れる 3

爪甲縦裂症とは、爪甲が縦に割れる状態や爪先に縦にでこぼこ状態になります。
縦の割れ目が入るほどの状態になり、その割れ目は深く爪がふたつに分かれてしまう場合もあります。

爪甲縦裂症の原因

  • ネイルによる水分不足、除光液、溶剤の使用過多
  • 栄養不足
  • 湿疹や乾癬等の皮膚疾患
  • 爪根部分の末梢循環障害
  • ホルモンバランスの乱れ

爪甲縦裂症により爪が割れてしまうと、その割れ目から細菌が侵入してしまい感染症を引き起こす恐れもあるため注意が必要です。

自分で治療できる?

爪甲縦裂症が疑われる症状が現れた場合は、その原因を突き止めてすぐに止めてください。
栄養不足が考えられる場合には、タンパク質、カルシウム、ビタミンB類、マグネシウム等をバランスよく摂るように心掛けてください。

爪の健康を維持するためには、表面に油性のクリーム等を丁寧に塗り込むだけでも効果があると考えられています。
手の皮膚と同じように、爪にクリーム(尿素配合の保湿クリーム等)を塗ると症状が改善するケースもあります。
また深爪は、爪周辺の皮膚が腫れて爪が皮膚にダメージを与えることがあるため、爪の長さにも注意が必要です。

皮膚科での治療方法

皮膚科で行われる主な治療法は、爪の角質に浸透しやすい保湿剤やステロイド剤(副腎皮質ホルモン)の処方、ビタミンE内服薬の処方等が挙げられます。
ステロイド剤使用後、2~3か月経つと爪甲根元部から症状が改善してくるケースが多いです。
しかし、2~3か月間ステロイド剤を使用しても症状の改善がみられないときは、腫瘍の可能性があるため詳しい検査が必要になります。
爪を作っている爪母が損傷し、爪甲縦裂症を起こしている場合は、現状の医療では治すのが困難とされています。

割れたりでこぼこしている爪のケア

爪にはたんぱく質をメインに、ビタミンB2、B6、Eといったビタミンや亜鉛、鉄といったミネラルなどを含んだ偏らない栄養分が必要です。
また、保湿クリーム保湿オイルなどを使うのも良いですね。
割れた爪に、自己判断で接着剤を使うのは、やめましょう。爪や皮膚に刺激となることもあります。

爪 割れる 1

ネイルアートやマニキュアはOK?

爪 割れる 2

割れた爪にネイルアートやマニキュアは避けましょう。
割れた箇所から奥の皮膚に成分が流れ込んでしまうこともあります。

爪の役割と構造

爪の働きって?

爪は表皮角質が変化してできた皮膚の付属器官です。手、足の指先を保護する働きを担っています。
指の先端部では、爪の中央あたりまでしか骨がありません。そのため、骨がない部分は爪が支えています。
見た目は小さい爪ですが、爪がないと物をつかむのも困難になります。
足の爪の役割は、足に力を入れて歩く、体を安定した状態になるように支えることです。

このように爪は、手、足の機能に必須の重要な部分です。

爪の成分と構造

爪の主成分は、繊維タンパク質であるケラチン(硬ケラチン)です。通常「爪」と呼ばれる部分は爪甲と呼ばれ、爪は爪母で作られています。
爪は、爪甲と皮膚の下にある周辺組織、爪根、爪母、爪床、爪皮下から成り立っています。
爪を囲む皮膚を爪廓といい、爪根を覆う皮膚を後爪廓、後爪廓から爪甲を覆う薄い皮を爪上皮といい、爪甲を保護しています。

注意!病気で爪が変形することも

爪が割れる恐れがある病気には、糖尿病、卵巣機能障害、甲状腺機能低下症、貧血、神経疾患、高尿酸血症、肝臓病等が考えられます。
爪自体に腫瘍ができていたり、爪の下に腫瘍ができることで爪が持ち上がり、割れたりでこぼこしたりする場合もあります。

まとめ

ネイルアート等美容のためのケアに力を入れるだけではなく、爪自体の健康を維持するよう関心を持つことが大切です。
爪はとてもデリケートな部分です。そのため万が一、爪甲縦裂症が疑われるような症状が現れた場合には、自己流でケアするのではなく、
皮膚科等の専門医療機関で適切な診断や治療を受けましょう。

<参照>
爪甲縦裂症-日本皮膚科学会
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa38/q04.html
福島県医師会
http://www2.tokushima.med.or.jp/kenmin/doctorcolumn/hc/1572-2016-12-21-04-51-54

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監修者

長谷川 佳子 先生

小田原銀座クリニック
形成外科医

長谷川 佳子先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

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