なぜ?飛蚊症が増えた…急な悪化は病気が原因?検査は?医師監修

公開日:2021-03-30 | 更新日:2021-04-30
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なぜ?飛蚊症が増えた…急な悪化は病気が原因?検査は?医師監修

「飛蚊症が急に悪化した…これって大丈夫?」

黒い虫や糸くずのような物が見える原因をお医者さんに聞きました。

目の違和感を放置するのは危険です。
検査方法と治療方法も解説します。


監修者

山内 明子 先生

田町三田やまうち眼科
眼科医

山内 明子先生

経歴

田町三田やまうち眼科。東京医科大学眼科入局

飛蚊症が増えた…これ大丈夫?

医師女性
「飛蚊症」は誰にでも起こりうる症状です。
「飛蚊症」には、加齢・強い近視が原因で発症するケースもあります。

これは“硝子体”という眼球内部のゼリー状の組織が変化し、濁ることによって起こります。この場合、目の状態が急速に悪化することはないため、過剰に心配しなくて大丈夫です。

ただし「急に症状が変わった」ときは要注意!

元々ある飛蚊症の症状が大きく変化した場合は、要注意です。

  • 飛蚊症の数が急に増えた
  • 飛蚊症の色が濃くなった
  • 飛蚊症のサイズが大きくなった
  • 視力が急に下がった
  • 目に痛みがある
  • 視野が欠けている

といった場合は、重い目の病気も考えられます。
放置すると視力低下や失明を招く恐れがあるため、早急に眼科で検査を受けてください。

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考えられる3つの病気

医師女性

飛蚊症の原因として

  1. 網膜裂孔・網膜剥離
  2. ぶどう膜炎
  3. 硝子体出血

といった病気が考えられます。

病気① 網膜裂孔・網膜剥離

医師女性
網膜裂孔・網膜剥離によって、眼球内で出血が拡がった場合、飛蚊症が増えることがあります。

飛蚊症として目に映っているのは、硝子体の中に侵入した“目の細胞”“剥がれた網膜から出た血液”です。

「網膜裂孔(もうまくれっこう)」とは
網膜に、穴や亀裂が生じた状態です。

「網膜剥離(もうまくはくり)」とは
網膜が、眼底から剥がれた状態です。

主な症状

  • 飛蚊症
  • 視力低下
  • 視野が欠ける
  • 物が歪んで見える

網膜裂肛・網膜剥離になりやすい人

医師女性
  • 強い近視の人
  • 白内障の手術経験がある人
  • 重度のアトピー性皮膚炎を患っている人
  • 目を怪我した人

に発症しやすいです。

40~60歳代に多くみられますが、強い近視の場合には20代前後の若年層でも発症するケースがあります。

放置するとどうなる?

医師女性
網膜裂孔を放置すると網膜剥離になり、失明になるリスクもあるため、早めに受診しましょう。

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病気② ぶどう膜炎

医師女性
「ぶどう膜」に炎症が起こると、眼球内の濁りの悪化に伴い、飛蚊症も増えるケースが多いです。

「ぶどう膜炎」は、細菌感染などによって発症します。
飛蚊症として目に映っているのは、炎症によって発生した“白血球”“細胞から染み出た液体”と考えられます。

※「ぶどう膜」とは
眼球全体を包みこんでいる膜状の組織。
虹彩や毛様体、網膜後方の脈絡膜などを指す。

主な症状

  • 飛蚊症
  • 目の痛み
  • 視力の低下
  • 目のかすみ

ぶどう膜炎になりやすい人

医師女性
  • 疲労、ストレスが溜まっている人
  • 睡眠不足な人
  • 白内障の手術を受けたばかりの人

に発症しやすい傾向があります。

過度の疲労・ストレス、睡眠不足は免疫力の低下を招くため、ぶどう膜炎の発症リスクを高くなります。

放置するとどうなる?

医師女性
網膜剥離を起こし、失明のリスクが高まりますので、早めに受診しましょう。

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病気③ 硝子体出血

医師女性
眼球内にある“硝子体”というゼリー状の組織の中で、出血が起こっている状態です。
硝子体での出血量が多いと、飛蚊症が増えると考えられています。

主な症状

  • 目の前に膜ができたように見える
  • 物が見えにくくなる
  • 目のかすみ
  • 視力低下

硝子体出血になりやすい人

医師女性
  • 血圧値、血糖値が高い人
  • 目を怪我した人

に起こりやすい傾向があります。

高血圧・糖尿病は、硝子体出血を起こしやすいため、生活習慣が乱れている人は要注意です。

放置するとどうなる?

医師女性
網膜剥離を起こし、失明のリスクが高まりますので、早めに受診しましょう。

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どんな検査を受けるの?

飛蚊症 増えた

医師女性
網膜に異常がないか調べるために、眼底検査を行います。

検査の際には、網膜を隅々までしっかり診るために、瞳を拡大する点眼薬を使用します。
その後、検眼鏡という機器を使用し、瞳孔から光をいれて眼球奥の網膜の状態を確認します。

硝子体の出血などによって眼底検査ができない場合は、超音波検査等が行われるケースがあります。

治療方法は?

医師女性
症状に合わせ、点眼薬や内服薬の処方、手術などによる治療を行います。

処方する薬には、目の炎症を抑える薬、抗菌薬、抗ウイルス薬といったものがあります。
糖尿病など、原因となる病気も考慮しながら、症状の改善を図ります。

日帰りで手術を行うところが多いです。
医療機関によって異なるので、確認しましょう。

手術後は、1週間ほどは目に負担を与えないように過ごしましょう。
目や体に負担を与えない仕事であればよいですが、主治医に確認しましょう。

病気を疑う場合は早めに眼科へ!放置すると…

飛蚊症を起こす病気は、重症化すると失明してしまう恐れがあるため、放置せず早めに眼科を受診してください。
また、目の病気を早期発見できた場合、入院や手術を避けられる可能性が高くなります。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。


監修者

山内 明子 先生

田町三田やまうち眼科
眼科医

山内 明子先生

経歴

田町三田やまうち眼科。東京医科大学眼科入局

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