片頭痛を徹底解説|症状や原因、対処法も。ズキズキ頭痛でお悩みの方必見!

更新日:2023-04-24 | 公開日:2023-02-28
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片頭痛を徹底解説|症状や原因、対処法も。ズキズキ頭痛でお悩みの方必見!

片頭痛ってどんな痛み?
セルフケアで対処できる?

片頭痛について、分かりやすくまとめました。
効果的な市販薬や病院に行く目安なども紹介するので、片頭痛を治したい人は必読です。

片頭痛とは

片頭痛は、20~50歳代の若い方、特に女性に多くみられる病気です。

病名に「片」が入っているため、頭の片側のみが痛くなる病気だと勘違いされることがありますが、両側に痛みが生じるケースもあります。
日本で片頭痛がある人は、10~20人に1人といわれています。

片頭痛の症状をチェック

  • 月に1~2回程度の頻度で発生する
  • 「ズキンズキン」と脈打つような痛み「ガンガン」と響くような痛みこめかみ目の奥に生じる
  • 痛みが4時間~72時間(3日間)ほど続く
  • 痛みがひどいと「吐き気」「光や音に敏感になる」などの症状が出現する
  • 痛みが始まる2~3時間ほど前に、生あくび・イライラ感・眠気・むくみ・空腹感などがある
  • 痛みが起こる15~30分ほど前に、視野の一部がキラキラと輝くような症状(閃輝暗点)や手足のしびれ・麻痺が出現する

上記に該当する人は、片頭痛の疑いがあると考えられます。

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片頭痛の薬が効かない!片頭痛専用薬と市販薬の併用・片頭痛予防薬について解説
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医師から処方された片頭痛の薬が効かない時、薬を追加して飲んで良いのか、それとも他の薬を併用すべきか悩んだことはありませんか。 実は、医療用の片頭痛治療薬は飲むタイミングがほんの少しずれるだけで、効き目が変わってきます。また、市販の痛み止めと併用することも可能ですが、乱用するとかえって頭痛が誘発されたり、薬を飲んでも頭痛が治まりにくくなったりします。 今回は、まず片頭痛の仕組みや片頭痛の要因などを解説し、片頭痛薬の上手な使い方、市販の薬を片頭痛薬として使う場合の注意、また片頭痛をやわらげる予防薬、片頭痛に効果が期待できる市販薬などを紹介します。 お薬手帳がアプリになりました! 1.片頭痛とは 片頭痛は、20~50歳代の若い方、特に女性に多くみられる病気です。病名に「片」とつくため、頭の片側のみが痛くなる病気だと思われがちですが、両側に痛みが生じることもあります。日本では、10~20人に1人が片頭痛であるといわれています。 1-1. 片頭痛の症状 片頭痛の発生頻度は、月に1~2回程度といわれています。 症状としては、「ズキンズキン」と脈打つような痛みや「ガンガン」と響くような痛みが、こめかみや目の奥に生じることが多いです。4時間~72時間(3日間)ほど痛みが続き、寝込んでしまう方もいます。また、痛みがひどいと吐き気を感じたり、光や音に敏感になったりすることもあります。 なお、片頭痛の方のうち2~3割程度の方には、 ・痛みが始まる2~3時間ほど前に生あくびやイライラ感、眠気、むくみ、空腹感などがある ・痛みが起こる15~30分ほど前に「閃輝暗点」と呼ばれる視野の一部がキラキラと輝くような症状があらわれたり、手足のしびれや麻痺が生じたりする などといった予兆症状があるとされています。 1-2. 片頭痛が起きる仕組み 片頭痛の発生原因についてはさまざまな説がありますが、脳の神経の一つである「三叉神経」が関わっているという説が有力視されています。 三叉神経とは顔の感覚を脳に伝える神経で、おでこ・ほほ・あごの3つの方向に枝分かれしています。この三叉神経が何らかの原因で刺激されると、神経伝達物質と呼ばれる化学物質が血液中に放出されます。すると脳の血管が拡張し、周りに炎症が生じます。一方で、拡張した血管が近くにある三叉神経を圧迫するので、動脈が脈打つたびに「ズキズキ」「ガンガン」といった痛みが生じます。   ちなみに片頭痛の予兆症状は、血管が拡張する前にいったん収縮が生じ、その収縮によって血流が悪くなるために起こるといわれています。 1-3. どのようなことがきっかけで片頭痛が起きるのか 片頭痛を引き起こす要因には、さまざまなものがあります。 女性の場合、月経の始まる数日前から片頭痛が起きるという方も少なくありません。そのほかの誘因としては、「睡眠不足」「寝すぎ」「気候の変化(梅雨時・低気圧の時など)」「特定の食べ物の摂取(チョコレート・ワイン・チーズなど)」「空腹など血糖値の低下」などがあります。また「車や人の流れ」「強い光」「騒音」「タバコや香水のニオイ」「ストレスからの解放」などがきっかけとなることもあります。 2.片頭痛に効果がある薬剤 偏頭痛の治療薬には、「片頭痛専用の痛み止め」「通常の痛み止め」「偏頭痛を予防する薬剤」の3種類があります。 2-1. 片頭痛専用の痛み止め 片頭痛専用の痛み止めは、「トリプタン系薬剤」と呼ばれます。トリプタン系薬剤は市販されていないので、服用を希望する場合には医療機関を受診しましょう。   トリプタン系薬剤は、脳の血管の拡張を抑制し、三叉神経から痛みを伝える物質などが放出されるのをおさえて片頭痛の症状を軽減します。通常の錠剤だけではなく、水なしで飲めるタイプのものもあります。また、点鼻タイプや注射タイプもあるので、片頭痛時に吐き気が強く飲み薬の服用が困難な方は医師に相談してみましょう。   そのほか、麦角菌というカビの一種から作られた薬剤が使われることもあります。こちらは血管を収縮させる作用のある薬剤です。こちらの薬剤も、市販されていません。 2-2. 通常の痛み止め 痛みが軽い場合は、通常の痛み止めで痛みをおさえることができます。   片頭痛に対する痛み止めとしては、ロキソプロフェンやアスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェンなど市販の痛み止めに含まれている成分もよく使われます。 2-3. 片頭痛を予防する薬剤 片頭痛の頻度が高い・片頭痛の持続時間が長い・片頭痛の症状がひどい・痛み止めの使用回数が多いといった場合には、片頭痛を予防する薬剤が医師から処方されることがあります。   予防薬の目的は、片頭痛の発生をゼロにすることではなく、発生頻度を減らすこと・持続時間を短くすること・痛みを軽くして痛み止めの使用回数を減らすことにあります。また、痛みそのものをおさえる薬ではないので、数週間以上飲み続けなければ効果があらわれないこともあります。   片頭痛予防薬が処方された場合には医師の指示通り服用し、飲み忘れないようにしましょう。 3.片頭痛薬の上手な飲み方 片頭痛の薬は、痛みがひどくなってから使用しても十分な効果が期待できません。飲むタイミングが悪いと「飲んでも全然効かない!」ということになりかねないので、飲み方のコツをしっかり理解しましょう。 3-1. 痛みが軽いうちに飲む 片頭痛専用の痛み止めは、痛みが軽いうちか、痛みが始まってから1時間以内に飲むのが効果的です。我慢できないほどの痛みがある場合や、「これから片頭痛が起きそう」という予兆症状があらわれた時に飲むと痛みを十分におさえられない可能性があります。   なお、痛みが軽い場合は、先に通常の痛み止めを飲み、数十分後に痛みが続くようならば片頭痛専用薬を飲むという方法も有効です。ただし、痛みが激しい場合や、痛みが始まってから1時間以上経ってしまうと片頭痛専用薬がうまく効かないことがあります。また、経験的に痛みが強くなりそうな場合は、痛みが始まってからすぐに通常の痛み止めと片頭痛専用薬を同時に飲んでもかまいません。   痛みが続く場合は、追加で薬を飲むことも可能です。ただし、通常の痛み止めを続けて飲む場合は、間隔を4~6時間程度あけなければなりません。また、トリプタン系薬剤を続けて飲む場合は、下表のように間隔をあける必要があります。 3-2. 痛み止めを使いすぎないようにする 片頭痛専用の痛み止めや通常の痛み止めを頻繁に使うと、脳が痛みに敏感になって頭痛の回数が増え、薬が効きにくくなってきます。これは「薬物乱用頭痛」と呼ばれる症状です。薬物乱用頭痛に陥ると、毎日のように頭痛が生じることもあります。   薬物乱用頭痛を防ぐためには、痛み止めの使用頻度を月に10日程度におさえるようにしましょう。なお、1日に複数回痛み止めを使用した場合でも、数え方は「1日」です。間違えないようにしましょう。 3-3. 月に2回以上片頭痛発作がある場合は予防薬も検討 月に2回以上、あるいは6日以上片頭痛発作がある場合は、医療機関を受診しましょう。日常生活に支障がある場合や、痛み止めの使用回数が多い場合には、予防薬の処方が検討されることもあります。 予防薬は、副作用などがなければ2~3カ月継続服用して効果を判定します。効果がみられない場合には、他の薬剤に変更することもあります。効果がある場合はしばらく服用を継続しますが、薬をやめる場合は体調変化に注意しながら少しずつ減らしていくことが多いです。自己判断で服用量を加減せず、必ず医師の指示通りに服用するようにしましょう。 なお、頭痛に関する記録をつけておくと、薬の効果判定に役立ちます。最近は、頭痛の記録ができるスマートフォンのアプリもあるので利用するとよいでしょう。 4.片頭痛に効果が期待できる市販薬 片頭痛に効果が期待できる市販薬はいくつかありますが、ここでは医療機関で処方される薬剤と有効成分が同量含まれているものをいくつか紹介します。   ・ロキソプロフェンを含むもの ロキソプロフェンは、医療用医薬品の「ロキソニン」などに含まれています。ロキソプロフェンのみを含む市販薬としては「ロキソニンS」(第一三共ヘルスケア)や「エキセドリンLOX」(ライオン)などがあります。   ・アスピリンを含むもの アスピリンは、医療用医薬品の「バファリン配合錠A330」などに含まれています。バファリン配合錠A330と有効成分の量が同じ市販薬としては「バファリンA」(ライオン)などがあります。なお、バファリンシリーズでアスピリンを含むのは「バファリンA」と「バファリンライト」のみです。   ・アセトアミノフェンを含むもの アセトアミノフェンは、医療用医薬品の「カロナール」などに含まれています。カロナール錠と有効成分の量が同じ市販薬としては「タイレノールA」があります。ちなみに、カロナール錠には200・300・500 の3種類の規格がありますが、タイレノールAにはカロナール錠300と同じ量のアセトアミノフェンが含まれています。   ・イブプロフェンを含むもの イブプロフェンは、医療用医薬品の「ブルフェン」などに含まれています。イブプロフェンのみを含む市販薬としては、「ナロンメディカル」などがあります。ブルフェン錠には100・200の2規格がありますが、ナロンメディカルにはブルフェン錠100と同じ量のイブプロフェンが含まれています。 5.おわりに 「片頭痛の薬が効かない」と感じる場合には、薬の使用タイミングを見直してみましょう。痛みが起こる前や痛みが我慢できないほどひどくなってから薬を使用するのではなく、痛みが起きてから早い段階で薬を使用すると、上手に効果を引き出すことができます。 なお、片頭痛専用の痛み止めと通常の痛み止めは併用できますが、いずれも使いすぎると「薬物乱用頭痛」を引き起こす可能性があります。片頭痛が頻繁に起きる場合や痛み止めの使用回数が多い場合には医療機関を受診し、片頭痛予防薬について相談しましょう。

片頭痛の原因

  • ストレス
  • 水分不足
  • 寝すぎ・寝不足などの生活リズムの乱れ
  • 飲酒習慣
  • 月経などの女性ホルモンの影響
  • 気候や気圧の変化
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なぜ?毎日寝起きに頭痛がする。 こめかみや目の奥が痛くて、だるい…。 「毎日、寝起きのときに頭痛がする原因」を、お医者さんに聞いてみました。 脳の病気が隠れている恐れもあるため、要注意の症状をチェックしておきましょう。 毎日寝起きに頭痛がする…これは何? 毎日寝起きに頭痛がする場合、片頭痛や緊張型頭痛が起こっている可能性が考えられます。 頭痛の種類 特徴 片頭痛 ズキズキと脈打つような痛み 目の奥からこめかみ周辺に起こる 緊張型頭痛 頭が締め付けられるような痛み 首や肩が凝っていると起こりやすい 片頭痛・緊張型頭痛は、寝不足や寝すぎ、水分不足、長時間のデスクワーク、ストレスなどによって引き起こされることが多いです。 頭痛が毎日続く場合は病院へ 起床時の頭痛が毎日続く場合は、一度病院で相談しましょう。 片頭痛や緊張型頭痛は深刻ではないケースが多いですが、「脳腫瘍」などの病気が隠れている恐れもあります。 病院は、「脳神経外科」または「脳神経内科」を受診するとよいでしょう。 医師に伝えるポイント いつから頭痛が起こるようになったか どのような頭痛があるか 頭痛以外の症状(吐き気・めまいなど) 受診の際に上記の点を伝えると、診察がスムーズに進むと考えられます。 脳神経外科を探す 脳神経内科を探す 寝起きに生じる頭痛① 片頭痛 片頭痛とは、目の奥からこめかみにかけて、発作的に生じる頭痛です。 ズキズキと脈打つような痛みを感じます。 就寝中は穏やかだった血流が、起床時に勢いよく巡ることにより、痛みが生じると考えられます。 血流の変動が大きくなるため、睡眠時間が長ければ長いほど、起床時に痛みが起こりやすいです。 頭痛以外に、 吐き気・嘔吐 光や音に過敏になる 等の症状を伴うことがあります。 「片頭痛」を引き起こす要因 ストレス 水分不足 寝すぎ・寝不足などの生活リズムの乱れ 飲酒習慣 月経などの女性ホルモンの影響 気候や気圧の変化 寝起きに生じる頭痛② 緊張型頭痛 緊張型頭痛とは、首や肩の筋肉が緊張して凝り固まることにより生じる頭痛です。 頭が締め付けられるような痛みを感じます。 緊張型頭痛は、後頭部を中心に生じることが一般的ですが、両側の側頭部を中心にぎゅーっと締め付けられる痛みも多くなります。 「緊張型頭痛」を引き起こす要因 長時間のデスクワーク 睡眠中の姿勢の悪さ 枕の高さが合っていない 精神的なストレス 寝起きの頭痛を改善する「5つの習慣」 起床時の頭痛は、睡眠不足や寝すぎ、水分不足、ストレスなどによって引き起こされることが多いです。 頭痛を改善するために、普段から以下のことを意識してみましょう。 6~8時間程度の睡眠をとる 首・肩に負担をかけない姿勢で寝る 就寝前と起床後に水分をしっかりとる ストレスをこまめに発散する ストレッチで筋肉をほぐす おすすめ習慣① 6~8時間程度の睡眠をとる 睡眠不足や寝すぎは、起床時の頭痛の原因となります。 睡眠時間は6~8時間程度を目安にしましょう。 睡眠不足は血行不良につながるため、「緊張型頭痛」を起こしやすいです。 逆に睡眠時間が長すぎる場合は、起床時に血流が一気に増加するため「片頭痛」が起こりやすくなります。 おすすめ習慣➁ 首・肩に負担をかけない姿勢で寝る 寝るときの姿勢が悪いと、首や肩に負担がかかって筋肉が凝り固まってしまい、「緊張型頭痛」が起こりやすくなります。 仰向けになり、息苦しさを感じない姿勢で寝ることを心がけてください。 枕は硬すぎず、柔らかすぎないものを使いましょう。 寝る姿勢のポイント 仰向けになり、敷き布団に肩・肩甲骨をつける 首と頭が浮かない状態にする 息苦しさを感じない姿勢を保つ 目線が真上になるようにする   おすすめ習慣③ 就寝前と起床後に水分をしっかりとる 水分不足は、起床時の片頭痛・緊張型頭痛を引き起こす要因となります。 コップ一杯分を目安に、就寝前と起床後に水を飲むようにしてください。 寝ている間に、人間は約コップ一杯分の水分を排出していると言われています。そのため、寝起きは体の水分が足りなくなりやすく、血行も悪くなりがちです。 その結果、脳に十分な血液が送られず、頭痛が起きます。 おすすめ習慣④ ストレスをこまめに発散する 過度のストレスは、体を緊張させることに加えて、痛みをコントロールする脳の機能が十分に働かなくなるため、「緊張型頭痛」を引き起こしやすくなります。 おすすめのストレス発散法 ウォーキングなどの軽い運動を習慣にする 一日の中で、趣味に没頭する時間を設ける 生活の中に、好きな香りを取り入れる(アロマオイルなど) 湯船に浸かってリラックスする 友人や家族とおしゃべりする おすすめ習慣⑤ ストレッチで筋肉をほぐす 同じ姿勢を続けていると、首や肩の筋肉が凝ってしまい、頭痛につながります。 ときどき姿勢を変えることを心がけて、休憩時間にはストレッチを行いましょう。 以下のストレッチがおすすめです。 肩回しストレッチ 肘を軽く曲げて両手を握り、鎖骨前まで持ち上げる そこから両肩を前方に回す 次は後方に回す 前後交互に1セット10回を目安に、1日5セット程度行う 肩を大きく回すことを意識しましょう。 市販の鎮痛剤は使ってもいい? 起床時にいつも頭痛が起こっている場合、市販の鎮痛剤はなるべく控えることをおすすめします。 鎮痛剤を内服する頻度が高いと、薬の副反応で頭痛を悪化させてしまう恐れがあるためです。 頭痛の原因によっては、自己判断で市販薬を使用すべきでないケースもあります。 医師の診断を受けて原因を明らかにした上で、処方された薬を服用しましょう。 起床時の「強い頭痛」は要注意! 起床時に強い頭痛があり、午前中におさまってくる場合、「脳腫瘍」が隠れている可能性もあります。 心当たりがある人は、早めに病院で検査してもらいましょう。 脳腫瘍とは、頭蓋骨の内側にできる腫瘍です。良性・悪性(ガン)を問わず、代表的な症状に、寝起きの頭痛が挙げられます。 脳腫瘍ができると、就寝中に脳内の圧力が高まって、脳を保護している膜や血管が引っ張られることがあります。 その結果、特に起床時に強い頭痛が生じ、午前中に軽快することが多いと言われています。 特に、こんな症状はすぐ病院へ 吐き気・嘔吐 手足のしびれ ろれつが回らない 視力の低下 脳腫瘍の場合、上記の症状を伴うことがあります。 これらの症状がでたら、躊躇せず病院へ向かってください。 病院は「脳神経外科」に行きましょう。 脳腫瘍は、たとえ良性だったとしても死に至る危険性がある病気なので、心当たりがある場合は必ず病院で受診してください。 脳神経外科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 病気スコープ|ストレスで頭痛になる理由は?5つの対策を紹介!鎮痛剤は飲んで良い? この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けています。

片頭痛が起こる仕組み

片頭痛の詳しいしくみは明らかになっていませんが、脳の血管を取り巻いている「三叉神経」の炎症が影響していると考えられています。
性格
生活習慣環境遺伝女性ホルモンなど、さまざまな要因で片頭痛があらわれるといわれています。

片頭痛が起こるきっかけ

気圧の影響で頭痛に悩む女性

  • 天気・気圧・温度・湿度の変化
  • 周囲の環境(大きい音・強い光・強い匂いなど)
  • 運動
  • 喫煙
  • 出産・月経・更年期(ホルモンバランスの変化)

片頭痛になりやすい人

  • 神経質・完璧主義・努力家
  • ストレスがたまっている
  • 疲労がたまっている
  • 肩こりがある
  • 睡眠不足・寝過ぎ
  • 親族に片頭痛持ちの人がいる(遺伝的要因)
  • 20~40代の女性

片頭痛になりやすい人は「脳のセンサーが敏感」なせいで、脳が過剰に機能して頭痛等が生じやすくなるとの指摘があります。

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片頭痛持ちの人の特徴は? 片頭痛持ちの人に多い性格・生活習慣の傾向を、お医者さんに聞きました。 片頭痛を緩和するセルフケアや、病院に行く目安も紹介します。 「片頭痛持ちの人の特徴」をチェック 神経質・完璧主義・努力家 ストレスがたまっている 疲労がたまっている 肩こりがある 睡眠不足・寝過ぎ 親族に片頭痛持ちの人がいる(遺伝的要因) 20~40代の女性 片頭痛持ちの人の特徴として、上記が挙げられます。 片頭痛持ちは天才が多い!? 天才と評価されている人物の中に、「片頭痛持ちが多い」という話があります。 例えば、以下の人物は「片頭痛持ちの天才」として知られています。 芥川龍之介 夏目漱石 ベートーヴェン ピカソ ジークムント・フロイト(精神分析学の創始者) 片頭痛を起こしやすい人は「脳のセンサーが敏感」なため、脳が過剰に機能して頭痛等があらわれやすくなるとの指摘があります。 その反面、「感受性が高い」ことから、芸術や学問の分野で才能を発揮する場合もあると考えられています。 ※関連性が証明されているわけではありません。 片頭痛が生じるしくみ 片頭痛の詳しいしくみは明らかになっていませんが、脳の血管を取り巻く「三叉神経」の炎症が関係していると考えられています。 性格や生活習慣、環境、遺伝、女性ホルモンなど、さまざまな要因で片頭痛が起こるといわれています。 片頭痛が起こる「きっかけ」となること 天気・気圧・温度・湿度の変化 周囲の環境(大きい音・強い光・強い匂いなど) 運動 喫煙 出産・月経・更年期(ホルモンバランスの変化) 片頭痛は、上記のきっかけで起こることがあります。 このほか、血管を拡張させる働きのある「ポリフェノール」等を含む飲食物の摂取により、片頭痛が引き起こされることもあります。 ポリフェノールは、オリーブオイル・赤ワイン・チーズなどに含まれています。 片頭痛の前兆 チカチカ・ギザギザした光が見えて、それらが解消した数分~数十分ほど後に片頭痛が起こるケースがあります。 このほか、 空腹感 眠気 胃の不快感 イライラ感 などが片頭痛のサインとなる場合もあります。 片頭痛はどのくらい続く?   片頭痛は、短いと数時間(1~2時間でピークになり、4時間ほどで痛みがなくなる)、長いと2~3日間続く場合が多いです。 片頭痛がつらい…治し方は? 片頭痛を完全に治すことは難しいですが、セルフケアによって痛みが和らぐ場合があります。 痛みがあるときは、以下の方法を試してみましょう。 痛みがある箇所を冷やす 「頭痛を和らげるツボ」を押す 市販の鎮痛剤を使う ① 痛みがある箇所を冷やす 保冷剤をタオルに巻き、痛みが生じている部分に軽く当てて、冷やしましょう。 冷やすことで血管の拡張を抑えられ、片頭痛が緩和することがあります。 ➁ 「頭痛を和らげるツボ」を押す 手の親指と人差し指の間にある合谷(ごうこく)のツボを、やさしく刺激するように押してください。 合谷のツボは、頭痛の改善に有効と考えられています。 ③ 市販の鎮痛剤を使う 市販の鎮痛剤を使うことで、痛みの緩和が期待できます。 以下の成分が配合されたものを選ぶといいでしょう。 アセトアミノフェン アスピリン イブプロフェン ただし、鎮痛剤の「使いすぎ」はNG 市販の鎮痛剤は、使いすぎないようにしてください。 1ヶ月の間に10日以上使う状態が3ヶ月以上続いてしまうと、鎮痛剤の過剰摂取によって、さらに頭痛が起こる場合があります。 片頭痛には「コーヒーがいい」ってホント?   片頭痛の場合、頭が痛くなり始めたタイミングでコーヒーを飲むと、痛みが改善することがあると考えられています。コーヒーに含まれているカフェインに、脳の血管を収縮させる働きがあるためです。 ただし、毎日過剰に摂取すると逆に頭痛を起こすことがあります。飲み過ぎに注意し、一日一杯程度にしておきましょう。 痛みが悪化する場合は、コーヒーなどのカフェインを含む食品の摂取を控えてください。 片頭痛を予防!3つの「おすすめ習慣」 片頭痛を予防するために、普段から以下の3つを実践してみましょう。 「頭痛手帳」を作る ストレスをこまめに発散する ビタミンB2・マグネシウムを積極的に摂取する おすすめ習慣① 「頭痛手帳」を作る 以下の項目を毎日記録して、頭痛を引き起こしている要因を把握しましょう。 毎日の生活リズム(起床時間・就寝時間・食事の時間など) 睡眠時間 食事の内容 その日の天気・温度・湿度 頭痛が起きたキッカケ(音・光・匂い・場所など) 片頭痛を引き起こす要因は、人それぞれ異なります。 自身の頭痛について記録しておくことで、片頭痛を起こす要因を把握できるようになり、予防につながると考えられます。 おすすめ習慣② ストレスをこまめに発散する 一日の中で、趣味に没頭できる時間を確保する ウォーキングなどの「続けやすい運動」を行う 友人や家族とおしゃべりする など、自分なりのストレス解消法を見つけて実践しましょう。 ストレス過多の状態が続くと、片頭痛を起こす頻度が高まると考えられます。 おすすめ習慣③ ビタミンB2・マグネシウムを積極的に摂取する ビタミンB2やマグネシウムは、片頭痛の予防に有効と考えられています。 普段の食事に取り入れてみましょう。 ビタミンB2を含む食品 レバー/大豆/乳製品/葉物野菜/卵等   マグネシウムを含む食品 味噌/まぐろ/ひじき/のり/黒豆/米等 逆に、以下の食品は、片頭痛を誘発する可能性があるため、過剰摂取は控えましょう。 過剰摂取に注意する食品 チョコレート 赤ワイン等のアルコール チーズ等の発酵食品 脂肪を多く含む食品 片頭痛で「病院に行く目安」は? 片頭痛が4~5日間程度続いている場合は、一度病院で相談しましょう。 特に、以下に当てはまる場合は、病院で診察を受けることをおすすめします。 50歳を過ぎてから、初めて頭痛が起きた 頭痛の頻度や症状が悪化している 発熱している 首のこわばりがある 病院は、「内科」または「脳神経外科」で相談するとよいでしょう。 まずは「かかりつけ医」に相談して、適切な診療科を紹介してもらうという方法もあります。 病院ではどんな治療を受けるの? 病院では、片頭痛の治療として「薬物療法」が行われる場合が多いです。 片頭痛の痛みを抑える薬と予防薬を併用することで、相乗効果が期待できます。 【要注意】こんな症状が出たら、すぐに病院へ! 突然の激しい頭痛 吐き気・嘔吐 手足の麻痺や言語障害を伴う頭痛 これまでに経験したことがない頭痛 上記の症状がみられたら、躊躇せず、すぐに病院で診察を受けてください。 救急車を要請しても構いません。 脳梗塞や脳出血などの深刻な病気により、頭痛が引き起こされている恐れがあります。 ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 内科を探す 脳神経外科を探す ▼参考 沢井製薬 サワイ健康推進課 生活習慣で防ぐ「片頭痛」の傾向と対策 一般社団法人 愛知県薬剤師会 11.片頭痛

片頭痛が起きたときの対処法

アイマスクで仮眠をとる女性

片頭痛がつらいときは、

  • 目をつぶる
  • 仮眠をとる
  • 静かな場所でゆっくりする

などの対処をしましょう。
椅子に座ったままでも構わないので、目をつぶったり眠ったりしましょう。
仮眠をとることで、すっきりと痛みがおさまることもあります。

また、片頭痛があるときは、音や光に敏感になりやすいです。薄暗い静かな場所で休むようにしましょう。

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片頭痛がつらいけど、病院に行くべきか迷う…。 片頭痛で病院を受診すべき目安について、お医者さんに聞いてみました。 命に関わる病気が隠れているケースもあるので、要注意の症状をチェックしましょう。 「片頭痛」で病院に行くべき? 最近、片頭痛がひどいです。病院に行くべきか迷うのですが…受診したほうがよいでしょうか? はい。片頭痛がひどいときは、病院に行きましょう。 そのまま放置すると、「痛みが悪化する恐れ」や、脳の興奮状態が続いて「不眠症になる恐れ」があります。 痛みがそれほど強くなく、日常生活に支障をきたしていなくても、繰り返し起こる場合には病院に行くことをおすすめします。 頭痛が起こるたびに自己流の対処を続けていると、かえって症状が悪化したり、治りにくくなったりする可能性があります。 また、片頭痛は症状の程度によって適した薬が変わることがあるため、医療機関できちんと薬を処方してもらうことをおすすめします。 片頭痛は何科?内科でもいいの? 片頭痛がある場合は、まず、かかりつけ医に相談しましょう。 かかりつけ医がいない場合は、 内科 頭痛外来 脳神経内科 脳神経外科 などで受診することをおすすめします。 加齢・遺伝・女性ホルモンの影響・ストレス・食生活・外部からの刺激など、片頭痛を引き起こす原因はさまざまです。 かかりつけ医に相談し、適切な医療機関を紹介してもらうとよいでしょう。 なお、「頭痛外来」以外で受診する場合は、事前に電話などで「片頭痛を診てもらえるか」を確認しておくと安心です。 受診するときに医師に伝えるとよいこと 頭痛が起きるタイミング・頻度・時間 どのあたりがどう痛むのか 頭痛以外の症状 頭痛が起きるきっかけ 最初に発症したタイミング これまでの頭痛との違い 常用している薬 過去にかかったことのある病気・現在かかっている病気 家族に頭痛持ちの人がいるか 最近、頭をケガしたかどうか 内科を探す 脳神経内科を探す 脳神経外科を探す 自分でできる「片頭痛の対処法」は? 片頭痛がつらいときは、 目をつぶる 仮眠をとる 静かな場所でゆっくりする などの対処をしましょう。 椅子に座ったままでも構わないので、目をつぶったり眠ったりしましょう。 仮眠をとることで、痛みがスッキリとおさまることもあります。 また、片頭痛があるときは、音や光に敏感になりやすいので、薄暗い静かな場所で休むことをおすすめします。 こんなときはすぐ病院へ!命に関わる頭痛のケースも 突然の激しい頭痛 頭痛を何度も繰り返す これまでの頭痛と違う感じがする 頭痛が徐々に悪化している ものが二重に見える 麻痺・しびれ・けいれんを伴う めまい・吐き気がする 発熱を伴う 50代を過ぎてから初めて発症した 光の周りに虹のような輪がみえる 意識障害がある 言語障害が出ている 上記のような症状が見られる場合、「脳卒中」「くも膜下出血」などの命に関わる危険な病気が隠れている恐れもあります。 ▼脳卒中 脳の血管が破れたり、詰まったりすることで、脳神経に障害が起こる病気 ▼くも膜下出血 脳の血管が破裂して起こる出血 こんな人は要注意! 高齢 肥満 高血圧 脂質異常症 糖尿病 上記に当てはまる人は、血管が傷つきやすかったり、もろくなっていたりするため、「脳卒中」「くも膜下出血」などの病気を発症するリスクが高いです。 「脳卒中」や「くも膜下出血」は、早急に対処しないと、最悪の場合、死に至ることもあります。 普段と違う頭痛がしたら、早急に受診してください。 病院は「脳神経外科」で受診しましょう。 なお、意識障害や吐き気・めまいがするなどの症状がある場合は、救急車を呼びましょう。 脳神経外科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 お医者さんオンライン 頭痛の診療ガイドライン2021ダイジェスト版  八訂 食品成分表  女子栄養大学出版 頭痛体操 ためしてガッテン MSDマニュアル

痛みを抑えるための応急処置

痛みを感じる部分に保冷剤や冷却シートなどを当てて、冷やすとよいでしょう。
血管の拡張を抑えることで、片頭痛が緩和することがあります。

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頭頂部にズキズキ頭痛…よくある原因は?片頭痛?病気?病院にいくべき?
2022-09-30
頭頂部がズキズキする…。 頭頂部のズキズキ頭痛の原因について、お医者さんに聞いてみました。 すぐに行える対処法も紹介するので、頭痛を抑えたい人は必読です。 頭頂部のズキズキ頭痛「よくある3つの原因」 頭頂部に「ズキズキ頭痛」がでる場合、緊張型頭痛や片頭痛、後頭神経痛が起きていると考えられます。 それぞれの頭痛の特徴 緊張型頭痛 頭が締め付けられるような痛み 朝から晩まで、一定の鈍い痛みが続く パソコンを長時間使用した後に痛む 片頭痛 ズキンズキンと脈打つような痛み 体を動かすと痛みが強くなる 後頭神経痛 ズキズキ・ビリビリするような鋭い痛みが生じる ほんの少し触れるだけでも鋭い痛みが生じる場合がある 顔面・上顎まで痛みが拡散することがある 病院に行った方がいいの? 気になる症状がある場合は、病院を受診して相談することをおすすめします。 緊張型頭痛や片頭痛、後頭神経痛は、深刻ではないケースが多いですが、何か他の病気が隠れている可能性もあります。 今までなかった頭痛が現れた場合や、慢性的な頭痛でお困りの場合は、一度病院で診てもらいましょう。 内科を探す 緊張型頭痛とは? 姿勢の悪さやストレスなどによって筋肉が凝り固まることで血流が悪化し、頭痛が起きている状態です。 頭が締め付けられるような鈍い痛みが続きます。 緊張型頭痛かも…痛みを和らげるには? 体を温める ツボを押す 肩回しストレッチ 上半身を伸ばすストレッチ などの対処で血流をよくすると、症状が緩和される場合があります。 体を温める 40度くらいの湯船に浸かる 蒸しタオルを首や肩に当てる 上記の方法で、体を温めましょう。 また、就寝の2~3時間前に入浴すると、寝つきがよくなるのでおすすめです。 ツボを押す 風池・百会などのツボを押すことで、頭痛が緩和される場合があります。 息を吐きながら10秒ほどかけて、ゆっくりツボを指圧しましょう。 ツボの種類 ツボの位置 風池 後頭部のくぼみと、耳の後ろの尖っている骨との中間 百会 頭頂部中央のくぼんだ部分 肩回しストレッチ 肘を軽く曲げて両手を握り鎖骨前まで持ち上げる そこから両肩を前方に回す 次は後方に回す 前後交互に1セット10回を目安に、1日5セットを目安に行う 肩を大きく回すことを意識しながら行いましょう。 上半身を伸ばすストレッチ 背もたれのあるイスに座る 両手を組んで、両腕を頭上まで伸ばす イスにもたれた状態で上半身を後方にゆっくり反らす ③②のまま体を右側に傾ける 次に体を左側に傾ける 左右それぞれ1セット10回、1日5回を目安に行う 背中・脇を伸ばすことを意識して行いましょう。 イスは背もたれがしっかりしているものを使用してください。 片頭痛とは? ストレスや疲労、食べ物、薬の影響で脳血管が拡張し、脳神経の一つである「三叉神経」が刺激を受けて頭痛が起こる状態です。 ズキンズキンと脈打つような痛みを感じます。 片頭痛かも…痛みを和らげるには? 痛みを感じる部分に保冷剤や冷却シートなどを当てて、冷やすとよいでしょう。 血管の拡張を抑えることで、片頭痛が緩和することがあります。 「静かで暗い場所でゆっくり休む」「カフェインを適量摂取する」といった対処も効果的です。 後頭神経痛とは? 後頭神経痛とは、首の骨の隙間から出ている神経が過敏になり、痛みが生じる状態です。 ズキズキ・ビリビリするような瞬間的な痛みが走ります。 肩こりや姿勢の悪さ、頚椎の変形、ストレスなどがきっかけで発症すると考えられています。 また、緊張型頭痛持ちの人や高さの合わない枕を使用している人も要注意です。 後頭神経痛かも…痛みを和らげるには? 40度くらいの湯船に浸かる 蒸しタオルを首や肩に当てる 姿勢を正す ストレスを溜め込まないようにする などの対策をしましょう。 後頭神経痛の場合は、5~7日間程度で自然治癒するケースが多いです。 頭痛は市販薬で対処してもいい? 緊張型頭痛・片頭痛と診断されている場合、鎮痛薬を服用しても構いません。 「ノーシン」などのアセトアミノフェン配合の市販薬がおすすめです。 ただし、鎮痛薬を長期間使用していると、薬を服用していないときに頭痛が起こる場合があるため、週に2回以下の使用にとどめましょう。 また、後頭神経痛の場合、市販薬では解消できないことがあります。自己判断で市販薬を使うのは避けましょう。 こんな症状がでたら脳神経外科へ! 経験したことがないほどの強烈な痛み 痛みがどんどん悪化していく 頻繁に頭痛を繰り返している 頭痛が1週間以上続く 吐き気・嘔吐・手足の麻痺・言語障害・意識障害などの症状が出現している 頭痛薬が効かない 上記の症状が見られる場合は、髄膜炎、くも膜下出血、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫など、重い病気のおそれがあります。早急に脳神経外科を受診しましょう。 脳神経外科を探す 危険な病気① 髄膜炎 細菌感染や薬剤が原因で、脳や脊髄の表面を覆う髄膜が炎症を起こす病気です。 この場合、高熱を伴う頭痛や、頭全体がガンガン響くような痛みにおそわれます。 細菌感染は、学生寮や合宿などの共同生活で拡大することも多いです。 また、喫煙やストレス過多、薬剤(抗生物質・鎮痛剤)の常用などが発症リスクを高めると考えられています。 髄膜炎の症状チェック 頭痛 発熱 吐き気・嘔吐 痙攣 項部硬直(うなじの硬直) 意識消失 髄膜炎かもと思ったら 髄膜炎を疑う場合は、早急に病院を受診してください。 自己判断で市販薬を服用するのは控えましょう。 また、市販薬を服用した場合は、その薬を病院に持参してください。 危険な病気② くも膜下出血 脳動脈瘤という脳血管のふくらみが破裂してしまう病気です。 この場合、破裂によって大出血が起こるため、突如強烈な頭痛におそわれます。 くも膜下出血は、「ハンマーで頭を殴られたような痛み」「頭が割れてしまいそうなほどの痛み」と表現されるほど、最も痛みが強い頭痛といわれています。 40~50歳代の働き盛りの世代に多く見られ、高血圧、アルコールの過剰摂取、喫煙などで発症リスクが高まると考えられています。 くも膜下出血の症状チェック 頭痛が始まった瞬間(時間)を特定できる 経験したことがないほどの激痛 吐き気・嘔吐 くも膜下出血かもと思ったら くも膜下出血は命に関わる重篤な疾患であるため、市販薬は使用せず、病院を受診してください。 救急車を呼んでも構いません。 危険な病気③ 脳腫瘍 脳細胞・脳神経・髄膜などに腫瘍(異常に増殖した細胞の塊)が発生して、頭痛などの症状が出現している状態です。 高タンパク質・高脂肪食品の過剰摂取、ストレス過多、喫煙、他の臓器にガンが発生している人に多くみられます。 脳腫瘍の症状チェック 起床時の頭痛 時間が経過するにつれて頭痛がどんどん悪化する 吐き気・嘔吐 神経症状 (手足のしびれ・痙攣・言語障害・視覚障害 等) 脳腫瘍かもと思ったら 脳腫瘍は命に関わる疾患であるため、自己判断で市販薬を使用せず、病院を受診してください。 救急車を呼んでも構いません。 危険な病気④ 慢性硬膜下血腫 打撲などの頭のケガで、脳を包む硬膜と脳との隙間に血液が溜まり、頭痛などの症状が現れます。 60歳以上の高齢者やお酒をたくさん飲む人は、発症リスクが高いです。 また、血液をさらさらにする薬剤(抗凝固剤・抗血小板薬)を常用している人、肝臓病や血液疾患がある人にも多く見られます。 慢性硬膜下血腫の症状チェック 打撲などの頭部のケガ(軽微なものを含む)から2~4週間経過している 頭頂部、または頭全体を押さえつけられているような痛み 言語障害 筋力低下 食欲不振 認知障害が見られる 慢性硬膜下血腫かもと思ったら 血腫が小さく軽症の場合、自然治癒するケースがあります。 ただし、症状によっては手術が必要になるケースがあるため、自己判断で市販薬を使用せず、必ず病院で受診してください。 脳神経外科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 一般社団法人 千代田区医師会 誰にでもできる頭痛の診断 大正製薬グループ 痛くなったら試したい! 頭痛のタイプ別対処法とおすすめのツボ 大阪急性期・総合医療センター 慢性硬膜下血腫 横浜市 髄膜炎菌性髄膜炎について 沢井製薬株式会社 一人で悩まずに「治す」「防ぐ」頭痛体操のすすめ!

片頭痛に使える市販薬は?

薬

以下の成分が配合されたものを選ぶといいでしょう。

  • ロキソプロフェン
  • アセトアミノフェン
  • アスピリン
  • イブプロフェン

市販の鎮痛剤を使うことで、痛みの緩和が期待できます。

ロキソプロフェン
  • ロキソニンS
  • エキセドリンLOX など
アセトアミノフェン
  • タイレノールA など
アスピリン
  • バファリンA
  • バファリンライト など
イブプロフェン
  • ナロンメディカル など

市販薬の上手な飲み方

鎮痛剤は、痛みが軽いうちに飲むか、痛みが起きてから1時間以内に飲むとよいでしょう。

我慢できないほどの痛みがある場合や、「これから片頭痛が起きそう」という予兆症状があらわれたときに飲むと、痛みを十分におさえられない可能性があります。

市販薬を飲む上での注意点

痛み止めの使用頻度は、月に10日程度におさえるようにしてください。
なお、1日に複数回痛み止めを使用した場合も、「1日」と数えます。

痛み止めを頻繁に使うと、脳が痛みに敏感になり、頭痛の回数が増えて、薬が効きにくくなる恐れがあります。この症状は「薬物乱用頭痛」と呼ばれています。
薬物乱用頭痛になると、毎日のように頭痛があらわれることもあります。

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医師から処方された片頭痛の薬が効かない時、薬を追加して飲んで良いのか、それとも他の薬を併用すべきか悩んだことはありませんか。 実は、医療用の片頭痛治療薬は飲むタイミングがほんの少しずれるだけで、効き目が変わってきます。また、市販の痛み止めと併用することも可能ですが、乱用するとかえって頭痛が誘発されたり、薬を飲んでも頭痛が治まりにくくなったりします。 今回は、まず片頭痛の仕組みや片頭痛の要因などを解説し、片頭痛薬の上手な使い方、市販の薬を片頭痛薬として使う場合の注意、また片頭痛をやわらげる予防薬、片頭痛に効果が期待できる市販薬などを紹介します。 お薬手帳がアプリになりました! 1.片頭痛とは 片頭痛は、20~50歳代の若い方、特に女性に多くみられる病気です。病名に「片」とつくため、頭の片側のみが痛くなる病気だと思われがちですが、両側に痛みが生じることもあります。日本では、10~20人に1人が片頭痛であるといわれています。 1-1. 片頭痛の症状 片頭痛の発生頻度は、月に1~2回程度といわれています。 症状としては、「ズキンズキン」と脈打つような痛みや「ガンガン」と響くような痛みが、こめかみや目の奥に生じることが多いです。4時間~72時間(3日間)ほど痛みが続き、寝込んでしまう方もいます。また、痛みがひどいと吐き気を感じたり、光や音に敏感になったりすることもあります。 なお、片頭痛の方のうち2~3割程度の方には、 ・痛みが始まる2~3時間ほど前に生あくびやイライラ感、眠気、むくみ、空腹感などがある ・痛みが起こる15~30分ほど前に「閃輝暗点」と呼ばれる視野の一部がキラキラと輝くような症状があらわれたり、手足のしびれや麻痺が生じたりする などといった予兆症状があるとされています。 1-2. 片頭痛が起きる仕組み 片頭痛の発生原因についてはさまざまな説がありますが、脳の神経の一つである「三叉神経」が関わっているという説が有力視されています。 三叉神経とは顔の感覚を脳に伝える神経で、おでこ・ほほ・あごの3つの方向に枝分かれしています。この三叉神経が何らかの原因で刺激されると、神経伝達物質と呼ばれる化学物質が血液中に放出されます。すると脳の血管が拡張し、周りに炎症が生じます。一方で、拡張した血管が近くにある三叉神経を圧迫するので、動脈が脈打つたびに「ズキズキ」「ガンガン」といった痛みが生じます。   ちなみに片頭痛の予兆症状は、血管が拡張する前にいったん収縮が生じ、その収縮によって血流が悪くなるために起こるといわれています。 1-3. どのようなことがきっかけで片頭痛が起きるのか 片頭痛を引き起こす要因には、さまざまなものがあります。 女性の場合、月経の始まる数日前から片頭痛が起きるという方も少なくありません。そのほかの誘因としては、「睡眠不足」「寝すぎ」「気候の変化(梅雨時・低気圧の時など)」「特定の食べ物の摂取(チョコレート・ワイン・チーズなど)」「空腹など血糖値の低下」などがあります。また「車や人の流れ」「強い光」「騒音」「タバコや香水のニオイ」「ストレスからの解放」などがきっかけとなることもあります。 2.片頭痛に効果がある薬剤 偏頭痛の治療薬には、「片頭痛専用の痛み止め」「通常の痛み止め」「偏頭痛を予防する薬剤」の3種類があります。 2-1. 片頭痛専用の痛み止め 片頭痛専用の痛み止めは、「トリプタン系薬剤」と呼ばれます。トリプタン系薬剤は市販されていないので、服用を希望する場合には医療機関を受診しましょう。   トリプタン系薬剤は、脳の血管の拡張を抑制し、三叉神経から痛みを伝える物質などが放出されるのをおさえて片頭痛の症状を軽減します。通常の錠剤だけではなく、水なしで飲めるタイプのものもあります。また、点鼻タイプや注射タイプもあるので、片頭痛時に吐き気が強く飲み薬の服用が困難な方は医師に相談してみましょう。   そのほか、麦角菌というカビの一種から作られた薬剤が使われることもあります。こちらは血管を収縮させる作用のある薬剤です。こちらの薬剤も、市販されていません。 2-2. 通常の痛み止め 痛みが軽い場合は、通常の痛み止めで痛みをおさえることができます。   片頭痛に対する痛み止めとしては、ロキソプロフェンやアスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェンなど市販の痛み止めに含まれている成分もよく使われます。 2-3. 片頭痛を予防する薬剤 片頭痛の頻度が高い・片頭痛の持続時間が長い・片頭痛の症状がひどい・痛み止めの使用回数が多いといった場合には、片頭痛を予防する薬剤が医師から処方されることがあります。   予防薬の目的は、片頭痛の発生をゼロにすることではなく、発生頻度を減らすこと・持続時間を短くすること・痛みを軽くして痛み止めの使用回数を減らすことにあります。また、痛みそのものをおさえる薬ではないので、数週間以上飲み続けなければ効果があらわれないこともあります。   片頭痛予防薬が処方された場合には医師の指示通り服用し、飲み忘れないようにしましょう。 3.片頭痛薬の上手な飲み方 片頭痛の薬は、痛みがひどくなってから使用しても十分な効果が期待できません。飲むタイミングが悪いと「飲んでも全然効かない!」ということになりかねないので、飲み方のコツをしっかり理解しましょう。 3-1. 痛みが軽いうちに飲む 片頭痛専用の痛み止めは、痛みが軽いうちか、痛みが始まってから1時間以内に飲むのが効果的です。我慢できないほどの痛みがある場合や、「これから片頭痛が起きそう」という予兆症状があらわれた時に飲むと痛みを十分におさえられない可能性があります。   なお、痛みが軽い場合は、先に通常の痛み止めを飲み、数十分後に痛みが続くようならば片頭痛専用薬を飲むという方法も有効です。ただし、痛みが激しい場合や、痛みが始まってから1時間以上経ってしまうと片頭痛専用薬がうまく効かないことがあります。また、経験的に痛みが強くなりそうな場合は、痛みが始まってからすぐに通常の痛み止めと片頭痛専用薬を同時に飲んでもかまいません。   痛みが続く場合は、追加で薬を飲むことも可能です。ただし、通常の痛み止めを続けて飲む場合は、間隔を4~6時間程度あけなければなりません。また、トリプタン系薬剤を続けて飲む場合は、下表のように間隔をあける必要があります。 3-2. 痛み止めを使いすぎないようにする 片頭痛専用の痛み止めや通常の痛み止めを頻繁に使うと、脳が痛みに敏感になって頭痛の回数が増え、薬が効きにくくなってきます。これは「薬物乱用頭痛」と呼ばれる症状です。薬物乱用頭痛に陥ると、毎日のように頭痛が生じることもあります。   薬物乱用頭痛を防ぐためには、痛み止めの使用頻度を月に10日程度におさえるようにしましょう。なお、1日に複数回痛み止めを使用した場合でも、数え方は「1日」です。間違えないようにしましょう。 3-3. 月に2回以上片頭痛発作がある場合は予防薬も検討 月に2回以上、あるいは6日以上片頭痛発作がある場合は、医療機関を受診しましょう。日常生活に支障がある場合や、痛み止めの使用回数が多い場合には、予防薬の処方が検討されることもあります。 予防薬は、副作用などがなければ2~3カ月継続服用して効果を判定します。効果がみられない場合には、他の薬剤に変更することもあります。効果がある場合はしばらく服用を継続しますが、薬をやめる場合は体調変化に注意しながら少しずつ減らしていくことが多いです。自己判断で服用量を加減せず、必ず医師の指示通りに服用するようにしましょう。 なお、頭痛に関する記録をつけておくと、薬の効果判定に役立ちます。最近は、頭痛の記録ができるスマートフォンのアプリもあるので利用するとよいでしょう。 4.片頭痛に効果が期待できる市販薬 片頭痛に効果が期待できる市販薬はいくつかありますが、ここでは医療機関で処方される薬剤と有効成分が同量含まれているものをいくつか紹介します。   ・ロキソプロフェンを含むもの ロキソプロフェンは、医療用医薬品の「ロキソニン」などに含まれています。ロキソプロフェンのみを含む市販薬としては「ロキソニンS」(第一三共ヘルスケア)や「エキセドリンLOX」(ライオン)などがあります。   ・アスピリンを含むもの アスピリンは、医療用医薬品の「バファリン配合錠A330」などに含まれています。バファリン配合錠A330と有効成分の量が同じ市販薬としては「バファリンA」(ライオン)などがあります。なお、バファリンシリーズでアスピリンを含むのは「バファリンA」と「バファリンライト」のみです。   ・アセトアミノフェンを含むもの アセトアミノフェンは、医療用医薬品の「カロナール」などに含まれています。カロナール錠と有効成分の量が同じ市販薬としては「タイレノールA」があります。ちなみに、カロナール錠には200・300・500 の3種類の規格がありますが、タイレノールAにはカロナール錠300と同じ量のアセトアミノフェンが含まれています。   ・イブプロフェンを含むもの イブプロフェンは、医療用医薬品の「ブルフェン」などに含まれています。イブプロフェンのみを含む市販薬としては、「ナロンメディカル」などがあります。ブルフェン錠には100・200の2規格がありますが、ナロンメディカルにはブルフェン錠100と同じ量のイブプロフェンが含まれています。 5.おわりに 「片頭痛の薬が効かない」と感じる場合には、薬の使用タイミングを見直してみましょう。痛みが起こる前や痛みが我慢できないほどひどくなってから薬を使用するのではなく、痛みが起きてから早い段階で薬を使用すると、上手に効果を引き出すことができます。 なお、片頭痛専用の痛み止めと通常の痛み止めは併用できますが、いずれも使いすぎると「薬物乱用頭痛」を引き起こす可能性があります。片頭痛が頻繁に起きる場合や痛み止めの使用回数が多い場合には医療機関を受診し、片頭痛予防薬について相談しましょう。

片頭痛で病院に行く目安

脳神経外科を受診する女性

片頭痛が4~5日間程度続いている場合は、一度病院で相談しましょう。
特に、以下に当てはまる場合は、病院で診察を受けることをおすすめします。

  • 50歳を過ぎてから、初めて頭痛が起きた
  • 頭痛の頻度や症状が悪化している
  • 発熱している
  • 首のこわばりがある

病院は何科?

病院は、「内科」または「脳神経外科」で相談するとよいでしょう。
まずは「かかりつけ医」に相談して、適切な診療科を紹介してもらうという方法もあります。

内科を探す

脳神経外科を探す

医師にどんなこと伝えるといいか

  • 頭痛が起きるタイミング・頻度・時間
  • どのあたりがどう痛むのか
  • 頭痛以外の症状
  • 頭痛が起きるきっかけ
  • 最初に発症したタイミング
  • これまでの頭痛との違い
  • 常用している薬
  • 過去に患った病気・現在治療中の病気
  • 家族に頭痛持ちの人がいるか
  • 最近、頭にケガをしたかどうか
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片頭痛がつらいけど、病院に行くべきか迷う…。 片頭痛で病院を受診すべき目安について、お医者さんに聞いてみました。 命に関わる病気が隠れているケースもあるので、要注意の症状をチェックしましょう。 「片頭痛」で病院に行くべき? 最近、片頭痛がひどいです。病院に行くべきか迷うのですが…受診したほうがよいでしょうか? はい。片頭痛がひどいときは、病院に行きましょう。 そのまま放置すると、「痛みが悪化する恐れ」や、脳の興奮状態が続いて「不眠症になる恐れ」があります。 痛みがそれほど強くなく、日常生活に支障をきたしていなくても、繰り返し起こる場合には病院に行くことをおすすめします。 頭痛が起こるたびに自己流の対処を続けていると、かえって症状が悪化したり、治りにくくなったりする可能性があります。 また、片頭痛は症状の程度によって適した薬が変わることがあるため、医療機関できちんと薬を処方してもらうことをおすすめします。 片頭痛は何科?内科でもいいの? 片頭痛がある場合は、まず、かかりつけ医に相談しましょう。 かかりつけ医がいない場合は、 内科 頭痛外来 脳神経内科 脳神経外科 などで受診することをおすすめします。 加齢・遺伝・女性ホルモンの影響・ストレス・食生活・外部からの刺激など、片頭痛を引き起こす原因はさまざまです。 かかりつけ医に相談し、適切な医療機関を紹介してもらうとよいでしょう。 なお、「頭痛外来」以外で受診する場合は、事前に電話などで「片頭痛を診てもらえるか」を確認しておくと安心です。 受診するときに医師に伝えるとよいこと 頭痛が起きるタイミング・頻度・時間 どのあたりがどう痛むのか 頭痛以外の症状 頭痛が起きるきっかけ 最初に発症したタイミング これまでの頭痛との違い 常用している薬 過去にかかったことのある病気・現在かかっている病気 家族に頭痛持ちの人がいるか 最近、頭をケガしたかどうか 内科を探す 脳神経内科を探す 脳神経外科を探す 自分でできる「片頭痛の対処法」は? 片頭痛がつらいときは、 目をつぶる 仮眠をとる 静かな場所でゆっくりする などの対処をしましょう。 椅子に座ったままでも構わないので、目をつぶったり眠ったりしましょう。 仮眠をとることで、痛みがスッキリとおさまることもあります。 また、片頭痛があるときは、音や光に敏感になりやすいので、薄暗い静かな場所で休むことをおすすめします。 こんなときはすぐ病院へ!命に関わる頭痛のケースも 突然の激しい頭痛 頭痛を何度も繰り返す これまでの頭痛と違う感じがする 頭痛が徐々に悪化している ものが二重に見える 麻痺・しびれ・けいれんを伴う めまい・吐き気がする 発熱を伴う 50代を過ぎてから初めて発症した 光の周りに虹のような輪がみえる 意識障害がある 言語障害が出ている 上記のような症状が見られる場合、「脳卒中」「くも膜下出血」などの命に関わる危険な病気が隠れている恐れもあります。 ▼脳卒中 脳の血管が破れたり、詰まったりすることで、脳神経に障害が起こる病気 ▼くも膜下出血 脳の血管が破裂して起こる出血 こんな人は要注意! 高齢 肥満 高血圧 脂質異常症 糖尿病 上記に当てはまる人は、血管が傷つきやすかったり、もろくなっていたりするため、「脳卒中」「くも膜下出血」などの病気を発症するリスクが高いです。 「脳卒中」や「くも膜下出血」は、早急に対処しないと、最悪の場合、死に至ることもあります。 普段と違う頭痛がしたら、早急に受診してください。 病院は「脳神経外科」で受診しましょう。 なお、意識障害や吐き気・めまいがするなどの症状がある場合は、救急車を呼びましょう。 脳神経外科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 お医者さんオンライン 頭痛の診療ガイドライン2021ダイジェスト版  八訂 食品成分表  女子栄養大学出版 頭痛体操 ためしてガッテン MSDマニュアル

片頭痛の治療法

片頭痛の治療は薬物療法が基本です。

鎮痛剤の処方を行いますが、吐き気が強く出ていて薬が飲めない場合は、点鼻薬や皮下注射などを用いることもあります。
また、頭痛の回数が多く、その都度の対処が難しい人には、予防薬(院内処方)が処方されるケースもあります。

診察時には、「片頭痛以外の病気の可能性はないか」「他に併発している症状はないか」なども診て、総合的に診断を行います。
薬の処方後は、薬の量はあっているか、頭痛が良くなっているか、薬を変える必要があるかなどを医師が確認します。

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片頭痛はズキズキした痛みが数時間から数日続き、症状がひどくなると吐き気を伴うこともあります。 お医者さんに「つらい片頭痛を緩和する方法」を聞きました。 やってはいけない逆効果の対処法もあるので、要注意です。 こめかみが痛い!片頭痛がおこる仕組み 片頭痛が発生するメカニズムはまだ解明されていません。 ただし、片頭痛が起きているときは血管が拡張していることがわかっています。 片頭痛のときに血管を刺激したり、血行を促進させたりすると、血管がさらに広がって痛みが強くなりやすいです。 まずは「暗いところで安静に」 片頭痛がひどい時は、暗い場所で安静にしましょう。 また、痛むところを冷却シートや氷などで冷やすと、血管の拡張を抑えられるので効果的です。 ほとんどが安静にして休養と睡眠をとれば改善されます。しかし中には、生活に支障をきたすほど、症状が重いケースもあります。 どうしても痛みを我慢できないときは、医師や薬剤師と相談のうえ、薬を使用しながら治療を行いましょう。 脳神経内科を探す 片頭痛のときにおすすめの飲み物 バナナジュース(マグネシウム) オレンジジュース(マグネシウム) 牛乳(ビタミンB2) ヨーグルトドリンク(ビタミンB2) などをおすすめします。 マグネシウムが低下すると血管が一時的に縮まり、片頭痛を発症のきっかけとなります。 また、片頭痛は「ミトコンドリア(細胞内にある組織)の働きが悪いと発症しやすい」とされており、ミトコンドリアの働きを助けるにはビタミンB2がおすすめです。 飲み物の場合、ビタミンB2は乳製品に多く含まれています。 片頭痛のときにおすすめの食べ物 マグネシウムを多く含む食べ物 ビタミンB2を多く含む食べ物 をおすすめします。 栄養素 おすすめ食材 マグネシウム 玄米、海藻、大豆 など ビタミンB2 肉、魚、葉野菜 など 主食に玄米を取り入れるとよいでしょう。 こんなセルフケアもおすすめ! 寝不足や疲れを溜めないようにして、規則正しい生活を送ってください。 寝不足・疲労の蓄積により自律神経のバランスが乱れると、片頭痛を起こすことがあります。 片頭痛が悪化する「やってはいけないこと」 マッサージ 入浴・シャワー 運動 など、血行が促進される行動は避けましょう。 頭痛が起こると、こめかみなどを揉んで痛みを和らげようとする人もいますが、頭を刺激すると血行が促進され、かえって痛みが増しやすいです。 片頭痛って、どうすれば治るの? 片頭痛の対処は、安静にして、しっかりと休養し、睡眠をとることです。 それでも改善されず、生活に支障をきたすようであれば、病院で治療を受ける必要があります。 病院は何科? 医療機関を受診する場合は、脳神経内科で相談しましょう。 脳神経内科を探す 病院では、どんな治療を受けられるの? 片頭痛の治療は基本薬物療法です。 鎮痛剤の処方を行いますが、吐き気が強く薬が飲めない場合は点鼻薬、皮下注射などを用いることもあります。 頭痛が発生する回数が多く、対処が難しい人には予防薬(院内処方)が処方されることもあります。 診察の際には、「片頭痛以外に当てはまる病気の可能性はないか」「他の症状が出ていないか」なども診て、総合的な診断を行います。 薬の処方後は、薬の量はあっているか、頭痛が良くなっているか、薬を変える必要があるかなどを医師が確認します。 脳神経内科を探す   ▼参考 日本頭痛学会 慢性頭痛の診療ガイドライン2013

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