メニエール病の症状をチェック。どんな病気?なりやすい人は?対処法も

更新日:2023-04-24 | 公開日:2023-02-28
28

本サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。コンテンツ内で紹介した商品が購入されると売上の一部が還元されることがありますが、コンテンツは自主的な意思で作成しています。

メニエール病の症状をチェック。どんな病気?なりやすい人は?対処法も

メニエール病ってどんな病気?
どうしたら治るの?

メニエール病について、分かりやすくまとめました。
症状のセルフチェックや発症しやすい人の特徴も解説するので、メニエール病の可能性がある人は必見です。

メニエール病とは

耳の中

メニエール病とは、耳の中にある「内耳」という平衡感覚を司る器官に、リンパ液が溜まっている状態です。
平衡感覚に異常が生じ、自分や周囲がぐるぐると回っているような「回転性のめまい」が起こります。

メニエール病の症状チェック

チェックシート

  • 自分や周囲がぐるぐる回るようなめまい
  • めまいの長さが、「数十分〜数時間以上」
  • 何度もめまいを繰り返す
  • 耳鳴りがする
  • 難聴発作(突然、耳が聞こえにくくなる)
  • 耳の閉塞感
  • 吐き気・嘔吐

上記の症状に当てはまる場合、メニエール病の可能性があります。
一旦治まっても再発することが多く、症状が繰り返しあらわれます。

合わせて読みたい
高齢者の「めまい」は何科?めまいがでる病気は?脳卒中やメニエール病? 
2022-07-28
高齢者のめまいって、何科に行けばいいの? 病気の可能性もある…? 高齢者の「めまい」は何科を受診したらよいか、お医者さんに聞きました。 高齢者に多い「めまいが出る病気」についても詳しく解説します。 命に関わる病気が隠れている恐れもあるので、要注意の症状をチェックしましょう。 高齢者の「めまい」って何科? 症状 おすすめの診療科 急なめまい 慢性的なめまい 耳鼻いんこう科 「頭を打った後」のめまい 「頭痛」を伴うめまい 脳神経外科 高齢者のめまいは、「耳鼻いんこう科」、もしくは「脳神経外科」で相談できます。 診療科を選ぶときは、上記の表を参考にしてみましょう。 「耳鼻いんこう科」は、耳・鼻・喉の治療を専門とする診療科で、めまいの診察や治療も行っています。 「脳神経外科」は、脳の治療を専門とする診療科です。 脳に異変が起きていないか詳しく診察し、場合によっては手術も行います。 医師に伝えるポイント めまいのきっかけ(わかる場合) めまいの頻度 めまいの持続時間 めまいに伴う症状 受診の際は上記の点を医師に伝えると、診察がスムーズに進みやすいです。 耳鼻いんこう科を探す 脳神経外科を探す こんな症状がでたら、すぐに病院へ! めまいを何度も繰り返す めまいを起こしている時間が長い めまいが止まらない 体のしびれがある 体が動かしにくい 呂律が回らない 上記の症状に心当たりがある方は、すぐに医療機関を受診しましょう。 放置していると、悪化して治療に要する期間が長引いたり、後遺症が出たりするリスクがあります。 また、高齢者のめまいには、「脳卒中」等の緊急性の高い病気が隠れているケースも多いです。 万が一のリスクを避けるためにも、早めに診てもらうようにしましょう。 ▼「繰り返すめまい」がある方は… 耳鼻いんこう科を探す ▼めまいに「体の不調」「喋りづらさ」を伴う方は… 脳神経外科を探す 高齢者に多い「めまいがでる病気」の代表例 高齢者がめまいを引き起こす病気としては、 メニエール病 脳卒中 椎骨脳底動脈循環不全症 等が挙げられます。 病名 めまいの特徴 メニエール病 回転性のめまい (自分や周囲がぐるぐる回る感覚) 脳卒中 ふらつく 椎骨脳底動脈循環不全症 回転性の激しいめまい (ぐるぐると激しいめまい) 上記の病気は、耳・脳に何らかの異常が起きている状態です。 それぞれを詳しく解説していきますので、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。 原因① メニエール病(回転性のめまい) メニエール病の症状チェック 自分や周囲がぐるぐる回るようなめまい めまいの長さが、「数十分〜数時間以上」 何度もめまいを繰り返す 耳鳴りがする 難聴発作(突然、耳が聞こえにくくなる) メニエール病は、耳の中にある「内耳」という平衡感覚を司る器官に、リンパ液が溜まっている状態です。 平衡感覚に異常が生じ、自分や周囲がぐるぐると回っているような「回転性のめまい」が起こります。 なりやすい人の特徴 メニエール病は、ストレスや疲労が溜まっている人・睡眠不足な人に発症しやすいです。 女性に多い傾向がありますが、男女ともに発症します。 こんなときは病院へ めまいを繰り返す 動けないほどのめまいがある といった場合は、医療機関へ早めに「耳鼻いんこう科」で受診しましょう。 メニエール病のめまいは、何度も繰り返すことが多いです。 放置していると悪化することが多く、難聴が治らなくなる人もいます。 早期に治療を開始できれば、2週間程度で快方に向かう人も多いです。 ※治療を受けても完全には治らないケースもあります。 また、メニエール病が疑われるときは、早い時期に体調を整え、無理をしないことが重要となります。 耳鼻いんこう科を探す 原因② 脳卒中(ふらつき・体のしびれ) 脳卒中の症状チェック めまいで起き上がれない ふらつく 頭痛 吐き気 体の片側が痺れる・動かない 呂律が回らない 言葉がでてこない 脳卒中は、「脳の血管が裂ける・詰まる」などにより、脳神経に障害が起こる病気です。 頭に溜まった血液による圧迫や、血流が滞って酸素不足が起きるなどして、めまいが現われます。 なりやすい人の特徴 脳卒中は、高齢者になるほど起こりやすいです。 また、 高血圧症・糖尿病などの持病がある 肥満 タバコを吸う 飲酒が多い といった人がなりやすいという特徴もあります。 「脳卒中」が疑われるときは、早急に病院へ 脳卒中が疑われるときは、早急に「脳神経外科」を受診しましょう。 ※動けないときは救急車を呼んでください。 脳卒中を放置すると、重い後遺症が残ったり、死亡したりするリスクが高くなります。 早めの受診を心がけて、病気の早期発見につなげましょう。 脳神経外科を探す 原因③ 椎骨脳底動脈循環不全症(ぐるぐると激しいめまい・気が遠くなる) 椎骨脳底動脈循環不全症の症状チェック ぐるぐると激しいめまい 気が遠くなる 目の前が暗くなる 話しにくい 「心臓から脳に向かう血流」が悪くなっている状態です。 血液量が減って脳に酸素が供給されなくなるため、めまいが起こります。 なりやすい人の特徴 糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病を患っている人は、椎骨脳底動脈循環不全症を発症しやすくなります。 生活習慣病を持っている人は、血管が硬くなる「動脈硬化」を引き起こしやすいためです。 症状に心当たりがあれば、病院で相談しよう 椎骨脳底動脈循環不全症の症状に心当たりがある方は、「脳神経外科」で受診しましょう。 特に、 激しいめまいを感じる めまいを繰り返す といった場合は早めの受診をおすすめします。 放置すると、悪化して「脳卒中」「脳出血」などの深刻な病気を招く恐れもあります。 リスクを避けるためには、血液循環を良くする継続的な治療や、生活習慣病を悪化させないことが大切です。 脳神経外科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 日本医療機能評価機構 メニエール病・遅発性内リンパ水腫診療ガイドライン2020年版

メニエール病の原因は?どんな人がなりやすい?

原因やきっかけは今のところわかっていませんが、疲労・ストレス・睡眠不足などで発症しやすいといわれています。

  • 30〜50歳代の女性
  • 自分をおさえ、熱心に仕事をする人
  • ストレスを溜め込みやすい人
  • 忙しい生活をしている人

に多い傾向があります。

合わせて読みたい
耳が聞こえにくい・こもる|突発性難聴やメニエール病かも。病院行くべき?
2022-05-24
耳が聞こえにくい・こもる…。 これは何かの病気? 大丈夫なケースと受診が必要なケースを、お医者さんに聞いてみました。 「突発性難聴」の場合、受診が遅れると難聴が残ってしまうケースもあります。 要注意な症状に心当たりがないか、チェックしてみましょう。 なんだか耳が聞こえにくいし、音がこもる…これ大丈夫? 大丈夫なケース 病院に行ったほうがいいケース 半日以内に治った 症状を繰り返していない 他に不調がない 半日経っても治らない めまい・吐き気を伴う 耳鳴りが続いている 「耳が聞こえにくい・音がこもる」という症状が出て間もないときは、一旦様子を見てみましょう。 症状が半日以上続かないのであれば、大丈夫だと考えられます。 一方、半日経っても症状が治らない方は、耳の病気が疑われます。 「突発性難聴」の場合、治療が遅れると難聴が残る恐れがあるため、48時間以内の受診が推奨されています。 耳の聞こえづらさは、「耳鼻いんこう科」で相談するとよいでしょう。 耳鼻いんこう科を探す 「ストレス」を溜めていませんか? ストレスによる「自律神経の乱れ」によって、耳が聞こえにくくなったり、音がこもったりする場合もあります。 発症のキッカケとしては、 人間関係の悩み 仕事が上手くいっていない 睡眠不足 騒音の多い生活環境 などが挙げられます。 ストレスによる難聴は、一時的な症状として現れるケース・慢性化するケースの両方があります。 症状が出たばかりのときは、できるだけリラックスして過ごすことが大切です。 「市販薬」の服用もおすすめのケースも 「耳の聞こえにくさ」がごく軽い場合は、「ビタミンB群を配合している薬」や「漢方薬」を服用することで、改善がみられることがあります。 商品例 「ビタミンB群」配合 チョコラBB エスファイトゴールド キューピーコーワ 漢方薬 加味帰脾湯(カミキヒトウ) 苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ) 上記の薬は、あくまでも「一旦様子をみる」ことを目的としておすすめしています。 症状が半日以上続くようであれば、病院で診てもらうようにしましょう。 耳鼻いんこう科を探す 「急に片耳が聞こえにくい」は、“突発性難聴”という病気かも 「突発性難聴」の症状 耳鳴り 耳の聞こえが悪い 耳詰まりのような感覚 高音だけ聞こえにくい(気がつかない場合もある) 吐き気・めまい   ※難聴は片耳から生じるケースが多いです。 突発性難聴は、音を感知する組織(有毛細胞)に傷がつくことで、難聴や耳閉感を起こす病気です。 治療が遅れると難聴が残ってしまう人もいます。 どんな人に多い? 突発性難聴は、 40~60代の忙しい人 ストレス・疲労を溜め込みがちな人 睡眠不足な人 糖尿病を患っている人 に多いと考えられています。 現段階では、ウイルス感染が主な原因として考えられています。 そのため、免疫力の低下・耳の中の血行不良が発症を招きやすいとされています。 突発性難聴は「48時間以内」の受診をおすすめします 突発性難聴は、発症から48時間以内に治療を受けることで、後遺症が残りにくくなります。 放っておくと難聴になったり、耳鳴りが残ったりするリスクがあるため、できるだけ早めに「耳鼻いんこう科」で受診しましょう。 ※発症して1週間以内に治療を受けた人の40%が治り、50%が快方に向かう傾向にあります。 病院で受ける治療法は? 薬を使った治療が中心です。 副腎皮質ステロイド薬・ビタミンB12製剤・血管拡張薬などを使用します。 ストレスが関係しているのであれば、安静にして過ごすことも大切です。 耳鼻いんこう科を探す 「ぐるぐるしためまい」と伴う人は、“メニエール病”かも メニエール病の症状   耳の閉塞感 回転性のめまい 耳が聞こえにくい(特に低い音) 吐き気・嘔吐 メニエール病は、「内リンパ液」という体液が溜まりすぎて、耳の中にむくみが生じている状態です。 難聴の症状に、めまい・吐き気などを伴いやすいのが特徴です。 どんな人に多い? メニエール病は、 30〜50歳代の女性 自分をおさえ、熱心に仕事をする人 ストレスを溜め込みやすい人 忙しい生活をしている人 に多い傾向があります。 「メニエール病かも」と思う方は、早めに病院へ メニエール病は、繰り返したり慢性化したりする病気です。 悪化すると、生活に困るレベルの難聴になってしまうケースもあるため、早めの受診を心がけましょう。 病院で受ける治療法は?   薬を使って治療することが多いです。 浸透圧利尿薬・循環改善薬・抗不安薬などを使用します。 「内耳へ直に薬を投与する治療」や「手術療法」を行うこともあります。 耳鼻いんこう科を探す ▼参考 厚生労働省 e-ヘルスネット 突発性難聴について

メニエール病を疑う場合の対処法

ゆっくり休養を取ることが大切ですが、まずは医療機関で原因を確認しましょう。
メニエール病は、治療しないと治らない病気です。
放置すると、最初は片方の耳のみだった症状が、もう一方の耳にも発症してしまう恐れがあります。

合わせて読みたい
頭の中で音がするのは病気?(シャンシャン・シャリシャリ・ジー)病院は何科?【メニエール病・自律神経失調症】
2021-07-21
「頭の中で音がする…これって大丈夫?」 「シャンシャン・シャリシャリ聞こえるのは病気?」 頭の中で音がする原因と対処法について、お医者さんに聞きました。 何科で受診すべきかもご紹介します。 なぜ?頭の中で音がする…もしや病気? シャンシャン シャリシャリ ブーン キーン ジー といった音であれば、耳鳴りの可能性が高いです。 耳鳴りは、ストレスや病気が原因で起こりやすいです。 頭の中で音がするとき「病院は何科?」 頭の中から音がする時は、耳鼻いんこう科を受診しましょう。 早めに受診し、適切な治療を受けることができれば、不快な症状の早期改善や重症化の予防につながります。 耳鼻いんこう科を探す 考えられる2つの病気 頭の中で音がするのは、 メニエール病 自律神経失調症 といった原因が考えられます。 病気① メニエール病 内耳の中のリンパ液が過剰に溜まってしまうことで耳鳴りが起き、頭の中で音がするように感じます。 メニエール病を発症すると、ブーンという低い音がします。 こんな症状に心当たりはありませんか? 突然、重度の回転性めまいが起きる 吐き気や嘔吐を伴うめまいが起きる 発作の前と最中に、片側の耳に圧迫感や閉塞感がある 音が聞こえなくなる メニエール病の原因 内耳の中のリンパ液が過剰に溜まってしまう原因やきっかけは、今のところわかっていません。 どんな人に多い? 30代~50代の女性 ストレスを抱えている人 不規則な生活をしている人 自分でできる対処法は? ゆっくり休養を取ることが大切ですが、まずは医療機関で原因を確認しましょう。 メニエール病は、治療しないと治らない病気です。 放置すると、最初は片方の耳のみだった症状が、もう一方の耳にも発症してしまう恐れがあります。 病院は何科? メニエール病が疑われる時は、耳鼻いんこう科を受診しましょう。 病院での治療方法 お薬を使って治療します。入院での治療が望ましいとされています。 難聴の症状が強くあらわれている場合には、ステロイドホルモンを併用することがあります。 早めに治療を開始すれば、1~2カ月で症状が落ち着くケースもありますが、再発する人が多いです。 耳鼻いんこう科を探す 病気② 自律神経失調症 自律神経のバランスが崩れることで、耳鳴りを起こし、頭の中で音がするように感じます。 自律神経失調症の場合、キーンやジーンという音がします。 こんな症状に心当たりはありませんか? 頭痛、めまい 腹痛 倦怠感 体のほてり、発汗 体の冷え 眠れない、または朝起きられない イライラする、気分が落ち込む 手足のしびれ、震え 頻尿、残尿感 月経周期の乱れ 自律神経失調症の原因 ストレスや疲労の蓄積、不規則な生活などによって自律神経が乱れることで発症します。 どんな人に多い? 神経が過敏でストレスに弱い性格の人 几帳面で真面目な人 努力家な人 完璧主義な性格の人 自分でできる対処法は? 規則正しい生活をし、バランスの良い食事を取りましょう。 20~30分程度の軽い運動、良質な睡眠、ストレスをためずに上手く発散することも大切です。 ただし、症状がつらいと感じていたり、仕事や家事に支障をきたしていたりする場合は、治療が必要です。 我慢せずに、早めに医療機関を受診しましょう。 自律神経失調症だと思っていても、糖尿病や甲状腺機能異常症など、別の重い病気が隠れているリスクも考えられます。 病院は何科? 耳鳴りの症状が強い場合は、耳鼻いんこう科を受診しましょう。 病院での治療方法 自律神経失調症の場合、 お薬を使った治療 自律訓練法 心理療法(カウンセリングやリラクゼーション法) 指圧、マッサージ、整体、鍼灸 ストレッチなどの理学療法 音楽療法 アロマテラピー など、五感に働きかける治療法を、症状にあわせて採用します。 耳鼻いんこう科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 MSDマニュアル家庭版 耳鳴り 一般社団法人 日本女性心身医学会 女性の病気について

病院で受ける治療法

飲み薬塗り薬

メニエール病は、薬を使って治療することが多いです。
浸透圧利尿薬・循環改善薬・抗不安薬などを使用します。

「内耳へ直に薬を投与する治療」や「手術療法」を行うこともあります。

耳鼻いんこう科を探す

治るまでの期間は?

早期に治療を開始できれば、2週間程度で快方に向かう人も多いです。
※治療を受けても完全には治らないケースもあります。

早く治すためにはセルフケアも大切!

水を飲む女性

  1. ストレスを溜めない
  2. 6~8時間の睡眠をとる
  3. 水分補給をする 

上記3つを心がけましょう。

水を多く飲むことで、内耳の水はけがよくなると考えられています。
男性は1日2リットル、女性は1日1.5リットルほどの水分をとりましょう。
一度に大量に水分を補給するのではなく、こまめに水分をとることが大切です。

合わせて読みたい
医師に聞く!平衡感覚がおかしいのは病気サイン?ふらつく原因は?病院は何科?
2022-10-27
なんだか平衡感覚がおかしい…。 もしかして、病気? 平衡感覚がおかしい場合に考えられる病気について、お医者さんに聞いてみました。 メニエール病など、放置していると危険な病気が疑われるケースもあるので、心当たりがないかチェックしましょう。 平衡感覚がおかしいのは病気サイン? 最近、平衡感覚がおかしいような気がします。もしかして、何かの病気が原因でしょうか? 平衡感覚に違和感を覚える場合、何かしらの病気にかかっているおそれがあると考えられます。 特に、以下のような症状が併発している人は要注意です。 注意すべき症状と考えられる病気 肩こり・不眠・めまい→自律神経失調症 むくみ・耳鳴り→メニエール病 突然のほてり・発汗→更年期障害 慢性的な中耳炎→良性発作性頭位めまい症 めまい・失神→起立性低血圧 病気① 自律神経失調症 自律神経失調症は、体の機能をコントロールしている自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスが乱れている状態です。自律神経が乱れると、平衡感覚をつかさどる器官にも影響が出る可能性があります。 自律神経失調症は、ストレスが多く、不規則な生活をしている人は、発症しやすいといわれています。 自律神経失調症の症状チェック 疲れがとれにくい 動悸・息切れ・めまい 下痢・便秘 情緒が不安定 自律神経失調症のセルフケア ストレスを溜めない 6~8時間の睡眠をとる 毎日20分程度の軽い運動をする 映画鑑賞や読書など、ストレスを解消できるような趣味の時間をとりましょう。 また、遅くとも0時には布団に入って、寝るようにしましょう。 一般的に、6~8時間の睡眠をとると、疲れが残りにくいと考えられています。 寝つきが悪い人は、読書や音楽など、眠る前の「入眠儀式」を習慣化することで、眠りやすくなります。 軽い運動を習慣化すると、自律神経が整いやすいと考えられています。ラジオ体操やウォーキングなどを、毎日20分程度行いましょう。 激しい運動をするよりも、少し息が上がる程度の運動が習慣づけやすくおすすめです。 病気② メニエール病 メニエール病は、平衡感覚をつかさどる機能をもつ内耳に、むくみが生じている状態です。 疲労・ストレス・睡眠不足などで発症しやすいといわれています。 メニエール病の症状チェック めまい 吐き気・嘔吐 耳鳴り 気圧が変化する環境にいる人 几帳面・真面目な性格の人 メニエール病のセルフケア ストレスを溜めない 6~8時間の睡眠をとる 水分補給をする 「趣味に没頭する」「ゆっくり入浴する」などの方法で気晴らしをして、ストレスを溜めないようにしましょう。 朝にすっきり目覚められるように、6~8時間程度の睡眠をとりましょう。 「空調を整える」「布団や枕の高さを調整する」など、眠りやすい環境をつくるとよいでしょう。 また、水を多く飲むことで、内耳の水はけがよくなると考えられています。 男性は1日2リットル、女性は1日1.5リットルほどの水分をとりましょう。 一度に大量に水分を補給するのではなく、こまめに水分をとることが大切です。 病気③ 更年期障害 更年期障害とは、卵巣の機能が低下し、女性ホルモンの分泌量が急激に低下した状態です。 女性ホルモンの分泌が減ると、自律神経のバランスが崩れやすくなるため、平衡感覚がおかしくなることがあります。 家庭や仕事などで「ストレスが多い生活を送っている人」は、発症しやすいといわれています。 更年期障害の症状チェック ほてり のぼせ めまい・動悸 不眠 イライラする 真面目・几帳面な性格の人 更年期障害のセルフケア 大豆製品を積極的にとる 1日20分の有酸素運動 アロマを取り入れる イソフラボンは女性ホルモンである「エストロゲン」と似た働きをもつため、更年期障害の軽減に効果があるといわれています。 納豆や豆乳など、「イソフラボン」が豊富な大豆製品を積極的に取り入れましょう。 また、有酸素運動も更年期障害の症状緩和に役立つと考えられています。 ヨガ・水中歩行・ウォーキングなどの有酸素運動を、毎日20分程度行いましょう。 更年期の症状に役立つアロマを生活に取り入れるのもいいでしょう。 ゼラニウム・クラリセージ・ラベンダーなどの香りがおすすめです。小さな容器やスプレーなどでアロマオイルを持ち運ぶと、いつでも香りを楽しめますよ。 病気④ 良性発作性頭位めまい症 良性発作性頭位めまい症とは、耳の中にある耳石(カルシウムの小さな粒)が半規管に入ることで、めまいが生じる病気です。めまいによって、平衡感覚がおかしく感じることがあります。 「デスクワークの人」や「低い枕を使っている人」に多い病気といわれています。 良性発作性頭位めまい症の症状チェック ぐるぐると目が回る 吐き気・嘔吐 慢性的な中耳炎の人 寝返りが少ない人 運動不足の人 良性発作頭位めまい症のセルフケア 頭を動かす 枕を高くする 運動を習慣づける 耳石を半規管から出すために、頭をさまざまな方向に動かしましょう。 積極的に頭を動かすことで、めまいの症状を和らげることができます。 耳石が半規管に落ちないように、枕は高さがあるものを使いましょう。 また、運動を習慣づけることも効果的と考えられています。ウォーキングや軽いジョギングなど、息が上がる程度の運動を行いましょう。 1日20分程度、無理のない強度で行うと続けるとよいです。 病気⑤ 起立性低血圧症 起立性低血圧症になると、起きたときや急に体を動かしたとき、長時間立っているときなど、突然目の前が暗くなりフラッとします。 急に立ち上がるなどの動作で、脳に届く血液量が減ると、めまいを起こしてしまいます。 「寝不足」「不規則な生活を送っている」「心臓がよくない」という人に発症しやすいです。 起立性低血圧症の症状チェック 立ちくらみ 失神 起立性低血圧症のセルフケア 水分・塩分補給 弾性ストッキングを着用する 下半身を使った運動をする 起立性低血圧症は、水分不足が原因となることがあります。 1日に1.5~2リットルほど水分を補給し、塩分も十分とるようにしてください。 足に血液が溜まるのを防ぐため、弾性ストッキングを着用するのもおすすめです。 なお、「立っていることが多い日中」だけ着用してください。 運動すると血流がよくなるので、低血圧の改善につながります。 「散歩」「水中歩行」など、特に下半身を動かせる運動をしましょう。 「めまい・ふらつき」が見られる場合は躊躇せず病院へ! 「めまい」や「ふらつき」によって日常生活に支障をきたしている場合は、内科で受診してください。 例えば、メニエール病を治療せずに放置していると、聴力が低下するおそれがあります。 症状の悪化を防ぐためにも、違和感がある場合は早めに病院を受診してください。 病院は何科? 病院は、内科で受診しましょう。 メニエール病や、良性発作性頭位めまい症が疑われる場合には、耳鼻いんこう科で受診してください。 内科を探す 耳鼻いんこう科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 自律神経失調症 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)   自律神経を整える!楽しいお散歩ウォーキング♪ | 疲れに効くコラム powered by リポビタン|大正製薬 (taisho.co.jp)  メニエール病 - 19. 耳、鼻、のどの病気 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)  更年期障害|公益社団法人 日本産科婦人科学会 (jsog.or.jp)  良性発作性頭位めまい症 - 19. 耳、鼻、のどの病気 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com) 良性発作性頭位めまい症 | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp)  起立性低血圧 - 04. 心血管疾患 - MSDマニュアル プロフェッショナル版 (msdmanuals.com) 

無料で試せるストレスタイプ診断

スマホを触る女性

完璧主義や心配性など、あなたのタイプを簡単に診断!

日々のストレスに対処するスキルを身につけましょう

「Awarefy」のストレス診断
無料で受けてみる

※ストレスタイプ診断は無料ですが、結果を見るには無料のアカウント登録が必要です

\3000円相当のポイントプレゼント実施中/

メザニン

「メザニン」
まずは無料相談

\この記事は役に立ちましたか?/
役に立った! 28
※記事の内容は公開日時点の情報です。掲載後の状況により、内容に変更が生じる場合があります。
不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

修正箇所
メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
不正確な箇所についてのご指摘
※「上から2番目の画像が不鮮明」「最初の段落の◯◯という情報の追加を希望する」等、問題箇所についてご指摘いただけたら幸いです。

貴重なご意見をありがとうございます
Medicalookはよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

はんなみさん漫画

おすすめ記事
関連記事