お薬手帳で安くなる理由と条件を解説！いくら変わる？

お薬手帳を薬局に持参すると、医療費が安くなる理由を知っていますか？
今回は、安くなる条件から、いくら安くなるのかといった疑問、さらに、お薬手帳アプリでの管理についてもご紹介しています。ぜひご参考にしてください。

お薬手帳を持っていくと安くなる？理由は？

お薬手帳で薬剤服用歴管理指導料が安くなる

実は、薬局で薬を処方してもらう場合は、薬剤服用歴管理指導料というものが徴収されています。

この指導料は、手帳を持ってきた人が持ってこなかった人よりも安くなるように仕組みが変更になりました。
ただし、一概に安くなるわけではなく、安くなる場合と安くならない場合があります。

いくら安くなるの？

金額は2年ごとの薬価改定の時に変わり、加入している保険によっても変わります。
負担金のある人で1回10円〜30円程度安くなります。

手帳を持っていないと指導料がかかりますが、手帳を持っていくと指導料は値引きになります。

少額に思えるかもしれませんが、月に何度も薬を受け取る方であれば大きな差となります。また、長い人生の中で何度も病院へ行くと考えれば、これも大きな差となるでしょう。
出来るだけ手帳を持ち歩くようにして、いざというとき忘れないようにましょう。

お薬手帳で安くなるケース・ならないケース

• お薬手帳で安くなるケース
  指導料が安くなる条件は、手帳持参で過去6か月以内に同じ薬局で薬を処方してもらった場合です。処方箋をもらった病院は違っても、いつも同じかかりつけ薬局で薬を受けとれば、指導料が安くなります。

• お薬手帳で安くならないケース
  半年以上、同じ薬局に行かずに期間が空いた場合や、診療科目ごとに病院が違うからと、それぞれの病院に近い薬局で薬をもらっている場合、手帳を持参しても安くなりません。

アプリのお薬手帳

アプリのお薬手帳でも安くなる？

現在、お薬手帳を様々な年代に広めるため、携帯電話で薬の管理ができるアプリのサービスが始まっており、アプリの手帳でも医療費が安くなります。

アプリのメリット

アプリを使用すると「処方箋を自動で薬局に送る機能」や「飲み忘れ防止機能」「服薬管理機能」「QRコードによる薬の情報が登録できる」などの便利機能もあります。
それに、携帯に入っていれば手帳を忘れる心配がありません。

アプリで管理してみよう

家族や子どもなど、自分だけではなく複数の人数の薬の管理も可能になります。
アプリは、様々な会社が出しています。使い勝手の良いもの、デザインの良いものなどお気に入りを選んでみましょう。
ただし、何個もアプリを使うのではなく、一つにまとめるのは紙の手帳と同じ考え方です。かかりつけ薬局が、対応しているアプリである必要もあります。

※提供しているアプリ会社や使用している携帯電話の機種等により、利用できない場合もございます。

まとめ

お薬手帳もアプリで持つことができるようになり、飛躍的に便利になりましたね。
常に持ち歩くと、災害や事故などにあった際に、すぐに服用している薬の状況が確認され、迅速な治療を受けられます。
現在は、任意で使用するように勧められている手帳ですが、薬の飲み合わせによる心配も無くなります。
ぜひ、周りにいる人にもお薬手帳の使用をお勧めしてください。