【男性の更年期障害】自分でできる4つの対策。病院に行くなら何科?

公開日:2018-10-31 | 更新日:2020-08-27
114
【男性の更年期障害】自分でできる4つの対策。病院に行くなら何科?

  「更年期障害」は、女性だけが発症するものと思っていませんか? ところが、男性も更年期障害になることがあるのです。 男性には月経がないので、閉経の前後5年を指す「更年期」もありません。 しかし、加齢とともに男性ホルモンの分泌が減少し、女性の更年期障害と同じような症状が出てくることがあります。 その状態を「男性の更年期障害」と呼ぶことがあります。 発症しない人もいますが、男性ホルモンの分泌が減少し始める40歳以降なら、誰でも更年期障害になり得るといわれています。

泌尿器科を探す


監修者

岩瀬 利郎 先生

武蔵の森病院
院長

岩瀬 利郎先生

経歴

浜松医科大学 ・同大学院修了・博士(医学)
埼玉医科大学精神医学教室
石心会狭山病院(現埼玉石心会病院)精神科部長
医療法人弘心会 武蔵の森病院副院長を経て平成23年4月より現職

男の更年期、どんな症状が出る?

男性の更年期障害は、次の2つに分けられます。

  1. 初期更年期障害(40~50歳くらいから始まる)
  2. 熟年期障害(60歳以降 )

では、具体的に見ていきましょう。

1.初期更年期障害(40~50代)

  • 不安感が強くなる
  • やる気が出ない
  • イライラする
  • 不眠
  • 寂しいなど軽度のうつ症状
  • 肥満 ・頻尿 ・疲労感 ・発汗 ・筋肉痛 ・関節痛などの身体的な症状

熟年期障害(60歳以降)

熟年期障害は体調不良が発端ともいわれています。

暴飲暴食や運動不足などの不摂生を続けてきたところに、男性ホルモンの分泌が減少すると、脂質代謝や糖代謝に異常をきたします。 そして、次のようなメタボリック症候群が引き起こされます。 ・高血糖 ・高血圧 ・脂質異常 ・動脈硬化 その後、疲れやすい、ちょっと動いただけでも息切れがするなど体調不良とともに、熟年期障害が起こります。 放置すると、糖尿病、高血圧など動脈硬化の原因にもなります。

自分できる4つの対策

①良質な睡眠をしっかりとる

睡眠が十分とれていないと、男性ホルモンの分泌量が少ない状態が続きます。 男性ホルモンの分泌量は一定ではなく、日内変動します。 分泌量が多いのは寝ている時なので、朝起きた時には分泌量も多いのですが、夕方が近づくにつれて少なくなります。

②ストレスをため込まないようにする

過剰なストレスは男性ホルモンを生成する能力を低下させます。 できるだけストレスはためず、自分なりのやり方でストレスを解消してください。

③適度な運動を続ける

下半身の筋肉を動かす運動をすると、男性ホルモンの分泌量が増加するといわれています。 主に大腿(だいたい)筋(ももの筋肉)や下腿(かたい)筋(ふくらはぎの筋肉)を動かすと効果的です。 簡単にできるものでは次のような運動があります。 ・エレベーターやエスカレーターはなるべく使わずに階段を上り下りする ・歩くときは早歩きにする ・スクワットなどの筋力トレーニングを毎日続けるなど

④競争心を持つ

他者と競い合うと男性ホルモンは分泌量が増えるといわれています。 競うのはスポーツでもいいし、ゲームでも構いません。 男性ホルモンの分泌量が増えると、更年期障害の予防にもなります。

病院は、何科に行けばいい?

医師男性
男性の更年期障害が疑われるときは、泌尿器科を受診する方が多いようです。

近年は専門外来やメンズヘルス専門外来などを設置している医療機関も増えています。

泌尿器科を探す

どんな検査をするの?

医師男性
問診や血液検査が行われ、心身状態や男性ホルモンの分泌量などを調べます。

国際的には血中のテストステロン(男性ホルモンを構成する成分)の値を見て男性更年期障害と診断します。日本では活性型(体内で利用され、なおかつ加齢に伴って顕著に減少する“フリー・テストステロン”)の値を基準としています。 血中のフリー・テストステロン値が11.8pg/mL以上であれば正常です。 しかし、8.5pg/mL未満だったり、身体的な症状が強く表れていたりする場合に男性更年期障害と診断されることが多いといわれています。

 

<テストステロンの減少による身体的症状の例>

  • だるさ
  • やる気が出ない
  • 不眠
  • 食欲
  • 性欲・意欲の減退など

どんな治療をするの?

医師男性
発汗 ・ほてり ・睡眠障害 ・関節・筋肉関連 症状が重いときは男性ホルモン(テストステロン)補充療法が行われます。

男性ホルモンを注射で直接血液に補充するので即効性があり、効果的です。 テストステロン製剤注射は保険適用の治療法で、2~4週間に一度、お尻や腕に注射をします。 (※保険が適用できない場合もあります)

しかし、テストステロンを使用すると、精巣機能が低下することがあります。 すると子供ができにくくなるかもしれません。 将来的に子供をほしいと思っている人には、テストステロンに替わるhCG(ヒト絨毛(じゅうもう)性性腺刺激)ホルモンを注射し、男性ホルモンの分泌を促すこともあります。 hCGは精巣に働きかけ、精子形成を促進するホルモンです。 また、男性ホルモンには造血作用があるため、テストステロンやhCGホルモンの投与量が多いと多血症になり、脳梗塞を発症する恐れがあります。 そのため、治療中は定期的な血液検査が必要になります。

注射以外の方法は?

・飲み薬(症状が比較的軽いとき)
・塗り薬
・貼り薬 

処方される薬について

検査の結果、男性ホルモン値(フリー・テストステロン値)がさほど低くなかったり症状が軽度だったりするときには、症状に対応した薬や漢方薬が処方されることがあります。 処方される漢方薬は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などです。

不安症やうつ症状がみられるときは、抗不安薬や抗うつ薬が処方されます。


監修者

岩瀬 利郎 先生

武蔵の森病院
院長

岩瀬 利郎先生

経歴

浜松医科大学 ・同大学院修了・博士(医学)
埼玉医科大学精神医学教室
石心会狭山病院(現埼玉石心会病院)精神科部長
医療法人弘心会 武蔵の森病院副院長を経て平成23年4月より現職

お薬手帳はスマホの時代!しかも今なら…
お薬手帳

「お薬手帳…どこだっけ?」
「かさばるから嫌だなぁ…」
という方には、スマホのお薬手帳がおすすめ。「EPARKお薬手帳」なら、服薬アラームなど機能も充実しています。

\DLキャンペーンを実施中!/
【期間限定】お薬手帳アプリDL&ログインで、EPARKリラク&エステで使える
3,000円OFFクーポンプレゼント!

\この記事は役に立ちましたか?/
役に立った! 114
不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

修正箇所
メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション)

貴重なご意見をありがとうございます
Medicalookはよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

関連キーワード

キーワード