その顔のかゆみ「ストレス」のせいかも。対処法は?病院に行くべき?

更新日:2022-08-18 | 公開日:2020-08-18
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その顔のかゆみ「ストレス」のせいかも。対処法は?病院に行くべき?

顔がかゆい…どうしたらいいの?

そのかゆみの原因は「ストレス」かもしれません。
ストレス性の顔のかゆみの特徴や、他に現れる症状を、お医者さんに詳しく聞きました。

どのようにケアすればいいのかも解説しますので、参考にしてください。

監修者
経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

ストレスで、顔がかゆくなる?

医師女性
過剰なストレスは、顔のかゆみに繋がると考えられています。

人はストレスを感じると、いわゆる「ストレスホルモン」の分泌量が増えます。

「ストレスホルモン」は自律神経や免疫機能の働きを低下させて、炎症を促進させる作用を持つため、かゆみにつながると考えられています。

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ストレス性のかゆみの症状

医師女性
顔のかゆみに加えて、乾燥してカサカサする、脂っぽい肌になる、しわが増える等の症状が出現する場合があります。

かゆみがおきやすいタイミング

  • イライラしているとき
  • 不安が募っているとき
  • 入浴後
  • 眠りにつくとき
  • 汗をかいたとき

他にも、こんな症状に心当たりはないですか?

医師女性

ストレス性のかゆみの場合、

  • ニキビの増加
  • 発疹(じんましん)が出る
  • イライラする
  • 便秘
  • 睡眠不足
  • うつ状態

といった症状があらわれる可能性があります。

4つの「見直すべき生活習慣」

医師女性
まずは、ストレスが溜まってしまう生活習慣を改善することが大切です。

1.良質な睡眠を十分とる

個人差はありますが、毎日7~9時間程度の睡眠時間を確保するのがおすすめです。
睡眠の質と量が良い状態の場合、肌のバリア機能が向上します。

2.心の緊張をほぐす

ストレスを柔軟に受け止める、ストレスを溜め込まない等、自分なりの対処法を見つけて実践すると、肌のバリア機能が改善すると考えられています。(音楽、運動等)

3.食事の改善

栄養バランスの良い食事を、1日3食しっかり摂るようにしましょう。
甘いもの、刺激物、アルコール、カフェイン等の摂り過ぎは禁物です。

4.清潔な状態の維持

常に身のまわりを清潔な状態にすると、肌への刺激を抑制できます。
タオルや枕カバー等、肌に直接触れるアイテムは毎日交換しましょう。

正しいお肌のケア方法

医師女性
洗顔するときは、肌への負担が少ない低刺激性タイプの洗顔せっけんを使いましょう。
洗浄力が高すぎるタイプは、必要以上に肌の皮脂分を除去してしまい、肌の乾燥を招く場合があります。

低刺激タイプという表示があっても、実際に使うと肌に合わない場合もありますので、可能であれば、一度トライアル用やサンプルを使用して確認することをおすすめします。

<洗顔方法>

  1. 洗浄剤をよく泡立てる
  2. 泡がもこもこ状態になったところで肌にのせる
  3. 手(指)でゴシゴシするのではなく、泡を肌の上でポンポンするように優しく洗う
  4. 洗浄剤が残らないように、ぬるま湯でしっかりすすぐ(ゴシゴシせず包み込むようにすすぐ)
  5. きれいなタオルで水分を丁寧にとる

洗顔後は、きれいなタオルで水分をしっかり拭き取り、すぐに保湿ケアを行いましょう。
保湿を徹底し、角質層のバリア機能を補強することで、刺激物から肌を保護します。

注意!

医師女性
メンソレータムや過度なアルコールが配合された肌ケア用品は、スースーとして一時的には気持ちよく感じますが、その後刺激でかゆくなる事があります。

市販薬は使っていい?

医師女性
早期改善を望む場合には、皮膚科等の医療機関を受診して、肌状態に適した治療や薬の処方をしてもらうことをおすすめします。

かゆみの緩和が期待できる市販薬もありますが、原因がはっきりしていない段階では、症状に合わない薬を使って悪化してしまう可能性もあるからです。

ストレス性のかゆみにこれはNG!

顔がかゆい ストレス2

間違ったケア方法

  • 何度も洗顔する
  • ごしごし洗う
  • 熱いお湯で顔を洗う
  • スクラブ入り洗顔を毎日行う
医師女性
上記のケアは、肌に必要な油分まで除去してしまったり、過剰な刺激を与えてしまう原因となります。

避けるべき行動

  • 濃いメイク
  • 甘いものや脂肪分が多いもの、刺激が強いもの、アルコールの過剰摂取
  • かゆい部分を爪で掻き壊す
  • 夜更かし
  • 毎日湯船に長時間浸かる
医師女性
体温の上昇や汗をかくことがかゆみに繋がるケースもあるので、お風呂で熱いお湯を使うのは避けた方がいいでしょう。

今の化粧水、使い続けて大丈夫?

医師女性
肌の状態が安定している場合は、使用を続けても問題ないと考えられます。
しかし、顔のかゆみが続く等の肌トラブルが生じている場合は、肌に合っていない可能性があるため、違うタイプに変えてみましょう。

悪化させないためにも…皮膚科受診がおすすめ

顔がかゆい ストレス1

医師女性
皮膚科を受診することで、肌の状態をしっかり診察してもらえます。

その結果、最善の治療法や薬を処方してもらえるため、かゆみ等の不快な症状の改善が期待できます。

皮膚科を探す

皮膚科の処方薬を使うメリット

医師女性
皮膚科の処方薬は、現在の肌状態を診察した上で処方されるので、症状改善に必要な成分や薬剤が配合されています。
そのため、自己判断で選んだ市販薬を使用するよりも、症状の改善が期待できます。

合わない市販薬で肌状態が悪化してしまうと、さらなるストレスが生じるという悪循環に陥る恐れもあるので、ストレス性のかゆみを疑う場合は、皮膚科の受診をおすすめします。

参考
常盤薬品 敏感肌の赤みの原因とは
https://noevirgroup.jp/nov/pages/cause-of-redness-of-sensitiveskin.aspx
一般社団法人 日本うつ病センター アトピー性皮膚炎とうつ病
https://www.jcptd.jp/contents/contents/detail/74?categoryId=51
公益社団法人 日本皮膚科学会 Q9ストレスが原因といわれましたが本当ですか?
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa9/q09.html

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