なぜ?目の充血が「片目だけ」起こる原因。治らない・痛いときは要注意!

更新日:2023-01-19 | 公開日:2021-08-23
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なぜ?目の充血が「片目だけ」起こる原因。治らない・痛いときは要注意!

「片目だけ充血してる…これは大丈夫?」

原因には、角膜炎細菌性結膜炎といった目の病気も考えられます。
コンタクトレンズを使う人は、発症リスクが上昇するため要注意です。
病院に行くべき目安も併せて解説します。

監修者
山内 明子 先生

田町三田やまうち眼科
眼科医

山内 明子先生

経歴

田町三田やまうち眼科。東京医科大学眼科入局

 

 

なぜ?片目だけ充血する原因

医師女性

片眼だけ充血する代表的な原因として

  • 目の表面やまぶたの裏側に傷がついた
  • 細菌に感染している

が考えられます。

細菌感染の例として、

  1. 角膜炎
  2. 細菌性結膜炎

などが挙げられます。それぞれ詳しく解説していきます。

原因① 角膜炎

医師女性
細菌感染によって角膜(黒目)に炎症が起こると、目が充血します。
角膜炎は両目いっぺんではなく、片目だけに発症する傾向があります。

角膜炎の場合、充血だけでなく、目の痛みも感じることが多いです。

角膜炎の症状

  • 目の痛み
  • ゴロゴロ感
  • 目の充血
  • 涙が出る
  • 視界がぼやける
  • 視力の低下
  • 光が眩しい
  • 目やにが多く出る

どんな人に多い?

  • 外にいることが多い人
  • コンタクトレンズの洗浄、保管方法が間違っている人
  • 目をこする癖のある人

外にいることが多いと、砂ぼこりや木の枝などで目に傷がつきやすいです。
また、コンタクトレンズを不潔に扱ったり、不潔な手で目を触ったりすると、細菌感染のリスクが上昇します。

自分で治せる?

医師女性
ご自身で治すことはできません。
早急に医療機関を受診して、適切な治療を受けてください。

角膜は非常に重要な器官です。
治療を受けないでいると、悪化して後遺症が残り、視力低下を招く恐れがあります。

病院は何科?

医師女性
角膜炎を疑うときは、眼科を受診しましょう。

治療では感染源を特定したのち、抗菌点眼薬抗菌の飲み薬などを使います。
改善するまでには、1ヶ月程度かかる場合もあります。

途中で治療をやめると再発するリスクがあるため、医師の指示にきちんと従うことが大切です。

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原因② 細菌性結膜炎

医師女性
結膜(白目の部分)に炎症が起こると、目の充血が現われます。
細菌性の場合、両目同時ではなく、片目ずつ起こることが多いです。

細菌性結膜炎の症状

  • 目の充血
  • 目やにが多く出る
  • 目の痛み
  • ゴロゴロ感
  • 涙が出る

どんな人に多い?

  • 砂やちりが舞う環境で作業する人
  • コンタクトレンズを使っている人
  • 目をこする癖がある人

自分で治せる?

医師女性
ご自身で治すことはできません。
症状に心当たりがあるときは、早めに医療機関を受診しましょう。

抗菌薬で治療を行わないと、細菌が繁殖して症状が悪化するため、放置は危険です。

また、目の症状のつらさから目をこすり、もう片方の目にも感染するケースも多いです。
患部を触ったら、しっかりと手を洗うようにしてください。

病院は何科?

医師女性
眼科で治療を受けられます。

細菌性結膜炎の場合、抗菌点眼薬内服薬も併用されます。
治療を開始すれば数日で症状が落ち着きます。

細菌を根本的に消滅させるまで治療を続ける必要があるため、医師の指示通りに薬を使用しましょう。

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「なかなか治らない」場合は、必ず眼科へ

医師

医師女性
  • 1日以上経っても充血が改善しない
  • 痛みがある
  • 目やにが増えた
  • 涙も出ている
  • かゆみがある
  • 光がまぶしい
  • 物がかすんで見える

といった場合は、必ず眼科で相談しましょう。

感染症の疑いがあり、放置すると症状が悪化する恐れがあります。
特に角膜の細菌感染は、悪化して角膜が溶けてしまうと、視力低下を招きます。

大切な目の健康を守れるよう、早めの受診を心がけてください。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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▼参考

日本角膜学会

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