【大人向け】朝起きられないのは病気サイン?どう対処する?何科に相談?

公開日:2021-09-22
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【大人向け】朝起きられないのは病気サイン?どう対処する?何科に相談?

朝、どうしても起きられないのはなぜ…?

「寝起きが異常につらい」ときはどう対処すればいいのか、お医者さんに聞きました。

もしかすると“うつ病のサイン”かもしれないので、注意しましょう。


監修者

経歴

福島県立医科大学卒業
マサチューセッツ大学MBAコース在学中

「働く人を支える」薬に依存しない医療を展開する「BESLI CLINIC」を2014年に協同創設、2030年を基準に医療現場から社会を支える医療経営を実践しています。

産業医視点からビジネスマン・ビジネスウーマンを支えております。生薬ベースの漢方内科での経験を活かし、腹診を含めた四診から和漢・井穴刺絡などの東洋医学を扱い、ホルモン、生活習慣をベースに身体から心にアプローチする診療を担当。米国マウントサイナイ大学病院へ留学、ハーバード大学TMSコースを修了。TMSをクリニックへ導入、日本人に合わせたTMSの技術指導、統括を行っています。

朝、どうしても起きられない…これって病気?

最近朝がつらくて、どうしても起きられない日が続いています…。もしかして病気でしょうか?
女性
医師女性
しっかり睡眠をとっているはずなのに、朝どうしても起きられない場合、自律神経の調整がうまくできていなかったり、心の病気が関わっている可能性があります。

朝起きたくても起きられないために、「甘えだ」「怠けている」と勘違いされ、精神的に落ち込んでしまうこともあるでしょう。
ご自身で工夫されても朝起きれない場合は、医療機関へ相談することで、症状の改善や悩みを解消できる可能性があります。

考えられる3つの病気

医師女性

大人も発症する朝起きられない病気には

  • うつ病(非定型うつ病)
  • 睡眠障害
  • 起立性調節障害

などがあります。

病気① うつ病(非定型うつ病)

医師女性
うつ病のなかでも、非定型うつ病は「どんなに寝ても寝足りない」という過眠状態になりやすいです。

非定型うつ病とは、定型のうつ病のずっと気分が落ち込んでいる状態とは異なり、楽しいことには楽しさを感じられる気分の反応性が認められるうつ病です。
過眠傾向になり、朝起きられないことが続くと体内時計も後ろ倒しになることからより朝起きづらい状態が続きます。

うつ病の原因

うつ病の発症には遺伝的要素と仕事や学業のストレスなどの環境的要素の両方が関わると考えられています。
しかしながら、病因・病態の分子レベルにおけるメカニズムはいまだ明らかにはなっていないです

うつ病を発症しやすい人

一般的に女性、若年者に多いとされていますが、日本では中高年でも頻度が高いとされています。
他人からどう見られるかを気にして、他人の顔色をうかがったりする性格や、子どもの頃から聞き分けが良く、“良い子”と言われていた真面目な人も発症しやすいと言われています。

こんな症状が出ることも

  • 睡眠時間が10時間以上
  • 夜眠れない
  • 過食する
  • 食欲がわかない
  • 体重が増加・減少する
  • 体が鉛のように重く感じる
  • イライラする
  • 不安感がある
  • 集中力が低下する

病気② 睡眠障害

医師女性
なんらかの原因で寝付けない、途中でおきてしまう、朝に早く起きてしまうことに加え、日中の活動に支障が出る状態を睡眠障害と言います。

睡眠障害の原因

不眠の原因には、人間関係・仕事・家庭のストレスなどの環境による原因やパソコンやスマートフォンのブルーライトなど生活習慣によるもの、精神的・身体的な病気から来るもの、薬によって引き起こされるものなど、様々あります。

睡眠障害を発症しやすい人

ストレスを溜め込みやすい性格の人や昼夜逆転の生活をしている人、ホルモンバランスが崩れやすい人や、環境変化がある人などが発症しやすいと言われています。

こんな症状が出ることも

  • 寝つきが悪い
  • 何度も目が覚める
  • 早く目が覚める
  • 昼間に眠くなる
  • 疲れやすい
  • 疲労からの回復に時間がかかる
  • 思考力が低下する
  • 集中力が低下する

病気③ 起立性調節障害

医師女性
起立性調節障害は、自律神経のバランスが崩れ、朝に起きられなくなる症状をみとめます。

起立性調節障害の特徴として体調不良が午前中に強く出て、午後には軽くなる傾向があります。
立っている姿勢と座っている姿勢で症状は強くなり、横になっている姿勢が楽です。

起立性調節障害の原因

遺伝も考えられていますが、その他に、水分の摂取不足、運動不足、精神的なストレス、生活習慣の乱れなどが原因と考えられています。

起立性調節障害を発症しやすい人

男性よりも女性の方が発症しやすいと言われています。
10~16歳の思春期前後の急激な二次性徴によって発症することが多いです。

こんな症状が出ることも

  • 立ちくらみやふらつきがある
  • 失神する
  • 頭が痛い
  • 動悸がする
  • 疲れやすい
  • 疲労からの回復に時間がかかる
  • 思考力が低下する
  • 集中力が低下する

「病気かも…」と思ったら、どう対処する?

朝 起きられない病気 大人

医師女性
「起立性調節障害」「うつ病」「睡眠障害」など病気を疑う場合や、朝起きられないことで仕事や家庭に支障が出ている場合は、一度医療機関で相談することをおすすめします。

生活に支障が出ている場合はすぐに医療機関へ相談をしましょう。
また、自分で生活に気をつけてもなかなか改善せず、1ヶ月以上症状が続いている場合は医療機関にいきましょう。
放置すると、日常生活に大きな影響がでたり、治療に時間がかかったりします。

心療内科や精神科はなんとなく行きづらいと感じる人がいるかもしれませんが、風邪をひいたら内科を受診するのと同じで、心療内科や精神科も特別な診療科ではありません。
不安を解消するという意味でも、一度医療機関へ行くことをおすすめします。

何科で受診すればいい?

医師女性
「起立性調節障害」「うつ病」「睡眠障害」などを発症している可能性がある場合は、心療内科や精神科を受診しましょう。
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