顔が黒いのは病気サイン?肝臓疾患の可能性も。お酒を飲む人は要注意!病院は何科?

公開日:2021-07-21
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顔が黒いのは病気サイン?肝臓疾患の可能性も。お酒を飲む人は要注意!病院は何科?

「顔が黒くなった気がする・・・これって病気?」
顔が黒くなる病気について、お医者に聞きました。

特に、お酒をよく飲む人は、肝臓の病気に注意しなければいけません。

病院に行く目安や、受診すべき診療科も解説します。


監修者

岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

顔が黒いのは病気サインって本当?

医師男性
内臓の病気が原因で、顔が黒くなるケースもあります。
これは、病気によって皮膚のメラニン分泌が増加するために起こる症状です。

こんな症状があったら病院へ!

顔が黒ずんで見えることに加えて、

  • 全身の倦怠感
  • 脱力感、筋力の低下
  • 体重の減少
  • 立ちくらみ、めまいが起こる(低血圧症状)
  • 食欲の低下
  • 吐き気、嘔吐
  • 上腹部の不快感
  • 体のむくみ
  • 掻いても治まらない皮膚のかゆみ
  • 口の中や眼の乾燥

といった症状が見られる場合は、病気の疑いが強くなります。
内臓の病気の場合、悪化すると命に関わる恐れもあるため、早めに医療機関で相談しましょう。

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顔が黒いとき考えられる病気

医師男性

顔が黒くなってきた場合、

  1. 副腎の病気
  2. 肝臓の病気

なども疑われます。

その① 副腎の病気

医師男性
顔が黒ずんで見える場合、「アジソン病」という副腎の病気も疑われます。

アジソン病は、副腎皮質から分泌されるホルモンの低下によって発症する病気です。
体内の糖分を調節する「コルチゾール」、体内の水分・塩分・カリウムを調節する「アルドステロン」などのホルモンが足りなくなるため、体にさまざまな不調が起こります。

代表的な症状に皮膚の色素沈着があり、顔が黒く変色するケースもあります。

主な症状

  • 疲れやすくなる、全身の倦怠感
  • 脱力感、筋力の低下
  • 体重の減少
  • 立ちくらみ、めまいが起こる(低血圧症状)
  • 食欲の低下
  • 吐き気、嘔吐
  • 無気力になる
  • 不安を感じる

副腎の病気の原因

医師男性

アジソン病は、

  • 免疫機能の異常
  • がん
  • 感染症
  • 遺伝子の異常

などによって発症します。

遺伝子の異常によるものは、子どもに発症しやすいです。
その他の原因は、発症に年齢や性別の差はありません。

自分でできる対処法は?

医師男性
ご自身でできる対処法は、残念ながらありません

アジソン病は、医療機関での適切な治療が必要な病気です。
症状に心当たりがある場合は、すみやかに内科を受診しましょう。

病院で受ける治療法

医師男性
不足しているステロイドホルモンを補充する治療を行います。

発症して間もない時には、グルココルチコイドとミネラルコルチコイドの補充と、水分・塩分・糖分の補給をします。
この治療が遅れると命を落とす危険があります。

残念ながら完治する病気ではなく、難病指定されています。
発症後は生涯にわたる治療が必要です。

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その② 肝臓の病気

医師男性
「肝硬変」や「原発性胆汁性胆管炎」などの肝臓の病気によって、顔が黒ずんで見えることがあります。

<肝硬変>
度重なるダメージによって、肝臓が硬く小さくなっている状態。
肝機能が大きく低下するため、他の臓器にも悪影響を与えてしまう。
重い合併症を引き起こすケースがあり、肝臓がんを発症するリスクも上昇する。

 

<原発性胆汁性胆管炎>
肝臓の中にある「胆管」が壊れてしまう病気。
胆汁の流れが滞ることで、徐々に肝機能が低下していく。
肝機能の低下に伴い、体のかゆみをはじめとした、さまざまな不調が生じる。

主な症状

  • 体のかゆみ
  • 体のむくみ
  • 疲労感
  • 口の中や目の乾燥
  • 上腹部の不快感
  • 皮膚やまぶたに小さな黄色いできものができる
  • 皮膚や白目が黄色くなる
  • 手のひらが赤くなる
  • 手の腱が縮んで、指が曲がる
  • 皮膚に小さな、クモの巣状の血管が現れる
  • 頬の唾液腺の腫れ

※肝臓によって症状が出るのは、病気が大きく進行した場合のみです。
初期段階であれば、自覚症状はほとんどありません。

この病気の原因

医師男性

肝臓の病気は

  • お酒の飲み過ぎ
  • ウイルス感染
  • 免疫系の病気

などが原因です。

「肝硬変」は、多量・長期の飲酒をしている人や、太っている人に起こりやすいです。

「原発性胆汁性胆管炎」の原因ははっきりとわかっていませんが、免疫機能の異常が関係していると考えられています。
35歳~70歳の女性に多く、関節リウマチ、強皮症、シェーグレン症候群、自己免疫性甲状腺炎といった免疫系の病気に合併しやすい傾向があります。

自分でできる対処法は?

医師男性
肝臓の病気の場合、ご自身でできる対処法はありません

治療が遅れると命に関わるケースもあるため、放置せず内科・消化器内科を受診しましょう。

病院で受ける治療法

肝硬変や原発性胆汁性胆管炎の場合、根治させる治療法はないため、症状を抑えるための対症療法を行います。

肝硬変は、治療と同時に禁酒を促します。
原発性胆汁性胆管炎は、薬を用いて症状を緩和したり、肝障害の進行を遅らせたりします。
いずれも肝移植が検討されるケースがあります。

残念ながら、どちらも完治する病気ではありません。
原発性胆汁性胆管炎は、一度症状があらわれると、余命は約10年だと言われています。

少しでも悪化を防げるよう、肝臓の病気を疑うときは早めの受診をおすすめします。

病院は何科?

顔が黒い 病気

医師男性
「顔が黒くなった」と思うときは、まずは内科で相談しましょう。

内臓の病気が隠れている場合、放置すると命に関わる恐れもあります。
病気の悪化を少しでも防ぐには、早めの受診が重要です。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。


監修者

岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

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