無理なダイエットしてない?カリウム不足による低カリウム血症に注意

公開日:2019-02-08 | 更新日:2020-06-05
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無理なダイエットしてない?カリウム不足による低カリウム血症に注意

 人が生きていく中で、必要な栄養素はいくつかあります。 その中でも、炭水化物(糖質)やたんぱく質、脂質やビタミン、カルシウム、鉄などはよく知られている栄養素ですが、あまり知られてない栄養素の中にも大切なものがあります。 その中のひとつが、カリウム(K)です。 カリウムには、ナトリウムの排せつを促し、血圧上昇を予防する働きがある栄養素です。

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監修者

岡村 長門 先生

岡村クリニック
院長

岡村 長門先生

経歴

戸田中央総合病院
埼玉医科大学
公立昭和病院
岡村医院
岡村クリニック

重症化すると、嘔吐・手足のマヒ・腸閉塞

低カリウム血症。あまり聞きなれない疾患ですが、いったいどういった病気なのでしょうか? 体の大切な成分のひとつである、カリウムが、何らかの理由のために少なくなる病気ですが、原因はそれぞれ異なり、症状や原因によって、治療法も違ってきます。 この病気は、軽症の時は、表立った症状が出るわけではありません。 だからといって、放っておくと、症状は重症化してしまいます。 主な症状は、次のとおりです。 ・消化器症状…嘔吐(おうと)・食欲不振 ・手足のマヒ…筋力の低下 ・呼吸困難…呼吸するための筋肉が使用できなくなる 腸に悪影響を及ぼす場合もあり、腸閉塞(へいそく)を起こすこともあるので、より注意が必要な病気になります。

発症の原因は、摂取不足・排出量の増加

低カリウム血症の診断方法は、血液検査です。 血液検査を行い、低カリウム血症の兆候が見られた場合(=血液中のカリウムが少なかった場合)、心電図検査を行うのが一般的です。 血中のカリウムが減少すると、心臓にもいろいろな症状が出る場合があるためです。 他の疾患で利尿剤を使用していると、尿の排出に伴い、カリウムも一緒に排出されるので、血中のカリウムが減少することがあります。 追加検査として、血液検査でホルモンの数値を確認したり、CT検査、腎臓の働きについての検査を行ったりします。 個人によって症状や原因が違うので、検査内容もそれに見合ったものになります。 低カリウム血症を発症する原因は、主に次の2つが考えられます。

カリウムの摂取不足

通常の食事をしていれば、低カリウム血症になるリスクは低いです。 原因として考えられるのは、カリウムの摂取不足です。 カリウムを多く含む食品は、次のようになります。

  • きのこ
  • 海藻
  • 野菜
  • 芋類

偏食や、極端なダイエットなどで、これらの食品を取る機会が少ないと、カリウム欠乏に陥りやすいです。

カリウムの排出量の増加

反対に、腎臓の機能異常を症状とする疾患では、尿中へのカリウムの排出量が増加、体内のカリウムが少なくなってしまう場合があります。 その他、ステロイドなどの影響によっても、カリウムの損失量が増えることがあります。 アルドステロンというホルモンの影響を受けると、低カリウム血症になる場合もあります。 風邪・胃腸風邪などにより、嘔吐・下痢が症状として出てきますが、それらによっても、カリウムが多く排出されます。 カリウムは尿中からだけでなく、消化器官からも排出されます。 個人の体調・腎臓病・糖尿病といった持病の有無など、低カリウム血症になってしまう原因も、人それぞれに異なります。

点滴で、足りないカリウムを補充…

低カリウム血症は、原因によって治療法も異なります。 日頃の食事にカリウムの多い食品を取り入れるのはもちろん、病院で診察を受け、診断に基づいた治療を受けるようにしましょう。 症状の少ない低カリウム血症では、カリウム製剤の内服をします。 重度の症状が出てしまっている場合や、薬の内服では治療の成果が見られない場合は、点滴で、カリウムを補充する必要があります。 点滴の濃度によっては、心臓に大きな負担がかかってしまうことがあるので、低濃度で、速度もゆっくり行います。

きのこ・海藻類を意識して食べる

予防のために、食生活を見直し、カリウムの多い食品が取れているかどうか確かめてみましょう。 野菜などが不足している状態であれば、日ごろの食事の中で、意識的に取り入れましょう。 きのこ・海藻類は、なかなか取りにくい食材として知られていますが、炒め物・汁物などに入れると、おいしく食べられます。 風邪などの疾患で、下痢・嘔吐がある場合は、カリウムが失われないよう、経口補水液やスポーツ飲料(イオン飲料)を取るようにします。 また、薬の影響で、低カリウム血症になる恐れがある場合は、主治医の先生にその旨を相談して、指示通りに行動するようにしてみてください。

まとめ

カリウムは、なかなか食事では取りにくい栄養素です。 しかし、カリウムが体内で不足してしまうと、命に関わる危険性に陥る恐れがあります。 カリウムを多く含む食品を意識的に取り入れるように心がけ、低カリウム血症と診断された場合は、主治医の指示に従って、適した治療をきちんと受けるようにしましょう。

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【参考文献】 メディカルノート 低カリウム血症 https://medicalnote.jp/diseases/
低カリウム血症 公益財団法人日本心臓財団HP 循環器最新情報 心不全 https://www.jhf.or.jp/publish/pro/hint/c4/hint014.html


監修者

岡村 長門 先生

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院長

岡村 長門先生

経歴

戸田中央総合病院
埼玉医科大学
公立昭和病院
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