知覚過敏と虫歯の見分け方|症状の違い、治し方は?ずっと痛いのはなぜ?

更新日:2021-12-28 | 公開日:2021-12-28
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知覚過敏と虫歯の見分け方|症状の違い、治し方は?ずっと痛いのはなぜ?

「知覚過敏と虫歯の見分け方を知りたい…!」

知覚過敏と虫歯の見た目や症状の違いを、歯医者さんに聞いてみました。

知覚過敏も虫歯も、「早期受診」が大事です。
歯医者さんでの治療法なども詳しく解説していきます。


監修者

菊地 由利佳 先生


歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

知覚過敏と虫歯の見分け方

医師女性
知覚過敏と虫歯は、見た目症状の違いから、見分けることができます。

見た目の違いは?

知覚過敏は、歯肉が下に下がっている場合が多いです。
虫歯では、歯肉が下がる症状はあまり見られません。

症状の違いは?

知覚過敏は、痛みが一時的です。
冷たいものを食べるなど、刺激をうけたタイミングで痛みます。

一方で虫歯では痛みが慢性的なものが多いです。
悪化すると、何もしていなくても痛くなります。

【注意】初期虫歯は見分けるのが難しい

進行した虫歯では「痛い」と感じることがありますが、初期ではそこまで痛みを感じることがありません。そのため、知覚過敏と区別がつきにくいといわれています。

そのため、安易に自己判断せず、歯科で診てもらうようにしましょう。

どちらの場合も「早期受診」が、あなたのためになる

医師女性
知覚過敏も虫歯の場合でも、「早期受診」が大事です。

初期症状であれば“軽い治療で済む”

▼知覚過敏
専用の歯磨き粉を1~2週間使うだけで、症状が良くなることがあります。

▼虫歯
歯科で歯磨き指導を受け、歯の汚れをしっかり落とします。
フッ素を塗って、歯が再石灰化するのを促すことで、自然に良くなることもあります。

一方、放置すると…“大がかりな治療に”

▼知覚過敏
しみる部分をレジンで覆ったり、表面をコーティングしてくれる薬剤を塗ります。
保険適用外ですが、レーザー光を当てることで、歯の神経に刺激が伝わらないようにする治療もあります。
日常生活に支障があるほどの痛みまで悪化した場合には神経を抜く場合もあります。

▼虫歯
神経を取り除いて、被せものをします。
抜歯せざるを得ない状況であれば抜歯をして、入れ歯やインプラント治療で歯の機能を取り戻していきます。

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知覚過敏の症状レベルチェック(軽度~重度)

歯痛

初期の知覚過敏

歯にしみる程度であったり、痛みも一時的であることが多いです。
自然と痛みがなくなることが多いです。

中等度の知覚過敏

知覚過敏専用の歯磨き粉を1~2週間使っても良くならず、食べたときに歯がしみるの症状が継続します。

重度の知覚過敏

痛みのせいで歯磨きができなかったり、物事に集中できなくなったりするなど、日常生活に支障をきたすことが多いです。

「知覚過敏」セルフケア

医師女性
症状がまだ初期の場合は、以下のセルフケアで症状を良くすることもできます。

① 知覚過敏用の歯みがき粉でみがく

硝酸カリウムなどが成分として配合されている、知覚過敏専用の歯磨き粉を使って歯を磨きます。
硝酸カリウムが、むき出しになって象牙質をカバーしてくれるため、歯への刺激が象牙質に伝わらないため、症状をやわらげることができます。

② 歯磨きの仕方を工夫する

歯ブラシを動かしすぎない・力を入れすぎないように歯磨きをしましょう。
やさしく歯磨きすることで、歯のエナメル質を傷つけず、象牙質がむき出しになることを防ぎます。

③ 唾液をたくさん出す

キシリトールのガムを噛む、食事はよく噛んで食べることで、唾液をたくさん出すようにします。
唾液には、カルシウムやリンなど歯に必要なミネラルが含まれるため、唾液をしっかり出すことで歯が丈夫になります。

歯医者さんでの「知覚過敏の治療法」

医師女性
知覚過敏は、歯科で治療することができるものです。

歯科でなければできない治療法もあるため、悩んでいる方はお気軽にご相談ください。

特に中等度以上(専用の歯磨き粉を1~2週間使っても症状が良くならない)の場合は、歯科で治療を受けるようにしてください。

フッ素などの薬を歯に塗って治療する方法や、レジンや歯科用のセメントを歯に詰めて歯への刺激を防ぐ治療法、マウスピースをすることで歯ぎしりを予防する治療法、レーザーを当てて歯への刺激を遮る治療法があります。

治療法 具体的な方法 治療費用
薬の塗布 フッ素などの薬を歯の表面に塗り、刺激から歯を守る 1,000~3,000円前後
レジンを歯に詰める 刺激を感じる部分にレジンを詰めて、刺激を防ぐ 1本あたり1,000円前後
マウスピース 歯ぎしりを防ぐ 5,000円前後
レーザー治療 レーザーを当てて、歯への刺激を遮る 3,000円前後
(保険適用外)

歯科での知覚過敏の治療の多くは、保険適用されます。
そのため、3割の自己負担で治療を受けることができます。

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虫歯の場合の対処法

歯科医院

初期虫歯

痛みなどの自覚症状はなく、歯には穴などもあいていない状態です。

中等度の虫歯

冷たいものがしみるように感じたり、たまに痛みを感じます。

重度の虫歯の症状

何をしていなくても激しく痛みを感じます。
さらにひどい状態だと、神経が死んで痛みすら感じません。

「初期虫歯」を治すにはどうすれば?

医師女性
虫歯が初期の段階かどうかを、歯科医師以外が判断するのは、治療のタイミングを見逃す可能性があるため、まずは歯科を受診してください。
その上で、初期虫歯のセルフケアをおこないましょう。

ごく初期の段階であれば、セルフケアで進行を止めることができる場合があります。

フッ素入りの歯みがき粉を使う

フッ素は、歯の再石灰化を促す働きがあるため、フッ素入りの歯磨き粉を使って歯を修復することができます。

歯磨きで歯垢を取り除く

歯垢がたまると、歯のエナメル質が溶かされてしまうため、日々の歯磨きをしっかりおこない、歯垢を取り除くことが大切です。
1ヶ所あたり20回以上、歯ブラシを小刻みに動かして歯を磨きましょう。
歯間ブラシやデンタルフロスで、歯と歯の間の汚れも取り除きましょう。

歯医者さんでの「虫歯の治療法」

治療法 具体的な方法 治療費用
レジンの充填 虫歯を削ったあとにレジンを詰める 1,000円前後
フッ素の塗布 虫歯になっている部分にフッ素を塗る 700円前後
詰め物(銀など)を詰める 虫歯を削って銀を詰める 3,000円前後
神経を抜く 神経にまで虫歯が広がれば、神経を抜く 3,000円前後
抜歯 歯を抜く 1,500~2,000円前後
医師女性
初期の段階の虫歯であれば、歯科で痛みを伴わず簡単に治療を済ませることが可能です。

早期に受診することで、治療期間が短くできたり、費用も安くできるといったメリットがあります。
また、痛みが少ない治療法が受けられ、治療の選択肢を狭めなくて済むなどのメリットもあります。

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