(20代~30代)若いのに血圧が高い原因。下げるための対処は?医師監修

公開日:2020-11-27 | 更新日:2021-06-11
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(20代~30代)若いのに血圧が高い原因。下げるための対処は?医師監修

高血圧症は中高年の病気とは限りません。
まだ20代、30代の若い人でも、高血圧と診断されることがあります。
なかには、病気が原因で高血圧になっていることも…。

若い方の高血圧について、お医者さんに話をお聞きしたので、ぜひ参考にしてくださいね。


監修者

岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

若くても高血圧になる「7つの原因」

医師男性
20代~30代でも高血圧になることがあります。
当てはまる原因はありませんか?
  • 塩分の過剰摂取
  • 肥満(メタボリック症候群)
  • 運動不足
  • アルコールの過剰摂取
  • 喫煙
  • ストレス
  • 遺伝

血圧を下げるには…?

血圧を下げるために、次の習慣を心がけてください。

  • 塩分摂取を控える
  • 運動を毎日続ける(ウォーキング、ヨガ等)
  • 睡眠不足を解消する
  • ストレスを溜め込まない
  • アルコール摂取を控える
  • 禁煙する
  • 深呼吸する

若年性高血圧と「寿命」の関係

医師男性
高血圧は治療をしないと、命に関わる病気を併発することがあります。

高血圧のときは、血管の壁に強い圧力が常にかかっています。この状態が続くと、血管が徐々に硬く、厚くなる動脈硬化が進み、血管内が狭くなって、血圧がさらに高くなります。

そのまま高血圧の状態が続くと、合併症(脳疾患、眼疾患、腎疾患、心疾患等)を併発して、命に係わる可能性があります。

自覚症状は「高血圧だけ」でも病院に行くべきケース

医師男性

自覚症状が高血圧だけでも、次の場合は、病院の診察を受けてください。

  • 持病がある
  • 上と下の血圧(拡張期血圧と収縮期血圧)の差が大きい

そのほか、頭痛や吐き気など別の症状がある場合は、内科または循環器内科、持病のかかりつけ医院を受診しましょう。

内科、循環器内科を探す

腎臓や血管などの「病気」が原因のことも

医師男性
生活習慣などではなく、「病気」が原因のケースもあります。

それぞれ病気の症状の特徴を解説します。当てはまる方は「受診の目安」を参考に、適切な行動をとるようにしましょう。

病気① 腎実質性高血圧

腎機能が低下したため、塩分等が体内に留まることで血圧が上がります。

症状

  • 高血圧(動悸、息切れ、頭痛、耳鳴り)
  • 夜間頻尿
  • むくみ

受診の目安

医師男性
急に高血圧が進行した場合は、病院を受診しましょう。

まず、塩分摂取量を制限します(1日6g未満を目標に)。
腎機能低下が緩やかに進む場合は、降圧剤を調整しながら治療を行います。

病気② 腎血管性高血圧

腎臓に血液を送る腎動脈が狭くなることで血圧が上がります。
重度の高血圧を起こす場合が多いです。

症状

  • 高血圧
  • 大動脈炎症候群や線維筋性異形成を併発する場合がある

受診の目安

医師男性
急に高血圧が進行した場合は、病院を受診しましょう。

ホルモン採血、超音波検査、CT、MRI等の検査で診断され、血管を拡張する手術が行われます。

病気③ 原発性アルドステロン症

副腎から、血圧を上昇させるアルドステロンというホルモンが過剰分泌されて発症します。

症状

  • 高血圧
  • 多尿
  • 脱力

など

受診の目安

医師男性
アルドステロン等のホルモン採血検査の結果で、疑わしいと判断された場合は、病院を受診してください。自分で判断するのは難しいです。

内服薬の服用や、副腎を摘出する手術などの治療が必要です。

病気④ クッシング症候群

副腎から、血圧を上昇させる作用をもつコルチゾールというホルモンが過剰分泌されて発症します。

症状

  • 高血圧
  • 血糖値の上昇
  • 顔や胸腹部の皮下脂肪を増える

など

受診の目安

医師男性
クッシング症候群が疑われる症状が現れた場合は、病院を受診してください。

内服薬の服用や、副腎等の原因部分への放射線治療や手術が行われます。

病気⑤ 褐色細胞腫

副腎または神経系細胞から、血圧を上昇させるカテコールアミンというホルモンが過剰分泌されて発症します。

症状

  • 高血圧頭痛
  • 発汗
  • 顔面蒼白
  • 動悸
  • 頻脈
  • 高血糖
  • 便秘
  • 体重低下

など

受診の目安

医師男性
  • 一過性のひどい血圧上昇がみられる
  • 起立時に血圧が低下してフラフラする

というときは病院を受診しましょう。

手術による治療が検討されます。

原因⑥ 薬剤性高血圧

使用している薬剤(漢方薬、痛み止め等)が原因で血圧が上昇するケースがあります。

症状

高血圧

受診の目安

医師男性
使用している薬が原因で血圧上昇がみられた場合は、受診しましょう。

担当医師と相談し、使用している薬剤を中止しましょう。

原因⑦ 睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に呼吸が浅くなる、呼吸が停止することで高血圧になります。

症状

  • 高血圧
  • いびき
  • 日中の眠気等

受診の目安

医師男性
「睡眠時無呼吸症候群」が疑われる症状がみられる場合は、病院に相談してください。

マウスピースの使用や持続性陽圧換気を用いた治療が行われます。

▼参考
国立研究開発法人国立循環器病研究センター  高血圧とのおつきあい
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/bp/pamph04.html
一般社団法人 日本内分泌学会 二次性高血圧症(腎血管性高血圧を含む)
http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=113
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット 高血圧
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-003.html
日本高血圧協会 高血圧Q&A
http://www.ketsuatsu.net/qapast.html

監修者

岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

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