女性|陰部にチクチクする痛み。性器ヘルペスかも。病院に行くべき?

公開日:2020-10-06 | 更新日:2020-12-18
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女性|陰部にチクチクする痛み。性器ヘルペスかも。病院に行くべき?

「陰部にチクチク刺されるような痛みがある…」

これ大丈夫?
もしかして病気?

陰部が痛い原因を、お医者さんに聞きました。


監修者

石野 博嗣 先生

石野医院

石野 博嗣先生

経歴

医療法人社団 石野医院
日本医科大学
日本医科大学付属病院
日本医科大付属第二病院
国立横須賀病院
東部地域病院
石野医院

陰部にチクチクする痛み…これ大丈夫?

陰部にチクチク刺されているような痛みがあります…。
女性
医師男性
痛みが一時的なもので、繰り返さないようであれば、一旦様子を見てもいいでしょう。

ただし、

  • 痛みや不快感が強い
  • 気になる症状が他にもある

という場合、要注意です。

この痛み、「病気」の可能性は…?

医師男性
陰部にチクチクする痛みがある場合、
・性器ヘルペス
・バルトリン嚢胞
の可能性があります。

それぞれ詳しく解説します。

原因①性器ヘルペス

医師男性
陰部に浅い「腫瘍」や「水ぶくれ」ができている状態です。

性交渉などによって、単純ヘルペスウイルス(HSV)に感染することが原因で起こります。

こんな人がかかりやすい!

性行為のパートナーが多い人は、感染の機会が増えるため、感染のリスクがあがります。アトピーや皮膚炎などでバリア機能が低下している人もかかりやすいです。

症状の特徴

発症には2パターンあり

  1. はじめて感染した
  2. 再発(潜伏していたウイルスの再活性化)

2つのケースがあります。それぞれ症状が少し違います。

1. はじめて感染した場合

  • かゆみ・違和感を伴う直径1~2mmの複数の水疱
  • 水ぶくれが破れたあとに、痛みの伴う円形の浅い腫瘍
  • 足の付け根のリンパ節の腫れ・圧痛
  • 強い痛みによる排尿困難・歩行困難
  • 38℃以上の発熱・便秘・頭痛

2. 再発した場合

  • 初めて感染した時と同じ場所、もしくはおしりやふとももに1~数個の水ぶくれや浅い腫瘍。
  • 全身倦怠感
  • 足の違和感
  • 免疫不全を起こしていると、深い腫瘍ができ、治りにくい。

※はじめての感染の時よりも症状は軽い傾向があります。

自分でできる対処法は?

医師男性
市販薬はないため、病院での治療が必要です。

病院では、抗ウイルス薬を使用して治療します。ピンポン感染をしないために、パートナーも一緒に治療を受けましょう。

婦人科・産婦人科を探す

原因②バルトリン腺嚢胞

医師男性
膣口の両側にある粘液を分泌するバルトリン腺が詰まり、粘液がたまって腫れ、嚢胞ができている状態です。

(嚢胞:液体が入った風船のような膨れた袋状のもの)

粘液に病原体(ブドウ球菌やレンサ菌、大腸菌、淋菌、クラミジア、トラコマチスなど)が感染すると、圧痛を伴う膿瘍ができます。

バルトリン腺の詰まりの原因ははっきりとしていませんが、淋菌感染症などの性感染症が原因で嚢胞ができることがあります。

こんな人がかかりやすい!

20代で発症することが多いです。
※加齢とともに発症の可能性は低くなります。

症状の特徴

バルトリン腺嚢胞ができても、ほとんどは無症状です。

 

ただし、以下の条件においては症状があらわれることがあります。

  • 嚢胞が大きくなると、性行為や、座ったり歩いたりするときの不快感。
  • 腫瘍ができると、皮膚の赤みや強い痛み、発熱、圧痛。

自分でできる対処法は?

医師男性
症状が軽ければ、陰部を温水に10~15分ほど浸すことで、数日で快方に向かうケースがあります。

治らない場合は、病院で抗生物質や鎮痛剤を使用して治療します。膿瘍ができている場合には、抗菌薬を服用します。

針で刺し、嚢胞の中にたまった粘液や膿を取り除く治療や、レーザーで穴をあけ嚢胞の中の内容物のつまりを解消する治療を行うこともあります。

婦人科を受診する目安

陰部 刺すような痛み

医師男性
・陰部に違和感がある
・発熱している
・日常生活に支障が出ている
といった場合などは、婦人科・産婦人科を受診しましょう。

特に注意すべき症状

また、次のような症状がある場合は、特に注意です。早めに受診してください。

  • 陰部に痛みがある
  • 陰部に違和感がある。
  • 陰部に水ぶくれや腫瘍がある。
  • リンパ節が腫れている。

早期に受診することで、適切な治療を受けることができ、早く治せる可能性が上がります。

婦人科・産婦人科を探す

早めの受診がオススメ

医師男性
また、感染症の場合には、体の奥まで感染が拡大することを防げます。

治療せずに放っておくと、パートナーにうつりたり、妊婦が分娩中に発症すると赤ちゃんに感染し、新生児ヘルペスを起こしたりする可能性があります。

※赤ちゃんが新生児ヘルペスになると20~30%が亡くなります。

婦人科を受診するとき気をつけること

内診や検査をするため、着脱しやすい服装で受診しましょう。パンツよりもスカートがおすすめです。

妊婦さんが受診していることもあるので香水は控えてください。

生理中に受診してもいい?

医師男性
生理中にはできない検査もあるため、可能であれば生理中は避けた方がよいでしょう。
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