【女性ホルモンが減ると出る症状】少ないと太る?生理の変化は?女性ホルモンは増やせる?

更新日:2023-01-30 | 公開日:2022-08-26
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【女性ホルモンが減ると出る症状】少ないと太る?生理の変化は?女性ホルモンは増やせる?

最近、なんだか体調が悪い…。
もしかして、女性ホルモンが減っているせい?

「女性ホルモンが減ると出る症状」をお医者さんに聞きました。
女性ホルモンの減少により“太る”ことはあるかどうかや、症状を改善するための生活習慣についても解説します。

監修者
石野 博嗣 先生

石野医院

石野 博嗣先生

経歴

医療法人社団 石野医院
日本医科大学
日本医科大学付属病院
日本医科大付属第二病院
国立横須賀病院
東部地域病院
石野医院

女性ホルモンが減ると出る症状って?

医師男性

女性ホルモンが減ると、下記のような症状が現れることがあります。
ただし、症状の出方はさまざまで、個人差が大きいです。

  • ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり)
  • 暑くないのに大量の汗をかく
  • 冷え症
  • 倦怠感(疲れやすい)
  • 頭痛
  • めまい
  • 動悸・息切れ
  • 月経周期の乱れ(月経周期が短くなる/月に2回月経が来る等)
  • 月経日数が減る
  • 経血量の変化(経血量が減る/月経量が急激に増加して貧血を起こす等)
  • 少量の出血がだらだらと続く

女性ホルモンの分泌量が減っても、「全く症状がない」「軽度の症状のみ」「日常生活が困難になるほど症状が重い」というように、現れる症状は一人一人異なります。

女性ホルモンの減少で太ることもある?

医師男性
女性ホルモンが減ることで、太る可能性もあります。
加齢に伴って「エストロゲン」という女性ホルモンが減少することで、脂肪を代謝する機能が衰えるためです。

エストロゲンには、食欲を抑制するホルモンである「レプチン」の分泌を促進する働きもあります。
そのため、エストロゲンが減少すると、レプチンの働きも低下し、食欲が増えて食べ過ぎてしまうこともあります。

女性ホルモンって増やせるの?

医師男性
女性ホルモン自体を増やす方法はありません
ホルモンの分泌量は年齢によって決まっており、加齢とともに減少するからです。

女性ホルモンを“増やす”のではなく、ホルモン分泌のバランスを整えることが大切になります。

特に、女性の体調に大きく作用する「エストロゲン」「プロゲステロン」という2種類のホルモンのバランスが重要です。
エストロゲンとプロゲステロンは、月経周期に合わせて分泌量が変化します。

このバランスが崩れてしまうと、さまざまな体調不良が起こります。

ホルモンバランスを整える「4つのポイント」

医師男性
ホルモンバランスを整えるには、食事からしっかりと栄養を摂取し、規則正しい生活をすることが大切です。

普段から、以下の4点を意識して生活してみてください。

  • 6~8時間程度の質のよい睡眠をとる
  • 1日3食、主食・主菜・副菜の揃った食事をとる
  • 15~30分程度の軽い運動を定期的に行う
  • ストレスをこまめに発散する

ポイント① 6~8時間程度の質のよい睡眠をとる

医師男性

ホルモンバランスを整えるには、十分な睡眠時間を確保することが重要です。
6~8時間程度の質のよい睡眠をとることを心がけましょう。

ただし、理想の睡眠時間には個人差があります。
朝目覚めたときに疲れがとれていて、日中に眠気を感じない状態であれば、「睡眠が足りている」と判断できます。

“深い眠り”を得るためのポイント

  • 朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びる
  • 昼寝は15時までに30分以内にする
  • 夜は23時(遅くとも24時)には寝る
  • 夕方以降は「カフェインを含む食品」を控える
  • 夕食は就寝の2~3時間前までに済ませる
  • 飲酒は、就寝の3~4時間前までにする
  • 就寝の2~3時間前に入浴する
  • 就寝前はできるだけパソコン・スマホを触らない

ポイント➁ 1日3食、主食・主菜・副菜の揃った食事をとる

医師男性

食生活を改善して腸内環境を整えると、ホルモンバランスが整うことにつながります。
主食・主菜・副菜の揃った食事をとり、バランスよく栄養を摂取しましょう。

ホルモン自体の原料になる「良質なタンパク質」、体内でホルモンがスムーズに機能できるように補助する「ビタミン」「ミネラル」を豊富に含む食品を毎日の食事に取り入れましょう。

また、ミネラルの中でも骨の形成に必須の「カルシウム」、腸内環境を整える作用をもつ「食物繊維」、エストロゲンに似た作用をもつと考えられている「イソフラボン」を含む大豆製品も積極的に摂るようにしてください。

※過度のダイエット(食事制限)や暴飲暴食はホルモンバランスの乱れにつながるので、控えましょう。

栄養素・成分

おすすめの食品

タンパク質

肉類/魚類/卵/大豆製品/乳製品

ビタミン

卵/肉類(レバー)/魚介類/バナナ/ブロッコリー

ミネラル

ブロッコリー/海藻/乳製品/きのこ/小魚

イソフラボン

納豆/豆腐/味噌/油揚げ

食物繊維

玄米/麦めし/とうもろこし/豆類/芋類/キャベツ/白菜/キノコ類

ポイント③ 15~30分程度の軽い運動を定期的に行う

医師男性

週3~5日(毎日でもOK)、1回15~30分程度を目安に、

  • ウォーキング
  • ヨガ
  • ストレッチ
  • スクワット

等の軽い運動を行いましょう。

血行が改善されるため、脳や生殖器等の活性化につながり、ホルモン分泌が促進されると考えられています。

なかなか運動の時間が取れない場合は、通勤中にいつもより多く歩くようにしたり、テレビを見ながらストレッチやスクワットしたりするなど、スキマ時間を活用することもおすすめです。

ポイント④ こまめにストレスを発散する

医師男性

過剰な精神的・身体的ストレスは、ホルモン分泌に悪影響を与えると考えられています。

できるだけストレスを溜め込まないよう、上手に発散する方法を身に付けましょう。

「ストレス発散方法」の例

  • 熱中できる趣味を持つ(ガーデニング・映画鑑賞など)
  • 生活の中に、好きな香りを取り入れる
  • 湯船に浸かってリラックスする
  • 外で日光浴をする
  • 好きな物を食べる(過食はしない)
  • 旅行に行って、気持ちをリフレッシュさせる
  • ウォーキング・ストレッチなどの軽い運動を習慣にする

気になる症状があるときは、医師に相談を

医師男性
  • 気になる症状がある
  • セルフケアを行っても症状の改善が見られない

という場合には、我慢せずに病院で受診してで、医師に相談することをおすすめします。

まずは「婦人科」を受診して、悩んでいる症状について相談してください。
婦人科では、「漢方薬」や「ピル」の処方等、症状改善に有効と考えられる治療を受けられます。

医師に症状を伝えるポイント

  • 今、出ている症状
  • 最も困っている症状
  • ­­­­­­­症状が始まった時期
  • 症状が出るタイミング
  • ­月経周期・月経期間
  • 直近の最終月経日
  • 既往歴
  • 服用中の薬の有無
  • 生活習慣
医師男性
受診の際は上記の点を医師に伝えると、診察がスムーズに進むと考えられます。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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