【脂肪肝】ALT・ASTの数値を下げる3つの方法。おすすめの食べ物は?医師監修

更新日:2022-08-31 | 公開日:2021-03-05
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【脂肪肝】ALT・ASTの数値を下げる3つの方法。おすすめの食べ物は?医師監修

血液検査を受けたけど、脂肪肝はどこの数値で判断すればいいの?

脂肪肝が疑われる数値とその改善方法を、お医者さんに聞きました。
脂っこいものが好きな方、お酒をよく飲む方は要チェックです。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

脂肪肝はどの数値が高くなる?

医師男性

肝臓の数値であるASTやALTの数値が高い場合は、脂肪肝の疑う必要があります。

特にALTの数値が30を超えると、脂肪肝の可能性が高くなります。

<AST>
消化・吸収・代謝を行う“酵素”の一つ。
心臓の筋肉や肝臓に多く含まれている。

 

<ALT>
ASTと同じく、酵素の一つ。
こちらは肝臓に最も多く含まれているため、肝機能を調べるうえで重要な判断基準となる。

脂肪肝ってどんな病気?

医師男性
脂肪肝とは、肝臓に脂肪が多く蓄積されている状態のことを指します。

肝臓には、肝細胞の中に脂肪を蓄え、エネルギー源として利用する働きがあります。
しかし、脂肪の量が多すぎると、消費しきれない脂肪がどんどん溜まっていき、脂肪肝になります。

脂肪肝ってどんな症状がでるの?

医師男性
脂肪肝はほとんど自覚症状がありません。

人によっては、

  • 疲れやすい
  • 全身の倦怠感がある
  • お腹が張った感じがする

といった症状が現れるケースもあります。

脂肪肝の原因

医師男性
「脂肪」という言葉の通り、脂肪を多く含む食事の摂りすぎが主な原因です。

脂肪の多い欧米型の食事が増えてきたことで、脂肪肝の発症率が上昇しています。

ほかにも、

  • 暴飲暴食
  • 過度の飲酒
  • 運動不足
  • 肥満
  • 無理なダイエット

などの原因が挙げられます。

お酒を飲みすぎに注意!

 

アルコールを大量に摂取すると、肝臓での脂肪の分解が阻害され、脂肪肝の発症リスクが高まります。
日頃からたくさんお酒を飲む方は、肝臓の炎症も起こりやすくなるため、要注意です。

「脂肪肝かも…」まずはどうすべき?

脂肪肝 数値

医師男性
まずは病院で検査を受けましょう。
本当に脂肪肝なのか、他の病気が隠れていないか、医師の診断を受ける必要があります。

肝臓病は“無症状”のまま進行しやすいので、早めに受診することが重要です。
脂肪肝が悪化すると、肝炎・肝硬変・肝臓がんといった命に関わる病気を引き起こす恐れがあります。

病院は何科?

医師男性
脂肪肝の疑いがある場合は、内科・消化器内科を受診してください。

健康診断を受けた病院でなくても大丈夫です。
検査結果を持参して、受診するようにしましょう。

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脂肪肝を改善したい!数値を下げるための対処法

医師男性

脂肪肝の改善には、

  1. 食生活の見直し
  2. 1日20~30分の運動
  3. 規則正しい生活

といった対処法があります。

対処法① 食生活の見直し

医師男性
1品だけではなく、主食、主菜、副菜がそろった食事を心がけてください。
様々な食品を食べることで、栄養バランスが整いやすくなります。

できるだけ食物繊維の多いものを食べましょう。
“水溶性食物繊維”“不溶性食物繊維”、両方の食物繊維をバランスよく摂るのが理想的です。

<水溶性食物繊維>
血糖値の上昇、脂肪の吸収を抑える作用がある。
きのこ、海藻、大麦、雑穀などに多く含まれている。

 

<不溶性食物繊維>
便通改善の効果があります。
不溶性は野菜や果物、芋類などに多く含まれている。

食事の際は、ゆっくりよく噛んで食べることを意識してください。
よく噛むことによって満腹中枢が刺激されると、自然に食べる量が抑えられ、肥満の防止につながります。

また、食べる順番も大切です。
野菜を先に食べるようにすると、血糖値の急激な上昇を抑えやすくなり、肝臓の負担が減ります。

揚げ物や間食は、どのくらい食べても良いの?

医師男性

揚げ物など、油の多い料理は週に1〜2回程度に留めておきましょう。

また、間食は1日200kcal以内であれば食べてもかまいません。

間食は3食で補いきれない栄養素を摂れるうえ、気分転換の役割もあります。
しかし、食べすぎると脂肪肝を悪化させてしまうので、上記のカロリーの範囲内で食べるようにしましょう。

対処法② 1日20~30分程度の運動

医師男性
体に少し負荷のかかる運動を、1日20〜30分程度行いましょう。
ジョギング水泳、ウォーキングなどをおすすめします。

運動は継続的に行うことが大切です。
ただし、病気を治療している場合は、症状を悪化させる恐れがあるため、事前に主治医と相談してください。

対処法③ 規則正しい生活

医師男性
朝起きて活動をし、夜にしっかりと眠るというリズムを心がけてください。

夜遅くに食事をする習慣のある方はなるべく、早めの食事を心がけましょう。

<しばらくお酒を控えましょう>
アルコールは、肝臓での脂肪の分解を阻害します。
肝機能が回復するまではお酒を控え、肝臓を休ませてあげましょう。

放置はNG!脂肪肝が悪化すると…

脂肪肝 数値

医師男性
脂肪肝が悪化すると、肝炎や肝硬変を引き起こす場合があります。
また、肝硬変から肝がんに進行すると命に関わります。

肝臓は“沈黙の臓器”と呼ばれており、無症状のまま病気が進行しやすいので放置は危険です。
「脂肪肝かも…」と思う方は、お近くの内科・消化器内科を受診しましょう。

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