まぶたの痙攣を止める方法|原因はストレス・栄養不足・更年期障害かも

公開日:2020-03-05 | 更新日:2021-02-04
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まぶたの痙攣を止める方法|原因はストレス・栄養不足・更年期障害かも

「最近毎日のようにまぶたが痙攣する…。」
「片方だけ痙攣するのはなぜ?」
「どうやったら止まるの?」
頻繁にピクピクとまぶたの痙攣が起こると、不安になりますよね。
痙攣が止まらない場合の病気の可能性、病院を受診する目安を眼科医が解説しますので、ぜひ参考にしてください。


監修者

山内 明子 先生

田町三田やまうち眼科
眼科医

山内 明子先生

経歴

田町三田やまうち眼科。東京医科大学眼科入局

まぶたの痙攣を止める方法

医師女性

まぶたの痙攣を止めるには、

  1. 目薬を使用する
  2. 目の周りをマッサージする
  3. パソコン・スマホを長時間見ない
  4. ボツリヌス注射をする

以上4種類の対処法があります。

対処法①目薬を使用する

痙攣の種類によって目薬の選び方は異なります。
例えば、目の疲れであればビタミンEやビタミンB1などが入っているもの、ドライアイによってであれば潤いを保つヒアルロン酸入りのものがいいです。
また、ビタミンB12含有のものは、神経伝達物質を正常にするサポートをして痙攣にも働きかけます。

対処法②目の周りをマッサージして血行を促進する

医師女性
目頭を心地いい程度に押したり、目をつぶってこめかみの周りを押しほぐすようにします。

対処法③パソコンやスマホ等を長時間見続けない

医師女性
目の刺激になるパソコンやスマホの画面を長時間見続けるのはやめましょう。
1時間に1回、10分ほど、目をパソコンから離したり、瞬きを意識的に行うといいです。

また、ブルーライトカットメガネやパソコンの液晶にブルーライトカット機能をつけることもおすすめです。

対処法④眼科でボツリヌス注射をする

医師女性
生活習慣等の見直しや改善を試みても痙攣が止まらない場合、ボツリヌス注射で治療する方法もあります。

眼瞼痙攣で主流となっている治療法です。
ボツリヌス注射を行っている医療機関であれば、希望を言ってもいいですが、打つか打たないかの最終的な判断は医師が行います。
医師の判断により、先に生活習慣の改善を試みるようにと指導される場合もあります。

医師女性
ここまでにご紹介した方法に加え、できるだけ睡眠時間を確保してゆっくり休むことも大切です。

まぶたの痙攣が止まらない原因は?

医師女性
それは、「眼瞼ミオキミア」かもしれません。
まぶたの下にある眼輪筋の攣縮(筋肉が痙攣して、収縮すること)が不随意に生じることで、まぶたがピクピクと動く状態です。
  • ストレス
  • 栄養不足
  • 更年期障害
  • 眼精疲労・ドライアイ
  • 睡眠不足
  • 花粉症
  • 自律神経の乱れ
  • アルコールやカフェインの摂取

などが原因になります。

通常、数日~数週間で自然治癒するケースが多いため、治療は必要ないと考えられています。

不足している可能性がある栄養素

  • マグネシウム(筋肉の働きに関与する)
  • ビタミンA(目の粘膜に関与する)
  • ビタミンB6、B12(神経伝達物質合成に関与する)

など

「妊娠中」はまぶたが痙攣しやすい

医師女性
妊娠中に目を酷使したり、睡眠不足が続いたりすると、血液を消耗しやすくなり、まぶたが痙攣してピクピクする場合があります。

母体から胎児に血液を送っている状態のため、妊娠していないときよりも著しく血液の消耗が激しくなる可能性があります。
そのため、鉄分も不足しやすいです。
ホルモンバランスも安定しておらず、妊娠しているというストレスや睡眠不足、ミネラルバランスの崩れなども考えられます。

他の「病気」などが隠れている可能性も

医師女性

まぶたが痙攣する場合、

  • 貧血
  • 自律神経失調症・うつ病
  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)
  • 眼瞼痙攣
  • 片側顔面痙攣
  • チック症

などの病気が隠れている可能性もあります。

貧血

医師女性
まぶたの痙攣が貧血のサインであるとは言い切れませんが、血液が不足している場合にまぶたがピクピクするケースがあります。

自律神経失調症・うつ病

医師女性
  • 頭痛
  • 倦怠感
  • 肩こり
  • めまい
  • 便秘
  • 下痢
  • 動悸
  • 息切れ など

交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、上記のような症状が現れます。

また、目の周辺や顔の筋肉に不快な症状が生じるケースもあります。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)

医師女性
  • 動悸
  • 息切れ
  • 倦怠感
  • 手足の震え など

上記の症状に加えて、まぶたが小刻みに痙攣する症状が出現する場合があります。

喉にある甲状腺から、甲状腺ホルモンが分泌し過ぎてしまう疾患です。

眼瞼痙攣

医師女性
瞬きの制御不能、または、まぶたの開閉機能異常等と表現される場合があります。

眼輪筋が過剰に収縮することで無意識にまぶたが閉じる疾患です。

眼瞼ミオキミアと眼瞼痙攣の違い

 

眼瞼ミオキミアで起こるまぶたがピクピクする痙攣とは異なり、目の違和感、目が乾いた感じ、眩しさ、無意識に片目または両目が閉じてくる、瞬きの増加等の症状で発症する場合が多いようです。
重症化すると、自力ではまぶたが開けられなくなる恐れがあります。

 

眼瞼痙攣が起こる原因ははっきり解明されていませんが、視床、大脳基底核、脳幹の神経伝達異常によるものではないかと考えられています。
治療法としては、ボツリヌスA型毒素を用いた注射療法が有効と考えられています。

片側顔面痙攣

片側顔面痙攣(顔面痙攣)とは、片側の目の周辺、頬や口周辺等顔の筋肉が無意識にピクピクと動く(痙攣する)疾患です。
この状態が続くと、顔に歪みが生じたり、片目が閉じてしまったりといった症状が起こり、日常生活に支障をきたす場合があります。
目の周りの症状からはじまり、徐々に片側の顔の筋肉が意識していないのに動くようになるケースや、耳鳴りが起こるケースもあるようです。

脳腫瘍や脳血管のこぶによって発症する場合も

原因としては、片側の顔面神経が頭の中で血管により圧迫されて刺激を受けることで、顔面筋が無意識のうちに収縮するためではないかと考えられています。
稀に、脳腫瘍や脳血管に生じた瘤(こぶ)により顔面神経が圧迫されることが原因で発症する場合もあります。
片側顔面痙攣もボツリヌス毒素A型を少量注射する治療法が行われるケースが多いようです。

チック症

医師女性
幼児期から小学生を中心に発症し、身体の一部分が無意識のうちに動くという症状が出現します。

チック症が顔で起きた場合は、瞬きの回数が増えるケースがあります。
その他にも、首をかしげる、顔をしかめる、肩を上げる、瞬きをする等の動きを短時間で何度も繰り返すケースがあります。

原因ははっきりしていませんが、様々なストレスや不安感等との葛藤の結果、チックが起こると考えられています。

病院の受診目安

医師女性
まぶたがピクピクする状態が2~3週間程度続く場合、また症状の範囲が拡大する場合等には、早急に受診することをおすすめします。

まぶたの痙攣は、何科を受診すればいい?

医師女性
まずは、眼科を受診しましょう。

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