急に唾液がたくさん出る…大丈夫?病院行くべき?ストレスのせいって本当?

更新日:2021-07-07 | 公開日:2021-04-14
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急に唾液がたくさん出る…大丈夫?病院行くべき?ストレスのせいって本当?

「急に唾液がたくさん出るようになったけど、これはなぜ…?」
「ストレスのせい?病院に行った方がいいの?」

唾液の量が増える原因と対処法を医師が解説します。


監修者

菊地 由利佳 先生


歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

急に唾液がたくさん出てきたけど…大丈夫?

医師女性
ご自身では唾液の量が増えたように感じても、口からあふれ出るほどの異常な量でなければ、病気ではないケースが多いです。

個人差はありますが通常でも、1日に1~1.5リットル程度は唾液が排出されているとされます。

ただし…

  • 無意識に口から唾液が漏れ出てしまう
  • 睡眠中も唾液があふれて眠れない

といった場合は注意が必要です。一度、歯科口腔外科を受診しましょう。

唾液がたくさん出るときの応急処置

唾液があふれると気持ちが悪くなり、さらに唾液の量が増えます。あふれだしそうになったら、吐き出しましょう。

唾液がたくさん出て気持ち悪い時は鼻でゆっくり呼吸してください。
その際、姿勢良くあごを引くと、唾液を飲み込みやすくなります。

唾液がたくさん吐き出すことで、脱水症状を引き起こす可能性もあるので、こまめに水分補給をしてください。

唾液の量が増える原因は?

医師女性

唾液がたくさん出てしまう場合、

  • 唾液分泌過多
  • 嚥下障害

などが原因となっている可能性が高いです。

原因① 唾液分泌過多

医師女性
ストレスなどが唾液腺を刺激することで、唾液の分泌量が増えることがあります。

ストレス・つわり(妊娠)・胃の張りが刺激となって、唾液の量が増えることがあります。鉄分不足も原因の一つです。

唾液分泌過多になりやすい人

  • 妊娠している人
  • 貧血ぎみの人
  • 暴飲暴食を繰り返す人
  • ストレスを溜め込みやすい人 など

自分でできる対処法は?

医師女性
暴飲暴食を避け、鉄分を豊富に含む食べ物を摂りましょう。
サプリメントを使用する際は、補助として飲んでください。
もともと疾病がある方や妊娠している場合などは、主治医に相談の上でサプリメントを使用しましょう。

2週間ほど続けても、唾液がたくさん出る場合や、生活に支障がでるような状態などの症状が現れている場合は、歯科や口腔外科など医療機関を受診してください。

鉄分を豊富に含む食材

  • レバー
  • 赤身肉
  • かつお・まぐろなどの赤身の魚
  • あさり
  • 枝豆
  • 切り干し大根
  • 小松菜
  • ほうれん草
  • 水菜
  • チンゲンサイ
  • 春菊
  • ひじき など

原因② 嚥下障害

医師女性
唇を閉じる力が弱くなることが原因で唾液が出ることがあります。唾液が出た際、通常は飲み込むことができますが、加齢によって上手く飲みこめないため唾液がたまってしまいます。

主な要因は加齢です。年齢を重ね、口周りの機能の衰えが原因となります。
また、絶食が続くと筋力低下し、嚥下障害を引き起こすことがあります。

嚥下障害を引き起こしやすい人

高齢者に多く見られます。

自分でできる対処法は?

食事の前に口や舌のトレーニングを行いましょう。

◆口のトレーニング
口を閉じたまま、頰を膨らませたりへこませたりしてください。
1日10回ほど行ってください。

◆舌のトレーニング
口を大きく開き、舌を出したり入れたりしてください。
1日10回ほど行ってください。

2週間ほどトレーニングを続けても、唾液がたくさん出る場合や生活に支障がある場合は、歯科や口腔外科など医療機関を受診してください。

嚥下障害を放置すると、高齢者の死亡原因としても多くの割合を占める「誤嚥性肺炎(※)」を引き起こす可能性があります。

※誤嚥性肺炎とは
飲食物や唾液が器官から肺に入ってしまい、細菌が繁殖して炎症を起こす病気。

放置はNG!異常な唾液量は病院で相談を

急に唾液がたくさん出る

お口や唾液の量など異変を放置して慢性化すると肌荒れ口臭の原因になったりする恐れがあります。

悪化すると、嚥下困難(食べ物を飲み込むことが難しくなる)、誤嚥(肺炎を起こす誤嚥性肺炎)などが起こることがあります。

放置すると大変危険なので、歯科口腔外科など医療機関を受診しましょう。

病院での治療方法

医師女性
医療機関では唾液の量を検査し、多いと判断された後に治療を開始します。
原因によって異なりますが、抗コリン薬や、自律神経調整薬を飲む方法があります。

唾液の量を調べる検査はガムを噛んで唾液を採取するガム試験の方法で行うことが多いです。
そして、正常とされる唾液の分泌量の範囲を大きく超えていたら、唾液過多と判断され、治療を開始します。

分泌量を減らす抗コリン薬(ロートエキスや硫酸アトロピン)という薬を飲み、治療をすすめていきます。

治療期間は唾液分泌過多になっている原因によって異なります。原因がなくなれば、唾液過多も改善されていきます。
治ったからとはいえ、再発する可能性があるので鉄分が多い食事を心がけてください。

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菊地 由利佳 先生


歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

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