もやもや病とは。どんな症状がでる?子どもは「手に力が入らない」大人は「しびれや頭痛」など

公開日:2018-11-22 | 更新日:2021-05-25
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もやもや病とは。どんな症状がでる?子どもは「手に力が入らない」大人は「しびれや頭痛」など

もやもや病って何?
「手に力がはいらない」「しびれを感じる」ときは要注意。

お医者さんに、もやもや病の症状を聞きました。
放置すると命の危険があるケースもあるので、しっかりチェックしましょう。


監修者

内野 勝行 先生

金町脳神経内科・耳鼻咽喉科
脳神経内科・耳鼻咽喉科

内野 勝行先生

経歴

帝京大学医学部医学科卒業。都内病院の神経内科や千葉県の療養型病院副院長を経て、現在金町脳神経内科・耳鼻咽喉科院長、帝京大学医学部附属病院神経内科非常勤医。認知症サポート医、スポーツドクター。専門は脳神経内科だが、鍼灸や漢方といった東洋医学も取り入れ、体全体の調和がとれるようアドバイスを行っている。

もやもや病とは

もやもや病は脳の血管に生じる病気です。内頚動脈という太い脳血管の終末部が細くなり、脳の血流が悪くなるという疾患です。

もやもや病は、判明しにくく、発症すれば命にもかかわる疾患です。

もやもやは「頭がもやもやする」ではない

 

「もやもや病」と聞くと「頭がなんだかもやもやした感じがする病気」と思われるかもしれません。 しかし、実際には違います。太い内頚動脈が細くなり、不足した血液を補うように周りの細い血管が発達します。この血流不足を補うために発達した血管が立ちのぼる煙のように「もやもや」した状態に見えるため、「もやもや病」と言われています。

もやもや病になりやすい年代

年齢は

  • 10歳以下の子ども
  • 30~50歳の大人

をピークとする2つの年齢層に多いとされています。
また、やや女性に多いです。

子どもの症状の特徴

医師男性
  • 意識が遠くなる
  • しゃべりにくくなる
  • 手足に力が入らなくなる

などの症状があらわれます。
症状が一時的に起こり、回復するという事が繰り返し起こります。

症状は数分から数十分で元に戻ることが多くあります。 しかし、発作を繰り返すと、成長期の脳に悪影響を及ぼし、脳梗塞を起こす場合もあります。子どもの脳卒中の約40%はもやもや病であると考えられています。

症状がでるきっかけ

ほとんどの場合、過呼吸をきっかけに脳の虚血発作が誘発されます。
例えば、

  • 大泣きした
  • 大きな声で歌った
  • 笛やハーモニカを吹いた
  • 全力で走った

あとなどに、脳内の二酸化炭素濃度が低下して脳血管が収縮し、血流不足が原因で起こります。

大人の症状の特徴

もやもや病 症状 女性

医師男性
  • 手足のしびれ
  • 頭痛

といった軽度の症状が時々起こるため、頭部の検査を行ったところ、この病気だと判明することもあります。

大人の場合では血管から出血し、脳出血くも膜下出血を起こすケースが多くみられます。 出血量と場所によっては、重い後遺症を残し、命に危険がおよぶ場合もあります。

もやもや病の原因は?

医師男性
もやもや病のはっきりした原因やメカニズムは現在まだわかっていません。
最近の研究ではある特定の遺伝子を持つ方に発症しやすい傾向が明らかになってきました。

もやもや病の患者の子供や兄弟が必ずしも発症するわけではありません。 しかし、本人がもやもや病の場合、その親や兄弟・いとこなどに、もやもや病の方がいる可能性が、10%程あるといわれています。

もやもや病の治療方法は?

治療方法として、血液を流れやすくする薬を使用される場合がありますが、原因となっている内頚動脈の閉塞を直接治す方法はありません。

そのため、常に不足している脳への血流量を補うための手術バイパスをつくって細い血管への負担を軽くする手術などが、外科的治療で行われます。

治療すれば、日常生活に戻れる?

特に子どもの場合、症状がしばしば現れる時は、激しい運動や楽器の演奏など制限する必要があります。 外科的治療を行ったあとは、特殊な運動(ラグビーやボクシングなど)を除けば、ほとんど普通に生活できるようになります。

大人の場合は最初の診断時と同じ状態が何年も変わらない人もいれば、徐々に進行していく人もいるといわれています。 定期的なMRIでの検査を行い、適切な管理や治療を行うことで症状的に安定して、日常生活を送れます。

医師男性
脳ドックやMRI検査などを受けることが、病気の発見への大切な第一歩になります。
検査を受けて、早期発見しましょう。

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▼参考

「脳梗塞 脳出血 くも膜下出血 もやもや病 慢性硬膜下血腫 脳動脈解離ほか」高木誠著
主婦の友社刊 難病情報センターもやもや病(指定難病22)
もやもや病 治療法 絵で見る脳と神経の病気 東海大学病院脳神経外科


監修者

内野 勝行 先生

金町脳神経内科・耳鼻咽喉科
脳神経内科・耳鼻咽喉科

内野 勝行先生

経歴

帝京大学医学部医学科卒業。都内病院の神経内科や千葉県の療養型病院副院長を経て、現在金町脳神経内科・耳鼻咽喉科院長、帝京大学医学部附属病院神経内科非常勤医。認知症サポート医、スポーツドクター。専門は脳神経内科だが、鍼灸や漢方といった東洋医学も取り入れ、体全体の調和がとれるようアドバイスを行っている。

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