「めまいと吐き気」はストレスのせい?病気、女性特有の原因があるケースも

公開日:2020-05-07 | 更新日:2021-10-25
397
「めまいと吐き気」はストレスのせい?病気、女性特有の原因があるケースも

めまいと吐き気の症状がつらい…。
お医者さんに、症状の原因と「どう対処すべきか」を聞きました。
ストレス?それとも病気?女性特有の症状かも。
それぞれの症状の特徴についても解説します。


監修者

岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

めまい&吐き気は「ストレス」が原因かも!

医師男性
過度のストレスにより、めまいや吐き気が生じる場合があります。

ストレスのせいで、自律神経が乱れる、消化器系の機能が低下する、内耳の平衡感覚器が血流不全になる等の理由で起こります。

めまい&吐き気の「対処法」

水を飲む

医師男性
めまいや吐き気が生じた場合、まずは深呼吸をして、安静にし、水分補給をしましょう。

その他、普段の生活から

  • ストレスを抱え過ぎない
  • 十分な睡眠をとる
  • 適度な運動をする

ことを心掛けることも大切です。
この方法で症状が落ち着くケースもありますが、めまいや吐き気の症状の裏には、重篤な疾患が隠れている恐れもあります。
気になる症状があるときは、早めに病院を受診してください。

女性特有の原因「ホルモンバランスの変化」のケース

医師男性

女性は、ホルモンバランスの変化等の理由で、

  1. 月経
  2. 片頭痛
  3. 自律神経症状
  4. 良性発作性頭位めまい症

によってめまいを起こしやすいです。

1.月経

医師男性
月経による出血でヘモグロビンが減少し、貧血を起こしやすい状態になります。

また月経時、プロスタグランジンが過剰分泌されて胃腸の収縮が活性化すると、吐き気を伴う場合があります。
体内の血液量不足が原因で起こる虚血性貧血の場合も、吐き気を伴うめまいが生じることがあります。

2.片頭痛

医師男性
片頭痛によって、回転性のめまいが起こる場合があります。

3.自律神経症状

医師男性
月経前症候群(PMS)や更年期障害の場合、ホルモンの変化が原因で自律神経機能が乱れると、自律神経症状が出現しやすくなると考えられています。

4.良性発作性頭位めまい症

医師男性
朝起き上がるとき、寝返りをうったとき、横になったとき等、急に頭を動かすことで起こる回転性のめまいで、数秒から数十秒ほど持続します。

50~60歳代の女性に多くみられる症状で、更年期に伴う女性ホルモンの異常、カルシウム代謝異常等が関与していると考えられています。

めまい・吐き気が続く「病気」のケース

医師男性

めまいや吐き気の症状は

  1. 起立性調節障害
  2. 前庭神経炎
  3. 脳疾患
  4. メニエール病
  5. 椎骨脳底動脈循環不全症
  6. 突発性難聴

などの病気によって引き起こされることもあります。

めまいと吐き気を放置すると、とりかえしがつかなくなることもあります。

例えば「メニエール病」の場合、めまい発作を繰り返すと症状が悪化し、5~10年ほどで高度難聴を発症する恐れがあります。

また、「突発性難聴」の場合は、治療開始が遅れると、聴力回復が困難になることもあります。

疑わしい症状がある際は放置せず、早急に耳鼻いんこう科等を受診してください。

耳鼻いんこう科を探す

病気①起立性調節障害

医師男性
低血圧の方、思春期の子ども、若年成人に多くみられます。
起床時にフラッとする、長時間の立ち仕事や学校の朝礼で突然目の前が暗くなりフラッとする(立ちくらみ)状態です。

自律神経の調節障害、血圧低下、貧血等によって、脳への血流量が不足すると起こります。

病気②前庭神経炎

医師男性
突如、驚くほどの回転性めまいが1分以上続き、吐き気、嘔吐を伴います。

症状は数日間続くケースが多く、改善までに1週間ほどかかり、入院が必要な場合もあります。
前庭神経にヘルペスウイルスが感染したことが原因で起こると考えられています。

<症状>

めまい・吐き気・嘔吐・ふらつき・耳鳴り・難聴 等

耳鼻いんこう科を受診しましょう。
炎症を抑えるためにステロイド薬の投与が有効と考えられています。

耳鼻いんこう科を探す

病気③脳疾患

医師男性
小脳や脳幹に異常が生じると、回転性のめまいが起こる場合があります。

<症状>

めまい・頭痛・意識低下・物が二重に見える・呂律がまわらない・運動障害 等

病院は脳神経外科を受診しましょう。
血栓溶解療法により血管詰まりを改善する、血栓が生じないようにする薬を用いた治療等が行われます。

脳神経外科を探す

病気④メニエール病

医師男性
30~50歳代に多いです。
めまい発作を繰り返し起こすケースが多く、精神的ストレス・疲労・睡眠不足等が原因になる場合があります。

明確な原因はわかっていませんが、内耳が腫脹する(内耳のリンパ水腫)ことで回転性のめまいが起こると考えられています。

<症状>

めまい・吐き気・嘔吐・難聴・耳閉塞感・耳鳴り 等

耳鼻いんこう科を受診しましょう。
ストレス等の原因を解消し、散歩等の適度な運動等を行います。
医療機関では主に内服による治療が行われます。

耳鼻いんこう科を探す

病気⑤椎骨脳底動脈循環不全症

医師男性
首を伸ばす、回す、体を動かす等の動きでめまいが起こる場合があります。
回転性のめまいが多く、目の前が暗くなる場合もあります。

脳内を流れる椎骨動脈の血流量が減ることが原因で起こると考えられています。

<症状>

めまい・吐き気・嘔吐・上肢しびれ・視界がぼんやりする・意識が遠くなる 等
病院は脳神経外科を受診しましょう。

病院では、血圧や血液の粘性をコントロールする薬物療法が行われるケースが多いです。

脳神経外科を探す

病気⑥突発性難聴

医師男性
突然片側の耳が聞こえにくくなる疾患です。
40~60歳代に多くみられ、糖尿病、ストレス過多、疲労過多、睡眠不足等の場合に起こりやすいです。

発症原因はわかっていませんが、内耳の血流障害、内耳のウイルス感染等が原因ではないかと考えられています。

<症状>
難聴・めまい(激しい)・耳鳴り・吐き気 等

副腎皮質ステロイド薬を用いた薬物療法が行われるケースが多いです。
疑われる症状がある場合、すぐに耳鼻いんこう科を受診する必要があります。

耳鼻いんこう科を探す

病院に行く目安は?

医師男性
  • 体にしびれが生じる
  • 麻痺症状がみられ歩けない
  • 震えがとまらない
  • 意識が朦朧とする
  • 体験したことがないほどの激しい頭痛
  • 物が二重に見える、視界の一部が暗くなる、視野が狭くなる
  • 嘔吐を繰り返す

上記のような症状がある場合は、できる限り早く病院を受診してください。

耳鼻いんこう科を探す


監修者

岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

「なかなか痩せない」とお悩みの方へ

ライザップ

「ダイエットが続かない!」
「今年こそ、理想のカラダになりたい!」

そんなあなたには…
今こそライザップ!
#PR

「ライザップ」 詳しくはこちら

\この記事は役に立ちましたか?/
役に立った! 397
不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

修正箇所
メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
不正確な箇所についてのご指摘
※「上から2番目の画像が不鮮明」「最初の段落の◯◯という情報の追加を希望する」等、問題箇所についてご指摘いただけたら幸いです。

貴重なご意見をありがとうございます
Medicalookはよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

関連キーワード

キーワード