男性の「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の見分け方|放置するとどうなる?解消法も

更新日:2022-08-30 | 公開日:2022-08-30
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男性の「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の見分け方|放置するとどうなる?解消法も

皮下脂肪と内臓脂肪ってどうやって見分けるの?
効果的なダイエットって?

男性の皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満の見分け方について、栄養士さんに聞いてみました。

肥満タイプ別に効果的なダイエット方法も紹介するので、脂肪を落としたい人は必読です。

監修者
仲尾 綾 先生


栄養士

仲尾 綾先生

経歴

<資格>

  • 栄養士
  • NPO日本食育インストラクター2級
  • 食育栄養インストラクター
  • 高等学校教諭一種免許(保健体育)

<プロフィール>
健康科学や健康教育を学び、製薬会社で健康食品部門の仕事に従事。その後、「食」に関してより幅広い提案ができるように学び直し、栄養士免許や食育インストラクターの資格を取得。現在は健康や食に関する情報発信をしている。

男性の「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の見分け方

専門家女性
「皮下脂肪」と「内臓脂肪」は、脂肪がつきやすい箇所触ったときの感覚が異なります。

「皮下脂肪型肥満」は、女性に多く見られるタイプで「洋ナシ型肥満」とも呼ばれています。
皮下脂肪は下半身(お尻・太ももなど)につきやすく、皮膚の下につく脂肪なので、手でつまむことができます。

「内臓脂肪型肥満」は男性に多く見られるタイプで、「リンゴ型肥満」とも呼ばれています。
お腹が張ったような状態になるため、つまみにくいのが特徴です。

皮下脂肪(洋ナシ型肥満)

内臓脂肪(リンゴ型肥満)

  • 下半身(お尻・太もも)に脂肪がつきやすい
  • 脂肪がついていることがわかりやすい
  • 簡単につまめる
  • じわじわと脂肪が蓄積する
  • お腹まわりに脂肪がつきやすい
  • 張っていてつまみにくい
  • 短期間で脂肪がつく

皮下脂肪・内臓脂肪を落とす4つのポイント

専門家女性

皮下脂肪と内臓脂肪は、どちらも食事内容と運動を工夫して落としていく必要があります。

  1. 糖質を控える
  2. 食物繊維&タンパク質を多くとる
  3. 「有酸素運動」と「筋トレ」をする
  4. 十分な睡眠で食欲をおさえる

この4つを実践しましょう。

ポイント① 糖質を控えよう

専門家女性
糖質が多く含まれる「甘いジュース」や「お菓子」を控えて間食や夜食をせずに決まった時間に規則正しく食事をしましょう。

糖質を大量にとると血糖値が急激に上昇し、使いきれなかった余分な「糖」は「脂質」になって貯蔵されます。

また、よく噛んでゆっくりと食べる習慣を身につけましょう。
早食いは「血糖値の上昇」や「食べすぎ」につながります。

「お酒の飲みすぎ」にも注意!

 

アルコールはカロリーも高く、脂肪の合成を促進すると共に、脂肪の分解を抑えてしまいます。

お酒の飲みすぎにも気をつけましょう。

ポイント② 食物繊維&タンパク質を多くとろう

専門家女性
脂肪の蓄積を抑制するためには、血糖値の上昇を緩やかにする「食物繊維」を積極的にとることが大切です。
また、タンパク質が不足して筋肉が減少すると、太りやすい体質になってしまいます。肉類なども欠かさず、食べるようにしましょう。

肉は「バラ肉」などの脂質の多い部位ではなく、高たんぱくで低脂質の「赤身」「鶏むね肉」などがおすすめです。

「食物繊維」を多く含む

  • 穀類
    (玄米・麦めし・トウモロコシ)
  • 豆類
    (大豆・納豆・おから)
  • イモ類
    (サツマイモ・里芋・こんにゃく)
  • 野菜類
    (ごぼう・白菜・キャベツ)
  • キノコ類
    (しいたけ・しめじ・えのき)
  • 海藻類
    (ワカメ・寒天)

「タンパク質」を多く含む

  • 肉類
  • 魚介類
  • 大豆製品

ポイント③ 「有酸素運動」と「筋トレ」をしよう

専門家女性

脂肪を燃焼させるには、エネルギー消費量を増やすことが重要です。
「筋トレ」で代謝量を増やしつつ「有酸素運動」を行うと、より脂肪が落ちやすくなります。

皮下脂肪よりも内臓脂肪が先に使われるので、継続して有酸素運動を続けると、皮下脂肪が減少していきます。

今まであまり運動をしていなかったという方は、軽い負荷から始め、徐々に負荷を高めていきましょう。
急に無理をするとケガにつながる恐れがあります。

おすすめの「有酸素運動」

専門家女性
  • ウォーキング
  • サイクリング
  • 水中歩行

上記のような有酸素運動を行いましょう。
できれば毎日30~60分、週150~300分を目標に行いましょう。

「ウォーキング」は、背筋を伸ばして腕をふり、やや息がはずむか汗ばむ程度のスピードで歩くのがポイントです。
膝への負担が心配な方は、膝への負荷がかかりにくい「水中歩行」がおすすめです。

まとめて運動する時間が取れない場合には、通勤を一駅手前で降りて歩いたり、昼休みに少し離れたコンビニへ行ったりと、こまめに歩くのもよいでしょう。「歩数計」や「アプリ」で記録を残すと習慣化しやすくなります。

おすすめの「筋トレ」

専門家女性

「スクワット」のように下半身を鍛える種目と、「ヒップリフト」「プランク」のように体幹を鍛える種目を組み合わせた筋トレがおすすめです。
筋力トレーニングは回復期間も必要なので、毎日ではなく週2~3回程度行いましょう。

筋力トレーニングにより筋肉量が増えると、基礎代謝が高まりエネルギーを消費しやすくなるため、脂肪を落としやすくなります。
有酸素運動とセットで行うと、より効果的です。

ダンベルスクワット

  1. ダンベルを持って足を肩幅くらいに開く
  2. つま先より前に膝が出ないように体をゆっくり下に落とす
  3. 膝とお尻が同じくらいの高さになったら止めて、すばやく元に戻す

※胸を張って背筋を伸ばして行うのがポイント

ヒップリフト

  1. 仰向けに寝て左膝を立てる
  2. 両腕は手のひらを下にして、体の横に置く
  3. お尻を持ち上げて右脚を斜め上に持ち上げる

(肩から右脚のかかとまで一直線になるようにする)

  1. 1~2秒キープしたらゆっくりとお尻を下ろす
  2. 反対側も同様に行う

プランク

  1. 両ひじを床につけてうつ伏せになり、腰を浮かせる
  2. 膝とつま先に重点を置き、頭・背中・腰・かかとが全て一直線になるように、姿勢をキープする

※1セット10~30秒を目安に行う

ポイント④ 「十分な睡眠」で食欲をコントロールしよう

専門家女性

睡眠不足だと「食欲を抑えるホルモン」の分泌が減少し、「食欲を増進させるホルモン」が分泌されやすくなります。

食べすぎによる肥満の原因となるため、ダイエット中はきちんと睡眠をとりましょう。

こんな行動は控えよう

  • 寝る前にスマホやパソコンの画面を見る
  • 寝る前にお酒を飲む
  • 睡眠直前の入浴

上記の行動は睡眠の質を低下させるので、控えましょう。

お風呂は就寝の2~3時間前に済ますと、体温が下がって寝つきがよくなります。シャワーだけでなく湯船につかるようにすると、しっかりと体が温まったあと体温が下がることで、質の良い眠りをサポートしてくれますよ。

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