ツメが食いこんで痛い!「巻き爪」対策は、ツメ切りを使わないこと?

公開日:2019-01-11 | 更新日:2020-07-01
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ツメが食いこんで痛い!「巻き爪」対策は、ツメ切りを使わないこと?

足のトラブルの一つに、「巻き爪」、「陥入爪(かんにゅうそう)」があります。
これらは、いずれも、気づかないうちに、徐々に起こり始めています。
この二つの病気の発症には、生活習慣が、大きく関わっています。
あなたが普段から行っているあの方法が、実は間違っているかもしれません。

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監修者

長谷川 佳子 先生

小田原銀座クリニック
形成外科医

長谷川 佳子先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

爪の構造と役割は?

爪は、足の指先にあって、足の皮膚を保護する役割を持っています。
皮膚が角質化したもので、「ケラチン」というタンパク質の一種からできています。

私たちが歩くとき、足の爪は地面を押し返し、蹴り出す力を伝える役割があります。
爪がなくて、肉だけの場合では、うまく力が入りません。

肥大した爪が、皮膚に食い込む

陥入爪には、食い込み・炎症・痛みが…

巻き爪は、爪の下の組織が盛り上がり、曲がって丸くなっています。
陥入爪に見られる、皮膚の爪への食い込み・炎症はありません。
陥入爪は、爪の端が、周囲の皮膚や、皮下組織に食い込んで、痛みがあり、炎症を起こしている状態を言います。
陥入爪と巻き爪が合併すると、次のような症状が出ることもあります。

  • 出血しやすいしこり(不良肉芽)ができる
  • じゅくじゅくとした汁が出る
  • 悪臭がする

巻き爪も陥入爪も、原因は同じ

陥入爪・巻き爪は、どちらも原因が同じです。
発症には、次のようなことが関係している場合もあります。

  • 間違った爪の切り方
  • パンプスなど、先の細い靴を履き続ける
  • 長時間の歩行
  • サッカーなど足への負担が大きいスポーツ
  • 立ち仕事や肥満による過度の体重負荷と下半身の血流障害
  • 寝たきり
  • 水虫
  • けが
  • 遺伝的要因(骨格構造の異常)
  • 栄養不良

このような状態があると、足にかかる力のバランスが悪く、爪に強い圧力がかる(または爪への圧力が弱すぎる)こともあります。
すると、爪が徐々に肥大して、爪の端が皮膚に食い込みます。

テーピングなどで矯正できない時は手術も

治療は、皮膚科・形成外科などで行います。
足の病気専門に、外来を設けているクリニックもあります。
次のようなことを直接、またはレントゲンなどで確認します。

  • 足の構造
  • 皮膚の状態
  • 爪の状態など

治療は、大きく分けて次の二つです。

  • 保存的療法(切らない方法)
  • 外科的療法(切る方法)

並行して、生活スタイルの見直しも行います。
先の細い靴など、靴が原因の場合は、足に合った靴や、専用インソールの適用もします。
また、炎症や痛みがある場合は、次のような薬剤を使用することもあります。

  • 抗炎症剤
  • 痛み止め
  • 抗生剤(感染予防の場合)など

保存的療法

  • テーピング法
  • ワイヤー矯正法
  • 超弾性クリップ法
  • アクリル樹脂人口爪法
  • ガター法(※)など

これらは、皮膚を切らずに、爪の食い込みを改善させて痛みを和らげる方法です。
いったん、いい状態の爪ができあがっても、数年後に再発する場合もあります。
ガター法:ゴム性のチューブを巻く治療法

外科的療法

保存的療法を行っても、再発を繰り返す場合に行います。
手術で、食い込む爪や爪母(爪が作られる部分)を切り取り、薬品で処理して、部分的に爪を生やさないようにします。
結果的に爪の幅は狭くなります。
再発の可能性は低いですが、絶対に再発しないとは言い切れません。

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爪は、切らずにヤスリで削る

爪の際(きわ)は切り落とさず、爪切りより、ヤスリを使う方が、皮膚を傷つけないので、おすすめです。
最近は、ネイルコーナーの品揃えも充実しているので、大きめで、金属製のしっかりしたヤスリが、たくさん売られています。
削り方は、ヤスリを爪・指の先端部に当てて、飛び出ている部分を削ります。
深爪も危険なので、保存治療を考える際には、ある程度の長さがある方が良いです。

まとめ

足の重心が中央からずれてしまうと、正しく力がかからなくなるので、足の爪が巻いてしまう傾向にあります。
次のように、足の構造が崩れている人に、巻き爪や陥入爪が多いのは、そのためです。

  • 外反母趾(ぼし)
  • 内反小趾
  • 寝指(小指が外側にねじれた状態)
  • 浮き指(指が地面につかない)など

また、陥入爪や巻き爪だと、次のような症状も起こりやすくなります。

  • 腰痛や膝の痛み
  • 自律神経失調症
  • 下半身太り
  • O脚
  • 体の歪みなど

これを機に、正しい靴の選び方や歩き方、爪の切り方などを知り、再発防止に努めましょう。

【参考文献】
医療法人社団輝幸会HP 足のクリニック 陥入爪(巻き爪)より
http://ashi-clinic.jp/disease/ingrowntoenail/

足の診療所 足病一覧「陥入爪」より
https://foot-clinic.jp/detail/contents_detail001.html

足の専門 東京ポダイアトリーHP「巻き爪」より
https://tokyopodiatry.jp/15169534111375

公益社団法人日本皮膚科学会HP 皮膚科Q&A爪の病気Q7「第1趾の爪甲の側縁先端が肉に食い込んで、赤くなり、じゅくじゅくして痛く困っています。」より
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa38/q07.html


監修者

長谷川 佳子 先生

小田原銀座クリニック
形成外科医

長谷川 佳子先生

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
平成26年よりKO CLINICに勤務
平成29年2月より小田原銀座クリニックに勤務

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