「皮膚科のシミ取り」は保険適用になる?ならない?レーザーなどの治療法&料金目安

更新日:2022-08-05 | 公開日:2022-08-05
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「皮膚科のシミ取り」は保険適用になる?ならない?レーザーなどの治療法&料金目安

「シミが気になる…」
「皮膚科のシミ取りって保険適用になるの?」

皮膚科のシミ取りは保険が適用されるかどうか、お医者さんに聞きました。
「保険適用の条件となる病気」や、保険診療・自由診療の場合の「料金の目安」についても解説します。

監修者

よこはま港南台形成クリニック

本間有貴先生

経歴

札幌医科大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
関東労災病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
横浜市立大学附属病院 形成外科
を経て
平成30年10月より小田原銀座クリニックに勤務
令和2年6月よりよこはま港南台形成クリニックに勤務

皮膚科での「シミ取り」は保険適用になる?ならない?

保険が適用する

  • 生まれつきのシミの一部
  • 小さい頃からあるシミの一部
  • ケガによってできたシミの一部
  • 病気によるシミ

保険が適用されない

  • 「紫外線」で肌がダメージを受けてできたシミ
  • 「加齢」に伴うシミ
医師女性

シミ取りの保険適用範囲は、上記のような基準で定められています。保険適用となる治療も限られています。
「美容目的」のシミ治療は、基本的に保険適用外となります。

保険が適用される病気・症状

  1. 太田母斑(青アザ)
  2. 扁平母斑(茶色いアザ)
  3. 異所性蒙古斑(お尻以外にできる蒙古斑)
  4. 外傷性色素沈着(傷が原因のシミ・アザ)
医師女性
上記のケースでは、皮膚科でのシミ取り・アザの除去に保険が適用されることがあります。

この他、皮膚にできた悪性腫瘍(ガン)が疑われるシミを治療する場合も、保険が適用されます。

※同じ疾患の治療でも、保険適応となるレーザー機器以外を使用する場合は、自由診療となります。

保険適用① 太田母斑(青アザ)

医師女性
太田母斑(おおたぼはん)とは、額・目の周り・頬・鼻などにできる青アザのことです。
通常、顔の片側にできますが、両側にできることもあります。

この青アザは、メラニンという色素を作る「メラノサイト」が増えることで発生します。

生後半年以内にできることが多く、思春期頃に色が濃くなるケースもあります。
また、20〜40歳代で発症するケースもあります。

基本的に自然治癒はしません。
人体に影響することはありませんが、アザが濃く目立つため、見た目に影響を与えます。

太田母斑の治療方法

 

「レーザー治療」により、多くなったメラノサイトを壊します。

保険適用② 扁平母斑(茶色いアザ)

医師女性
扁平母斑(へんぺいぼはん)とは、生まれつきある「茶色いアザ」を指します。
手のひら・足の裏以外、体中どこにでもできる可能性があります。

扁平母斑は、皮膚が“ほくろ”のように盛り上がりません。
放置しても、人体に悪影響を及ぼすことはありません。

扁平母斑の治療方法

 

見た目を綺麗にするために「レーザー治療」を行います。

再発した場合は、「ドライアイス治療」や「手術」を行うこともあります。

 

※扁平母斑は再発率が高いアザです。

保険適用③ 異所性蒙古斑(お尻以外にできた蒙古斑)

医師女性
異所性蒙古斑とは、お尻以外にできた「蒙古斑」のことです。

生まれたての赤ちゃんにあるお尻のアザを「蒙古斑」と呼びますが、お尻以外にできている場合は、異所性蒙古斑と呼ばれます。
お尻の蒙古斑は自然と消えますが、お尻以外にできたアザは消えずに残ることが多いです。

このシミは、人体に悪影響を与えないため、放置しても大丈夫だとされています。

異所性蒙古斑の治療方法

 

「レーザー治療」が基本となります。

保険適用④ 外傷性色素沈着(傷が原因のシミ・アザ)

医師女性
外傷性色素沈着とは、ケガなどの傷が原因でできたシミやアザのことです。
傷口から入った異物が皮膚内に残り、色素沈着を起こしています。

よくあるキッカケとしては、

  • 転んで砂が皮膚の中に入り込んでしまった
  • 鉛筆の芯が刺さった

などが挙げられます。

このシミは自然に消えることはありませんが、健康への悪影響もないと言われています。

外傷性色素沈着の治療方法

 

「レーザー治療」を行います。

飲み薬・塗り薬は基本的に使用しません。

皮膚科で行うシミ治療の種類

医師女性

皮膚科では、

  1. レーザー治療
  2. 飲み薬・塗り薬による治療
  3. 光治療

などの方法で、シミの改善を図ります。

その① レーザー治療(保険適用のケースあり)

レーザーにより、皮膚の内側にある「メラニン色素」や「メラノサイト」を破壊します。

太田母斑・扁平母斑や、病気の治療を目的とした「レーザー治療」の場合のみ、保険が適用されます。
ただし、使用するレーザーの機器によっては、保険が適用されないこともあります。

レーザー治療には、赤み・色素沈着などの副作用のリスクがあります。

その② 飲み薬・塗り薬による治療(自由診療)

▼「飲み薬」

「メラニンの産生を抑える薬」を内服します。

体の内面からシミを薄くしたり、新たにシミができたりするのを防ぐ効果が期待できます。

吐き気・下痢などの副作用のリスクがあります。

▼「塗り薬」

「ターンオーバーを促す薬」などを塗布し、皮膚の表面からシミを目立たない状態にします。

かゆみ・湿疹などの副作用のリスクがあります。

その③ 光治療(自由診療)

特殊な光をあてて、「メラニン色素」を破壊する治療法です。
保険適用外の治療となります。

光治療には、赤み・ほてりなどの副作用のリスクがあります。

シミ治療の料金目安

治療法

料金目安

レーザー治療
(保険診療

16,00012,000
部位の大きさによる

レーザー治療
自由診療

2,000100,000円程度
※部位の大きさや使用する機器、使用回数によって大きく異なる

「飲み薬」による治療
(自由診療)

おおよそ1,500円〜
飲む量、飲む薬によって異なる

「塗り薬」による治療
(自由診療)

おおおよそ3,000円〜
塗る量、塗る薬によって異なる

光治療
自由診療

115,000〜30,000円程度

上記の料金は、あくまで目安です。医療機関によって料金は異なります。
レーザー治療は、どの機械を使用するかで料金が大きく変わってきます。
納得のうえで治療を受けられるよう、費用について事前に確認をとることをおすすめします。

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