膀胱炎の治し方|抗生物質は何日飲めば効果がでる?レボフロキサシン・フロモックスなど

更新日:2022-09-13 | 公開日:2018-10-23
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膀胱炎の治し方|抗生物質は何日飲めば効果がでる?レボフロキサシン・フロモックスなど

「排尿痛がある…もしかして膀胱炎?」

膀胱炎の治し方をお医者さんに聞きました。
抗生物質の効果の現れ方や、ご自身でできる対策法についても解説します。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

膀胱炎の治療

医師男性
膀胱炎の治療は、基本的に抗生物質の服用になります。

薬物療法は、大腸菌に有効な抗菌薬の「レボフロキサシン(クラビット)」や「セフカペンピボキシル(フロモックス)」という抗生物質を服用します。

抗生物質は「何日くらいで効果がでる?」

医師男性
抗生物質を服用すると2~3日で症状が落ち着きます。

レボフロキサシンやフロモックスといった抗生物質の服用期間は5日間ほどですが、症状によっては期間を延ばし、7日間服用することもあります。

※レボフロキサシンは、妊婦には投与できないため、受診の際に妊娠の有無を伝えてください。

(抗菌薬の中には、妊婦が服用しても問題ない薬もあります。抗生物質の服用に抵抗がある方は、漢方薬で代用できる場合もあります)

レボフロキサシン・セフカペンピボキシルの違いは?

 

▼レボフロキサシン

合成抗菌剤で、DNA・RNA合成阻害を行う作用があります

レボフロキサシンは1日1回の服用が一般的です。

鉄やマグネシウム、アルミニウムなどの金属と「難溶性のキレート」を作ってしまうので、胃薬など飲んでいる人は注意が必要です。効き目が落ちる可能性があります。

 

▼セフカペンピボキシル

抗生物質で、細胞壁の合成阻害を行う作用があります。

セフカペンピボキシルは1日3回の服用が一般的です。

薬は最後まで飲み切ることが大事

原因菌を完全に排除するには、医師から処方された薬は最後まで飲み切ることが大切です。自己判断で薬を中断すると、完治しきらず再発する可能性があります。

早く治すためにできること

医師男性
積極的に水分をとり、菌の排出を促しましょう。

また、陰部周辺を清潔に保つことも必要です。生理用品はこまめに変えましょう。
免疫力を整えるためにも、睡眠をしっかりとり、疲れやストレスをとってください。

膀胱炎を繰り返すと「抗生物質が効かなくなる」って本当?

膀胱炎が治ったと思っても、すぐ再発してしまいました…。
女性
医師男性
膀胱炎は、一度発症すると再発しやすい病気です。
また、抗生物質を何度も使用すると、菌に耐性がついて効果が低下してしまうことがあります

漢方薬を使うケースもある

抗生物質と違い、漢方薬は耐性ができにくく、繰り返し服用しても効果が一定に現れます。
また、冷えによる免疫機能の低下を予防するために漢方薬を用いることがあります。

膀胱炎に使われる「漢方薬」の例

 

  • 五淋散(ごりんさん):膀胱や尿道の炎症を緩和し、身体を温める漢方薬です。
  • 猪苓湯(ちょれいとう):利尿作用や膀胱の粘膜を保護する漢方薬です。
  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):胃腸機能を補助し、体の免疫力を高める漢方薬です。
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):余分な水分を排せつし、体を冷えから守る漢方薬です。
  • 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう):泌尿器全般の炎症に効果が期待できる漢方薬です。

医師や薬剤師に相談し、症状に合う漢方薬を見つけて、よりよいケアをしていきましょう。

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膀胱炎の慢性化を防ぐために

水を飲む

膀胱炎を防ぐために心掛けたいこと

 

  • 水分をとる(排尿を促進して菌を排せつしやすくする。
  • 尿意をもよおしたら我慢しない(トイレに行く習慣をつける。)
  • 尿道付近は清潔さを心がける(膀胱に菌を侵入させないようにする。)
  • 生理用ナプキンはこまめに交換する
  • 免疫力をつけ、細菌に負けない体を作る

膀胱炎は誰でも起こり得るので比較的身近な疾病ですが、膀胱から腎臓に菌が侵入し“腎炎”を起こすこともあります。
放置せず泌尿器科で受診し、早めに治療を開始することをおすすめします。

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