薬剤師に聞く!市販の咳止め薬の選び方。薬が効かないときは?処方薬との違いも

更新日:2022-08-12 | 公開日:2019-11-06
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薬剤師に聞く!市販の咳止め薬の選び方。薬が効かないときは?処方薬との違いも

「咳止めの薬はどういうものがいいの?」
「市販薬と処方薬の違いってなに?」
症状別の咳止め薬を選び方から、処方薬と市販薬の違い、咳が出ているときの過ごし方まで、薬剤師が解説します。

監修者


薬剤師

石上 和子先生

経歴

静岡薬科大学出身、現在、管理薬剤師として関東の薬局で活躍中。

市販薬の選び方

医師女性

咳止めの薬は、主に

  1. 咳が出るように指令する脳の部分に働く「中枢性鎮咳剤」
  2. 気管支の過敏な状態をやわらげてくれる「末梢性鎮咳剤」

の2タイプがあります。

「中枢性鎮咳剤」と「末梢性鎮咳剤」は、症状によって選ぶとよいでしょう。

中枢性鎮咳剤
メジコン
ジヒドロコデインリン酸塩
デキストロメトルファン臭化水素酸塩
など
痰などはからまない乾燥しているタイプの咳(コンコンと音は軽い、痰の絡まない咳)や、咳がひどすぎて体力を消耗しているときなどに使用されます。
末梢性鎮咳剤
メチルエフェドリン
クロルプレナリン
ジプロフィリン
マオウエキス
など
気道に分泌物が多いときや、気管支炎、肺炎、気管支喘息などに使用されます。

自己判断せず薬剤師に相談するのがおすすめです。

副作用がでるケースも

医師女性
副作用は、出る人と出ない人がいます。発疹・かゆみ・眠気・めまいなどが咳止めの薬の副作用として報告されています。

市販薬の併用はNG

医師女性
市販薬の併用はやめましょう。
併用したいものがある場合は薬剤師に必ず確認をしてください。

薬の多用で、肝臓に負担がかかったり、思わぬ副作用が出たりすることもあります。
医師の処方薬は指示通り服用し、現在服用中の市販薬がある場合は処方医に相談してから継続していいか確認してください。

なぜ?咳止め薬が効かない…?

医師女性
咳の原因は様々なので、咳の原因に対して合致していない薬を使えば、思ったように咳が止まらないこともあります。

市販薬で症状がおさまらない場合は、早めに医師の診断を受けましょう。その時までに飲んでいた薬も持参してください。

「市販薬」と「処方薬」の違い

医師女性
市販薬は、処方された薬とは異なり、体調や症状を総合的に判断して使用するわけではないので、本来の原因に合っていないものを選ぶと薬の働きが感じられない場合もあるかもしれません。

また、総合感冒薬(総合風邪薬)を使用している場合は、多くの成分が配合されていて、咳以外の鼻水や熱、鼻づまりなどを症状を軽減する成分が咳止め薬と一緒に少しずつ入っています。
そのため、「咳を抑える働き」に特化しているわけではないので、人によっては働きが弱いと感じるかもしれません。

病院ではどんな薬が処方されるの?

医師女性
基本の種類は、中枢性鎮咳剤・末梢性鎮咳剤です。

病院では、医師が体調や症状を総合的に判断して、薬が処方されます。検査を行い必要なものだけを使うように処方されます。
万が一、肺炎やアレルギーなどが原因の場合も迅速に発見できるという利点があります。

咳が2週間以上たってもよくならない時は、病院を受診して原因を取り除くようにしましょう。

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咳がでているときの過ごし方

咳は、長く続くと体力を奪われ、疲労の原因になります。
栄養を摂りたいところですが、咳が続き、食事がままならない場合は、数回に分け少量ずつ食事をとりましょう。
水分の補給も行うと痰などが出しやすくなります。
咳が2週間以上たっても良くならないときは、病院を受診して原因を取り除くようにしましょう。

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