目の下の痙攣…原因は脳腫瘍?“ずっと止まらない“のは要注意。病院は何科?

更新日:2023-01-25 | 公開日:2021-07-07
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目の下の痙攣…原因は脳腫瘍?“ずっと止まらない“のは要注意。病院は何科?

「目の下が痙攣する…もしかして脳腫瘍?」

脳腫瘍を疑うべき“要注意な症状”を、お医者さんが解説します。
受診すべき診療科、病院での検査方法なども併せて確認しましょう。

監修者
永澤 守 先生

かつしかキュアクリニック
院長

永澤 守先生

経歴

平成14年福井医科大学(現福井大学医学部)卒業
岐阜大学高齢科神経内科入局後松波総合病院にて内科研修、
岐阜大学高次救命救急センター出向。
美濃市立美濃病院内科。
東京さくら病院及び同認知症疾患センター勤務の後
令和元年7月かつしかキュアクリニック開業。

目の下の痙攣は脳腫瘍のせい?

医師男性
脳腫瘍があると、顔面神経が圧迫されて目の下に痙攣が起こることもあります。

ただし、目の下の痙攣は

  • 疲労やストレス
  • 睡眠不足

などによる一過性の神経の興奮よって起こるケースが多いです。

そのため、目の下の痙攣だけで脳腫瘍の有無は判断できません。

こんな症状もあったら「脳腫瘍の疑いアリ」

目の下の痙攣 脳腫瘍

  • 頭痛
  • 視力障害
  • 吐き気、嘔吐
  • 言葉の障害
  • 性格の変化
  • 難聴
  • 歩きにくい
  • 月経が来ない
  • 顔や体型の変化

顔の痙攣(頬、目・口の周り)に加えて上記の症状がある場合は、脳腫瘍が疑われます。
脳腫瘍の症状は、2~3カ月かけて少しずつ悪化していく傾向があります。

「脳腫瘍かもしれない…」と思うときは、早急に医療機関を受診してください。

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病院は何科で受診すればいい?

医師男性
脳腫瘍を疑うときは、脳神経内科を受診しましょう。

放置すると症状が悪化して、命に関わることもあります。
病気の悪化を防ぐには早期受診が重要です。

脳腫瘍は、良性腫瘍でもキケンです

脳は頭蓋骨に囲まれているため、たとえ良性の腫瘍であっても、それが大きくなるにつれ、脳内の圧が上がります。
脳圧が上がると、脳は下へ押し下げられます。
この現象によって脳幹が骨に押しつぶされてしまうと、脳がダメージを受け、最悪の場合死に至ります。

脳神経内科を探す

どんな検査を受けるの?

目の下の痙攣 脳腫瘍

医師男性
MRICTによる検査を行います。

MRI、CT検査では、頭蓋骨の内部を画像にして、腫瘍の存在を調べます。
検査の際には、必要に応じて“造影剤”という薬を使用することもあります。
造影剤を使って検査することで、腫瘍の悪性度や広がりを推定できます。

また、通常のCT検査やMRI検査にプラスして、特殊なMRI検査を行うケースもあります。
この検査では、脳の血液の変化をみる“fMRI(functional MRI)”を使用して、脳の言語野(言葉の中枢)や運動野(手足の動きの中枢)の位置を確認します。

検査にかかる時間は?

医師男性
CT検査の時間は1分程度です。
MRI検査は、撮影部位によって所要時間は異なりますが、30分〜60分程かかります。

検査にかかる費用は?

医師男性
CT検査もMRI検査も保険診療が適応されます。

CT検査は、自己負担が3割の場合、初診料込みで6,000円程です。
MRI検査は、自己負担が3割の場合、16,000円前後かかります。

なお、上記の金額に初診料や再診料、神経学的診察、造影CT、薬の処方などの料金を加算したものが、トータルの費用となります。

治療法は?

医師男性
脳腫瘍は、手術による治療が基本です。
これ以上症状を悪化させないために、可能な限り腫瘍を取り除きます。

ただし、体の状態や脳腫瘍の性質によっては、手術が選択されないこともあります。
悪性の脳腫瘍だったとしても、放射線や薬物療法による治療の効果を考えて、腫瘍を摘出しないケースもあります。(※胚細胞腫や中枢神経系悪性リンパ腫と診断がついた場合など)

また、腫瘍の性質に合わせて、手術に放射線治療、薬物療法を組み合わせることも可能です。
投与される薬の種類には、“分子標的薬”や“細胞障害性抗がん剤”といったものが挙げられます。

なお、良性腫瘍の場合には、原則として薬物療法は行いません。

脳神経内科を探す

※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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