デパスを飲み続けるとどうなるの?認知症になるって本当?|副作用や離脱症状も

公開日:2020-04-08 | 更新日:2020-09-07
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デパスを飲み続けるとどうなるの?認知症になるって本当?|副作用や離脱症状も

デパスとは抗不安薬、睡眠導入剤で、服用後すぐに効果を感じられる方が多く、認知度も高いお薬です。
しかし、依存性が高く、自己判断で使用し続けるのは危険です。
デパスを飲み続けことで生じる副作用や離脱症状について、薬剤師さんに詳しく解説していただきました。

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監修者

順天堂大学医学部病院管理学研究室漢方医学先端臨床センター
薬剤師

中尾 文香先生

経歴

横浜薬科大学薬学部卒業

デパスの効果

デパスは、主に神経症における不安や緊張、抑うつ症状、それに伴う睡眠障害を改善する働きを持ちます。
また、筋肉をほぐす作用(筋弛緩作用と言います)もあるので、腰痛や筋肉緊張性の頭痛に使われます

メリット

医師女性
薬の吸収がとても速いので、効果をすぐに感じられるかもしれません。

また、適応や1錠あたりの含有量にもよりますが、1日3回内服できる薬なので適宜頓用※としても用いられます
そのことにより、市販の解熱鎮痛剤やサプリメントのように気軽に飲める感覚に陥るかもしれません。

※頓用…食前、食後、就寝前というように定期的に内服するのではなく、症状に応じて服用すること。

デメリット

医師女性
薬を何度も内服することにより、依存症状が出る可能性があると言われています。

毎日内服していると、癖になるだけでなく慣れが出てしまいます
もっともっと飲みたい、飲まないと不安になってしまうといった症状が出る方もたまに見受けられます。

デパスの副作用

デパスを飲み続けると

デパスは心や体の緊張を和らげる作用を期待して処方されます。
従って、その緊張が和らぐことにより頭がぼーっとしたり、だるくなったり、眠くなってしまうことがあります。

高齢者や他にも薬を多く飲む人は特に注意

高齢の方や日頃から他の薬を多く内服されている方は、薬の代謝の速度が遅くなるなど必要以上の吸収量になり、副作用が強く出る場合があるので注意が必要です。

医師女性
比較的年齢が若く、忙しく日常生活を送っている方は適切に内服できる可能性があると言われています。

デパスの依存性

医師女性
最近では依存性があると問題視されています。
漫然と飲み続けるのではなく、適切な内服量や内服期間を守らないといけません。
長期間デパスを服用していて、服用を中断しようとすると、落ち着いていた症状が強くあらわれてしまい、やめられなくなることがあります。(常用量依存)
この症状は、服用する薬の量が増えていなくても生じる可能性があります。

デパスの離脱症状

医師女性
薬の服薬量を急に減らしたり、中断したりすると、痙攣発作やせん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状がでることもあります。

離脱症状には個人差があり、数日飲んで離脱症状を発現してしまう方とそうでない方がいます。長期間内服されていた方比較的症状が出やすいと言われています。
少しずつやめていく、少しずつ他の薬に切り替えていくなど必要になることがあります。
処方医と相談しながら薬と付き合っていきましょう。

デパスを飲み続けるとどうなる?

デパスを飲み続けると認知症のリスクが高まるという噂を聞いて不安です…。
女性
医師女性
まだ日本では明確にされていませんが、海外ではデパスの服用で認知症のリスクが高まるという報告があります。
しかし、医師の指示に従い、内服量・内服期間を守って正しく服用すれば、認知症のリスクはそれほど高いものではありません。
高齢者の方の場合は、内服期間を少なくとも1ヶ月以内とし、その後は他の薬に変更する、服用量を減らすなどデパスとうまく付き合っていく工夫が必要なので、必ず医師の指示に従うようにしましょう。

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デパスと上手に付き合って行くために

医師女性
デパスは即効性があり、一概に悪い薬・怖い薬ではありません。

ただ、使用方法を間違えると危険があるということです。これはデパスに限ったことではありません。
医師がデパス以外の薬を提案しているにも拘わらず、それを拒み内服し続けてしまう方も稀に見受けられます。
必ず医師の指導のもと薬を内服しましょう。

デパスの代わりになる薬は?

デパスに近い作用を持つ薬は次の通りです。

デパスに近い作用を持つ抗不安薬

  • ワイパックス
  • ソラナックス
  • ジプレキサ
  • 漢方薬 等

デパスに近い作用を持つ睡眠導入剤

  • マイスリー
  • ルネスタ
  • ベルソムラ
  • ロゼレム

デパスに近い筋弛緩作用を持つ薬

  • ミオナール
  • テルネリン

これらの薬がデパスに代わるかどうかは、症状や年齢にもよります。

医師女性
患者さんによっては、どうしてもデパスが必要なこともあると思いますので、必ず医師の指示に従いましょう

まとめ

現在内服している方で薬に対し不安に思っている方は、我慢せず医師・薬剤師に相談しましょう。
一緒により良い治療を目指していきましょうね。


監修者

順天堂大学医学部病院管理学研究室漢方医学先端臨床センター
薬剤師

中尾 文香先生

経歴

横浜薬科大学薬学部卒業

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